VIP戦略 ~メッチャ具体的な話編~

投稿日:2023.03.23 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。


おはようございます。
キングコングがコンビ揃って敬愛する「せやろがい師匠」から直々にお叱りを受けたキングコング西野です。
#口だけのキングコング
 
※詳しくはコチラ→https://youtu.be/Z7ql5CFSVok
  
さて。
今日は『VIP戦略 ~メッチャ具体的な話編~』というテーマでお話したいと思います。
 
 

僕たち全員の問題
 

3年~4年ほど前から、こと“日本”においては『たくさん売る』というゲームには限界を感じていて、そこから“富裕層”も視野に入れはじめ、「VIP商品(サービス)って、どんなだっけ?」「富裕層は何を求めている(何にお金を出す)んだっけ?」という仮説・検証実験を繰り返しています。
 
サロンメンバーさんには説明するまでもありませんが、僕らのチームが仕掛けるエンターテイメントが他のクリエイターさんが仕掛けるエンターテイメントと少しだけ規模が違う理由は、「制作過程を販売している(販売できるコミュニティーを持っている)」と「富裕層を押さえている」の二点です。
 
もはやお家芸のようになっている「VIP席を出しているから、B席を安くできる(=ファミリー層を獲得できる)」というのも、ここに含まれます。
 
そして、これはエンターテイメント業界に限った話ではなくて、こと日本で「VIP向けの商品(サービス)を持たないサービス提供者」は、ここからどんどんハードモード(無理ゲー)に入ることが見込まれます。
 
なので、「VIP向けの商品をどう設計していくか?」というのは僕たち全員の問題です。
 
 

「近い」が大事!!
 

VIP向け商品を設計していく上で、押さえておかなきゃいけないポイントは大きく二つだと思います。
 
一つ目は僕がよく言っていることですが「お客さん(あるいは自分が所属しているコミュニティー)のリテラシーをあげる」です。
 
「高価格帯商品(VIP席)が売れることが、低価格帯商品(B席)の値段を下げることを可能にする(=お金に余裕が無い人に優しい世界を作れる)」ということを、お客さんが知っていないと、お客さんは高価格帯商品を叩いてしまいます。
「金の亡者か!」「高い!」など。
 
恐ろしいことに、“自分が購入する予定も無いのに”叩いてしまいます。
 
昨日、番組でよく共演していたモデルのラブリちゃんのインスタライブが流れてきて、そこで彼女が「オンラインサロンを始めます!」としきりにアナウンスしていたのですが、そのコメント欄には「月額2000円は高い!」というコメントが並び、ラブリちゃん本人も「本当は、お金は要らない」と返していました。
 
本当にお金が要らないのであれば、オンラインサロンの売上を全額寄付すればいいわけですが、おそらく寄付はせずに、彼女の活動資金(生活資金)にまわすことでしょう。
 
そのお金で彼女は、SNS等で“無料で”たくさんの情報を発信して、それによって支えられている人が確実にいるわけですから、それでイイんです。素直に受け取ればイイんです。
 
だけど「サービスはしているのに、お金は受け取っちゃいけない」という謎の空気が蔓延しているので、「本当はお金は要らないんだけど…」という発言(弁明)に繋がってしまう。
 
VIP向け商品を出す時にはココが更に重要になってくるのですが、「受け取ったお金がどこに流れているか? それによって誰が助かっているか?」をお客さんに共有し、“お客さんのVIPリテラシー”を上げる必要があります。
 
お客さんのVIPリテラシーを上げないことには、VIP向けの商品を出すことができない。
これが一つ目。
 
二つ目は、先日のドバイ旅であらためて目の当たりにした“至極当たり前の”現実なのですが、「VIP向け商品を出したところで、近所にVIPがいなかったら売れない」です。
 
ドバイにはVIP向けの商品が山ほどあるわけですが、それを可能にしているのは、「税制面などでの法人支援で海外からVIPを呼び込んでいる」ということと、「アブダビ(オイルマネー)が近くにある」ということ。
 
要するに「VIPが近くにいるから、VIP向けの商品を出しても売れる」です。
 
VIPが近くにいる(VIPを近くに来させる)ことがメチャクチャ重要で、そのことを無視して「VIP向けの商品を持っていないと生きていけないから、VIP向けの商品を作るぞ!」とやったところで空振りに終わります。
 
もちろん一概には言えないのですが、僕が知っているVIPの多くは、あんまりYouTubeも観ていないし、SNSもあんまり積極的にはやっていません。
#だって忙しいから
 
先日、「やっぱ飲み会が大事!」という話をさせていただきましたが、VIPはそこにいて、そしてVIPの友達もVIPなので、そこ(対面のコミュニケーション)から、VIPコミュニティーを開拓していった方が筋が良い…というのが最近の研究結果です。
 
なので、VIP向けの商品を出す上で必要なのは「お客さんのVIPリテラシーを上げる」と「VIPのコミュニティーを作って、VIPの近くで店を出す」の二点です。
#エグい話をしています
 
シェア別荘『星の絨毯』はVIP向けの商品になると思うのですが、これを買ってもらうには『星の絨毯』の近く(物理的な話ではなく、情報としての近く)にVIPにいてもらわないといけない。
 
この動線を開拓することが『星の絨毯』プロジェクトの成功に繋がるのだと思います。
そんなこんなで、5月も『星の絨毯』の予定地の隣の料亭『明月記』さんで「スナック西野」を開催します。
 
とにもかくにも日本のVIPコミュニティーを作り(※5万顧問コミュニティーを進めています)、VIP向けの商品を作り、そして、兵庫県川西市の小学2年生の西野あきひろ君みたいな子供たちにエンターテイメントを届けていきたいと思います。
 
今日は「VIP向けの商品の作り方」について、少し具体的なお話をさせていただきました。
 
現場からは以上です。
 
【追伸】
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
  
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