キンコン西野が仕掛ける地方創生のグランドデザイン

投稿日:2022.10.19 / 西野亮廣エンタメ研究所

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おはようございます。
『脱プラスチック』には賛成ですが、ストローだけは見逃して欲しいキングコング西野です。
 
さて。
今日は『キンコン西野が仕掛ける地方創生のグランドデザイン』という骨太なテーマでお届けしたいと思います。
「地元を盛り上げたい!」と考えている方は参考にしてみてください。
 
 

地を知る
 

もう、ずいぶん前の話ですが、地元(川西)の友達と呑んでいた時に「川西が元気無いねん。なんとかならへんかな?」という相談を受けました。
 
その時の僕は世界に仕掛けようとしていたタイミングだったのですが、このまま生まれ故郷に蓋をしてしまう自分は好きになれないし、なによりバッキバキに酔っ払っていたので、その場で「『えんとつ町のプペル美術館』を建てて、人を呼ぼう」と決めました。
 
そこから実現に向けてアレやコレやと動いてみたのですが、話を進めれば進めるほど、シミュレーションを繰り返せば繰り返すほど、
 
「人を集めるには『文化(理念)』を根付かせることが重要なので美術館は必要だけれど、最初に作るのは美術館じゃない」
 
という結論になっていきました。
お得意の朝令暮改です。
#怒らないで
#ブレーキを踏んだことを褒めて
 
大切なのは「地を知る」ことです。
 
兵庫県川西市はベッドタウン(大阪に働きに出ている人が帰るところ)。
当たり前の話ですが「ベッドタウン」を作る時は、「ベッドタウンに適した土地」が選ばるわけで、そこを「観光地」にするのは無理があります。
インパルス堤下君にスリムパンツを履かせるようなもので、似合わないんですね。
 
地を知り、地に合った打ち手を正しく選ぶべきで……となってくると、川西を盛り上げるには「集客し続ける場所」に持っていくのではなく、「住む場所」として再発見してもらうことが重要だと考えました。
 
その時、必要なのは「大型イベント(非日常)」じゃなくて、「日常」をキチンとお見せして、「初めて来たけど、ここ住みやすそうだな」と思ってもらうこと。
 
大切なので繰り返しますが、「日常」を見せることがメチャクソ大切です。
人気タレントを呼んでイベントをしたところで、街の明日には繋がらない。
#すっごく当たり前の話ですが意外とココで躓いている街は少なくありません。
 
なので「(川西に)町を作る!」と言い出してから今日の今日まで徹底してやっているのは、川西の日常の景色を確認していただける「少人数の飲み会」です。
その結果、川西に移り住む人がチョコチョコと出てきました。
 
僕自身、川西から離れてみて気がついたのですが、川西ってメチャクチャ住みやすいんです。
#川西のまわし者じゃないですよ
 
電車や高速道路も繋がっていて、新大阪や梅田から30分で、大阪国際空港から20分…なのに、四方を山に囲まれていて、大きな川が流れている。
街に出やすくて、街から帰りやすくて、緑に囲まれています。
Googleアースで見ていただけると一目瞭然ですが、こんな場所、世界のどこを探しても、なかなか無いんです。
 
先日、『サーカス』や『天才万博』でお世話になっているアーティストの『ウミネコ楽団』さんと川西でバッタリ会って、「なんで川西にいるんですか?」と聞いたら、「子育てのことを考えたら、川西が一番良くて、沖縄から引っ越して来ちゃいました」と。
 
決して地元贔屓しているわけではなくて、その気持ちは凄く凄く共感します。
 
3日前に一緒に飲んだ西畠清順君(世界中を飛び回っているプラントハンター)も、同じことを言っていました。
 
そもそも「住む場所」としてのポテンシャルが異常に高いのだから、それをそのまま押し出した方がイイ。
 
住宅街の真ん中にある『見上げる家』をレンタルスタジオとして貸し出すことにしたのも、それ(川西の日常を見てもらうこと)が理由です。
 
あ、そうそう。
 
『見上げる家』の値段設定について、「なんで5万2000円にしたのですか? 11時〜21時のレンタルなので、もっと高いと思っていました」という質問があったので、お答えしておきます。
 
たとえば…『見上げる家』の利用人数は「20人まで」なので、20人で2500〜3000円ずつ出せば借りることができます。
 
【見上げる家】
https://iookup.base.shop/
 
ここの負担を軽くすることで、一人でも多くの方に「川西の日常」を知ってもらうことが狙いです。
その中から、「この町に住もうかなぁ」と思ってくれる人が出てきたら最高。
 
『見上げる家』は、その入り口です😁
 
今、ボンヤリと考えているのは、『見上げる家』で撮影はホームパーティーをする人達用の出前(ケータリング)で、これが徒歩1分のところにある居酒屋『満天』やスナック『Candy』に注文できるようになると、『見上げる家』で集客して、地元の店にお金が落ちる…という流れが生まれるので最高です。
 
『満天』や『Candy』関係者の方(あるいは近しい友人)の方がいたら、もし気が向いたら「出前」「テイクアウト」のシステムを作っておいてください。
そこそこ具体的に応援できると思います。
 
キチンと地を知り、集めたエネルギーを自分のところに溜め込まず、地域に流す。
 
決して派手さはありませんが、これが一番強いと思っています。
 
皆様も気が向いたら、川西に遊びにいらしてください。
山の間を流れる川と並走する形で、懐かしい電車がゴトゴト走っている、空の広い町です。
 
現場からは以上です。
 
【追伸】
 
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

画像1

山奥(山の中)じゃなくて、山に囲まれているのよ。
 

画像2

『見上げる家』
 
https://iookup.base.shop/

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