見覚えがある

投稿日:2021.04.04 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。


見出し画像

おはようございます。

堤下×キングコングのYouTubeがあまりにも面白すぎたので立て続けに二回連続観てしまったキングコング西野こと「自分が大好き」です。

日曜日の朝なので仕事の話はお休みにして、今日は駄文をお届けしたいと思います。

たいした内容でもないので、読み飛ばしていただいて構いません。

中年の日記です。

 

見覚えがある

4月1日に『CHIMNEY COFFEE』がオープンしました。

「渋谷駅から徒歩2分」という鬼立地です。

このようなチャンスをくださった皆様に心から感謝します。

CHIMNEYTOWN代表のヤン君から「ここのコーヒー、メチャクチャ美味しいから、会社として応援しようと思うんだけど…」と相談されて、「いいじゃん!」と返したのが1年ぐらい前…いや、もう少し前かな。

時期は覚えていませんが、「ヤン君がそこまで絶賛するのも珍しいな。よっぽど美味しいんだな」と思ったことは覚えています。

サロンの記事を遡っていただけると出てきますが、『CHIMNEY COFFEE』には夢があります。

2年ほど前。

東南アジア地域で最も貧困な国のひとつである「ラオス」に小学校を寄付させていただいたのですが、その時、ラオスが抱える「雇用」の問題に直面しました。

せっかく学んでも、働き口がないことにはどうしようもありません。

そこで、

ラオスで「コーヒー畑」を買って(※お金を払って借りて)、ラオスの人達の雇用を作り、そこでできたコーヒーを日本で売ろうと考えました。

今はまだまだそこまで進んでいませんが、いつか『CHIMNEY COFFEE』を全国展開させて、ラオスの人達の雇用を生み、安定させるのが僕らの一つの夢です。

そういった背景があるので、CHIMNEY COFFEEプロジェクトは「丁寧に進めよう!」がモットーになっていて、まずは渋谷店(期間限定)でオペレーションを固めて、そこから全国展開…という流れを考えています。

プロジェクトを任されたのは、CHIMNEY TOWN入社3ヶ月目の「べえ君」。

第1期インターンで落っこちたのに、めげずに第2期のインターンに応募してきやがって、気がつけばCHIMNEY TOWNの社員になっていた、「明るさ」しか持ち合わせていないポンコツです。

寝坊の常習犯で、仕事は苦手ですが、美味しそうにご飯を食べるのが得意です。

#ダメだろそんなヤツ

ポンコツであることは間違いないのですが、CHIMNEY COFFEEを卸してくださる店舗さんとの交渉では日本中を飛び回ってくれました。

CHIMNEY COFFEEが背負っているものの大きさを知っているので、今回の渋谷店のオープンには相当の覚悟や恐怖があったことでしょう。

4月1日は、そんな後輩の旗揚げの日だったので、仕事を途中で抜け出して、渋谷店を見に行く事にしました。

僕が店に入ってしまうと、スタッフやお客さんに気を使わせてしまうので、店の目の前の歩道橋の上からコッソリと様子を覗こうと思って歩道橋を歩いていると、歩道橋の上から店の入り口を不安そうに見ている人がいました。

「べえ君」です。

まるで落ち着かない様子で、その背中からは不安しか聞こえてきません。

真後ろに着いたのですが、それでも、まったく気づかない。

よっぽど視野が狭まっていたのだと思います。

この姿には、見覚えがあります。

8年前の冬のニューヨーク。

僕は、個展会場の入り口をジッと眺めていました。

海外では初めての個展で、右も左も分からない。

「お客さんは来てくれるだろうか?」

「一人も来てくれなかったら、どんな顔で日本に帰ればいいのだろう?」

頭のどこを開いても不安しか出てきません。

「挑戦さえしなければ、こんな恐怖は味わわずに済んだのに…」とも思いました。

個展会場にお客さんが一人入ってくれる度に「ほっ」として、そこから10分でも客足が遠のくと、また不安に押し潰されそうになる。

その繰り返しです。

営業時間中は、その調子でずっとビクビクしているもんですから、夜にはドッと疲れがやってきます。

自分で選んだ道なのに、ロクなもんじゃない。

震えながらCHIMNEY COFFEEの入り口を眺める「べえ君」は、あの日の自分みたいでした。

僕は、僕の次にもこうして挑戦者が出てきたことに頼もしさを覚え、そして、

自分の中に「父性」めいたものが芽生えている事に少し照れくさくなりました。

結局、べえ君には声をかけず、不安そうな背中だけ写真に撮って、そそくさと帰ってきました。

お店の様子は一度も見ていません(笑)。

こうしてサロンで取り上げているだけで、十分すぎるほど手を貸しているので、これ以上は手を貸しません。

CHIMNEY COFFEEは彼と彼のチームの挑戦です。

たくさん震えて、

たくさん頭を抱えて、

スタッフとお客さんを大切にして、

前に進んで欲しいなぁと思います。

僕は、僕の仕事をします。

コーヒーとフィナンシェが本当に美味しいお店です。

渋谷に寄られた際は、顔を出してやってください。

右も左も分からない後輩達が今日も頑張っています。

≪店 舗 概 要≫

●店 舗 名:CHIMNEY COFFEE × 000Cafe

●所 在 地:東京都渋谷区桜丘町25-18 NT渋谷ビル1F

●営業時間:11:00-18:00

●S N S: https://t.co/7VgMyiPO1G
 

◎予約はコチラから↓
https://yoyaku.toreta.in/chimneycoffee/#/

◎オンラインショップ↓
https://sfc.base.shop/
 

【追伸】

サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けてTwitter(本アカ)で呟いていただけると、西野がネコのようになついて、フォローさせていただく場合がありますので、感想よろ!







CHIMNEY COFFEEの近所に映画プペルのモデルとなった川があります。
探してみてね😊

※この記事にコメントしたい方はFacebook連携が必要です。
5/13
2025
チラ見せ
お坊ちゃんの文化祭いいかげんにしろ!
5/12
2025
チラ見せ
祭りを定着させる
5/11
2025
チラ見せ
ただの日記
5/10
2025
チラ見せ
商品は「誰に売るか」で変わる 〜ユーザー商品・ギフター...

ルール

内容はシェア・口外禁止です。

※ただし、投稿から1年が経過した記事はサロンメンバー特典として、
口外 ( コピペ ) OK!でも「右上にマル秘マーク」のあるものは
公開しないようにお願いします。