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ベネフィット(顧客が商品から得られる恩恵・効果)をトコトン追及する。たとえ、実現できなかったとしても

2024.06.13 / 西野亮廣エンタメ研究所

おはようございます。
アメトーークの収録が楽しすぎて、田舎の店の前に座っているお爺さんみたいに終始ニコニコしていたキングコング西野です。
#再来週放送

さて。
今日は『ベネフィット(顧客が商品から得られる恩恵・効果)をトコトン追及する。たとえ、実現できなかったとしても』というテーマでお話ししたいと思います。

今日も燃えています🔥

本題に入る前に、まずはコチラから↓
  
  

あと123万円!!!
  

2025年8月9日~30日に上演するファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』(日本公演)に3000人の子供達を無料招待するためのクラウドファンディングに現在【1079名】の支援者様から、【1677万6000円】のご支援が集まっております。

現時点で【2796人】の子供達を無料で招待することができます。

たくさんのご支援、本当にありがとうございます!!

こちらのクラウドファンディングに集まった支援は(クラファンの手数料を抜いた全額を)『ファミリー応援シート』に使わせていただくのですが、当初、『ファミリー応援シート』の対象は「シングルファミリーのお子様」だったんです。

この時の問題として、当日の劇場で「ファミリー応援シートの方はコチラ」としてしまうと、「このご家庭はシングルファミリーですよ!」とアナウンスしてしまうようなものなので、それだけは絶対に避けたいなぁと思っていました。

その後、『ファミリー応援シート』には「多子世帯の子供達」も対象になった為、少しだけ紛らわせることができるようになりましたが、当初言っていた形で「この席は○○さんからのご支援です」と座席の前に貼り出してしまうと、それはそれで、親としては常に“後ろめたさ”のようなものを感じてしまうのかなぁ…と。

やっぱり、そこの“後ろめたさ”はどうしても潰したくて…だけど「○○さんからのご支援」というアナウンスはあった方がいい(そういう文化が当たり前になった方がいい)と思いまして…色々考えてみたのですが、支援者の名前を座席に貼り出すのではなく、『ファミリー応援シート』を購入してくださった方(親は購入する)に「チケットと一緒に事前に「支援者名がかかれたカード」のようなものをお送りする」が一番良さそうな気がします。
#もしくはメールでお知らせでも

その分の手数料は若干かかりますが(人数が人数なので)、それよりも「お客さんにはトコトン寄り添う」方が遥かに重要で、そこを徹底しないCHIMNEY TOWNなんかウンコ中のウンコだと思うので、やりきります。

「もっと、こういう(優しい)方法があるよ」というアイデアがあれば、どしどし教えてください。
優しい世界作りを、トコトンやったりますわ🔥

そんなこんなで、子供達の支援を引き続き宜しくお願いします↓
https://www.picture-book.jp/projects/2025poupelle-musical-gift

それでは、本題です。
  
  

現代日本の課題とビジネスチャンス
  

観光大国と化した日本が抱える問題の一つに「混雑」があります。
この問題に対処するためには、「並ばなくて済む」という体験をどうデザインするか?が重要なポイント。

運営側の視点から言えば、「行列がなくても利益が出るビジネスモデルの構築」といったところでしようか。

現在、アパレルブランドやラーメン屋などは「並ぶこと」自体が商品の価値としてカウントされています。

これは、人気の高さを示すバロメーターとして機能しているためです。
#食の場合は並んだらお腹が空くというのもある

ですが、ファミリー向けのエンタメ・サービスにおいては、「並ぶこと」は単純にマイナス要素として働きます。
特に、小さなお子さんを抱えるご家庭にとって、長時間の待ち時間は大きな負担となる。

この点を踏まえると、劇場公演などの「入場制限そのもの」が存在する場には、行列を避けるための工夫をする余地があり、ビジネスチャンスがあると言えそうです。

今、ボンヤリと考えているのは『混雑回避のための開場時間分割』です。

ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』(日本公演)は、ロビーを縁日のようにするつもりなのですが(※西野の手作りのスタンプラリーもあるよ!)、それに伴って、

・ロビー開場(開演2時間前)
・客席開場(開演30分前)
・開演

といった感じで、『開場』を2つに分けるつもりです。
これには「せっかく全国からお客さんを呼んでいるのに、近くのコンビニや居酒屋にお金と時間を落とされるのは悔しい」という黒西野の意図が潜んでいます。

真面目なことを言うと、「チケット代(チケットの売上げの範囲内)で作品を作っても圧倒的なモノは作れない」というのがある。

日本のどのミュージカルを観に行っても、とにかく美術セットにお金をかけられていなくて…ここには抗いたいです。

そんなこんなで、『ロビー開場』というものを設け、「ロビーでも制作費を作ろう!」としたわけですが、ここで先の『混雑』の話。

繰り返しますが、観光大国と化した日本が抱える問題の一つに「混雑」があり、この問題に対処するためには、「並ばなくて済む」という体験をどうデザインするか?が重要なポイントです。

「お客さんが並ぶ時間を極力無くす!!」をトコトンまで考え抜く必要がある。

…というのも、最近、ディズニーランドに行った人達からの不満が物凄いんです。
「高いお金を払ったけど、ほとんどの時間、並んでた」「子供がグズッて地獄だった」という。

今、僕がボンヤリと考えているのは『常設劇場』の可能性で、一日にウン万人も呼ばなくてもよくて、一日1000人程度でイイ。
これ以上は膨らませない。

だけど、その1000人には「ショー」以外の時間も劇場に落としてもらう。
そして、できるかぎり「並ばせない」。

この形を確立し、世界中に劇場を作る方が、テーマパークよりも遥かに可能性を感じています。
劇団四季2.0みたいな話です。

その時、「並ばせない」というのが非常に重要なポイントになってくると思っていて…たとえば『開演時間』と『客席開場時間』は同じだけれど、『ロビー開場時間』はチケットの種類によって変えてみてはどうだろうか?
#飛行機に搭乗する時のように

「早く来たけど待たされた」を潰すには、「早く来ても待たされますよ」の案内を徹底することが大切で、たとえば「A席の貴方のロビー開場時間は開演1時間半前です」と出してみたり。

そうやってロビーの開場時間を散らすことで、並ぶ時間を少し削ることができる。

後は劇場さんとの相談(許可取り)になってきますが、今日の話に関しては実現するかどうかよりも、「ベネフィットをトコトン追及しているか、否か」だと思います。

皆さんはどうですか?
僕はやりますよ、今日も🔥

現場からは以上です。

【追伸①】
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2025年8月10日(日)17時公演『えんとつ町のプペル』VIP席
https://chimneytown.net/products/30-2025-8-10-17-vip

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