※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。

レセプションの作法

2022.05.17 / 西野亮廣エンタメ研究所

おはようございます。
ティラノサウルスの尻尾を消してプリプリお尻のティラノサウルスのコラージュ画像を作ったキングコング西野こと「絶対に暇なオッサン」です。

さて。
今日は『レセプションの作法』というテーマでお話ししたいと思います。
スタッフの皆様への業務連絡も兼ねた内容です。

 

自分の可能性をキチンと語れ
 

去年12月のアメリカ遠征は、とても実りのあるものでした。
特に大きかったのは『レセプションパーティーの意味』を学べたこと。

兵庫県川西市の平々凡々なサラリーマン家庭で育った僕にとって「レセプションパーティー」など全く馴染みがなく、その言葉を知った後も、「パリピの金持ちがウェイウェイやっている場所」ぐらいのイメージでしかありませんでした。

そのイメージが大きく変わったのが去年の12月です。

パーティーに参加してくださったのは映画関係者と、アカデミー賞会員で、彼らを見ていると「才能(可能性)に投資したがっている」ということがヒシヒシと伝わってきます。

「西野亮廣という人間が何を考えていて、
どんなメッセージを伝えようとしていて、
それらを実現する為に、どこまでやれるヤツなのか?」

…ということを、ワイングラスを傾けながら、延々と品定めをしているんですね。

彼らが投資するのは、「お金」は勿論のこと、「自分の時間」や「自分の信用」などです。

「キミの才能は本当に素晴らしい。明日、時間を作れるか? キミと会わせたい人間がいる!」といった感じです。可能性や才能を見せることができれば、彼らは惜しみなく時間を投資してくれます。

ミュージカル『えんとつ町のプペル』のリーディング公演(@NY)の演出を務めるウィルとも、そんな感じで出会いました。

逆に言うと、「可能性(才能)を見せることができないレセプションパーティー」には何の意味もありません。
クソ高い会場費を支払って、少しだけチヤホヤされて終わりです。

華やかに見えるレセプションパーティーですが、実際のところは、ゴリゴリのプレゼンの場で、いかにスマートにプレゼンできるか?が勝負の決め手。

そこで、ウン億円、ウン十億円というお金が動き、
そこで、人が動きます。

繰り返しになりますが、「可能性(才能)を見せることができないレセプションパーティー」には何の意味もありません。

去年12月のアメリカでは、映画『えんとつ町のプペル』の試写会で『映画』を売り、
上映後のレセプションパーティーでは『西野亮廣』を売ることを決めたわけですが……さて、どうやって西野亮廣(チーム)の才能を売り込みましょう?

僕は、映画の上映後のレセプション会場で、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の日本公演の映像をBGMのように延々と流すことにしました。

そうすると、やっぱり食い付きがハンパないんです。
「キミは舞台作品も作っているのか!?」「キミの話をもっと聞かせてくれ!!」といった感じで。
#この時にミュージカルの勝ちを確信しました

そして、そこからまた映画の話に戻るんですね。
「そんなキミがこの映画に込めた想いを聞かせてくれ」と。

一時間もすれば、レセプションパーティーに参加していた皆がファンになって、「絶対にキミのことを応援する!」となり、いろんな扉が開きます。

『レセプションパーティー』とは、そういう場所であり、絶対に忘れちゃいけないのは…

「可能性や才能は、自分から発信しないと見つからない」

ということです。

来月、ニューヨークでミュージカル『えんとつ町のプペル』のリーディング公演(※関係者に向けたストーリーのお披露目会)があり、そのあとに、関係者に向けのレセプションパーティーを用意しました。

(※特別に10枠だけ一般参加券が出ています↓)
https://www.kamofunding.com/projects/setoguchi/rewards/25747

参加したくなるレセプションにすることが大事だし(※お料理とか)、なにより、可能性を見せることが大事です。

「コイツ、まだまだ弾を持ってんじゃん…」と思わせることが大切です。

スタッフには勿論、日本公演の映像と、映画の映像を会場で流すように伝えました。

ダメ押しとして、「えんとつ町のプペルのアートワーク」を会場に並べて、チラつかせておいた方がいいでしょう。
#これはリーディング公演の会場でも

もしかするとVRは、レセプションパーティーの「箸休めコンテンツ」としてはメチャクチャいいかもしれません。
#箸休めコンテンツってすっごく大事
#この話はまた今度

ミュージカルチームがやらなきゃいけないのは、そんな「チームの可能性を見せる為のレセプションパーティーの設計」で、ここは安く見積もらず、一つのイベントを作るのと同じ熱量で作った方がいい。
#くれぐれもパーティー参加者の時間を強引に奪うようなことはしちゃダメ

ブロードウェイ攻略の初戦は、来月のリーディング公演&レセプションパーティーです。

ここはゴリッといきましょう。

現場からは以上でーす。

【追伸】

https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。


https://vimeo.com/710640397/eaa14dab80
 

▼おゆうぎ会のセット

画像
 


▼おゆうぎ会の小道具

画像
 
画像
 
画像
 
画像
 
画像
 
画像
 
※この記事にコメントしたい方はFacebook連携が必要です。

ルール

内容はシェア・口外禁止です。

※ただし、投稿から1年が経過した記事はサロンメンバー特典として、
口外 ( コピペ ) OK!でも「右上にマル秘マーク」のあるものは
公開しないようにお願いします。
サロン記事
×
いいね
×
  • 玉木皓一