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『ボトルジョージ』のイカつめの戦略

2024.04.22 / 西野亮廣エンタメ研究所


 

おはようございます。
1日4本撮りを許してくれるならレギュラー番組もできるんだけれど…」と呟いたところ、「1日5本撮り」の仕事のオファーを出されたキングコング西野です。
#体力には自信がある

さて。
今日は「『ボトルジョージ』のイカつめの戦略」というテーマでお話したいと思います。

僕が頭の中を晒け出す“蔵出し回”でございます。
 
 

グッズ革命
 

先週末、コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』の試写会がありました。
いただく感想の一つ一つが新鮮で、「依存症」をテーマにして(難しい方に舵をきって)良かったなぁと感じているところです。
#今週末はサンフランシスコ国際映画祭

さて。
そんな試写会の裏でコッソリと動いていた「数字」を共有させていただきます。

まず今回の試写会&パーティーで販売させていただいた『ボトルジョージ』の【アートシート】から。

ちなみに【アートシート】というのは、以前、ミュージカル『えんとつ町のプペル@ニューヨーク』のプレゼン公演(※投資家向け公演)の時のクラウドファンディングで作った『えんとつ町のプペル オリジナルバインダー(通称:挑戦ノート)』にドンズバで挟み込むことができる『3つ穴の厚紙』のことです。

『厚紙』と言っちゃうと、作ってくれたクリエイターさんに怒られちゃうんですが、『ボトルジョージ』の印象的なシーンを切り取って、発色のテストやら何やらを繰り返して、ようやく辿り着いた厚紙です。
#厚紙以外の呼び方を教えてくれ

手にとって見ていただけると分かるのですが、これが本当によくできていて、お値段以上ニトリです。

※お客様の声↓
https://twitter.com/terumi0922/status/1782036601931272433

今回の試写会&パーティーのグッズコーナーで、そのアートシートを販売させていただいたのですが、これがなんと『189セット(726枚)』もご購入いただいて、売上は『22万6200円』となりました。

普段、CHIMNEY TOWNのイカれた予算を聞かされている皆さんからすると、この数字だけ聞くと、それほど驚きはないかもしれませんが、忘れちゃいけないのが「紙を販売して22万6200円」といった点。

ぶっちゃけ利益率はメチャクチャ良いし、そして(これ意外と大事)配送コストがかからない。
「在庫が残ったので、オフィスに郵送します」みたいなことをしなくて済むんです。

『バインダー×アートシート』を思いついた時は自分の中でも結構なインパクトだったのですが、正直、予想以上の結果が出ました。
(※プペルや夢幻鉄道や、各種イベントでも、オリジナルアートシートを出していける)

タケダ曰く『えんとつ町のプペル オリジナルバインダー』は「今アメリカの生産側がおいついてなく、ちょこちょこ輸入しております。再販のスケジュール確認中です!」とのこと。

バインダーを持ってくださる方が増えれば増えるほどアートシートのインパクトが大きくなるので、ここは丁寧に進めていこうと思います。
 
 

アートパネルとイメージボード
 

次に、現在、南青山にある美容室NORAさんで展示中の『ボトルジョージ』のアートパネルとイメージボードについて。

実は試写会&パーティーがあった日に、アートパネル(20万円)が一気に5点売れました。
売り上げとしては100万円ですね。

「アートで予算を回収する」というのはバンドザウルスからの流れで、我々にとっては「アートパネルを購入する文化」みたいなものが少しずつ出来上がってきたのが大きな意味を持っています。

ここは(作品の制作費を回収するプロデューサー勢にとっては)もう完全に「攻めどころ」でして、ここからの展開としては、「“人気がある(すでに売れた)カットの前後のカット”のアートパネルを追加で販売する」といったところ。

ちなみに全てのアートパネルは【一点限り】なので、同じカット(同じアートパネル)は2つとありません。
#御安心を

この「追加のアートパネル」ですが、この先にコッソリと計画している『海外のクラウドファンディング』のリターンとして出すのが良いと思っておりまして、海外のクラウドファンディングをスタートさせる前に、事前に「欲しい(確実に購入する)アートパネル」を御客様からヒアリングしておいて、海外のクラウドファンディングの開始と同時に購入していただいて、海外のクラウドファンディングをハックするのが面白そうです。

すでに完売しているアートパネルの前後のカットの購入を検討されている方は、現在立ち上がっている『ボトルジョージ展』のクラウドファンディングのリターン欄から探していただいて、「アートパネルの番号(No.○○)」を、今日のサロン記事のコメント欄までお申し付けください。
「No.○○の前後いずれかのアートパネルを買いたいです」といった感じで。

スタッフが個別に対応させていただきます。

※コチラから→ https://www.picture-book.jp/projects/bottlegeorge-nora

ちなみに、『アートパネル』に関しては、実際に撮影したもの(繋げて映像にするもの)なので、「前後のカット」があるのですが、実は『イメージボード』に関しては「前後のカット」はないので、結果的に珍しくなる(希少価値が出る)のは実は『イメージボード』の方だと思います。

そのことも踏まえて検討していただけると。
 
 

ペイパービュー(PPV)の可能性
 

最後に。
今、僕が考えている最新のネタについて。

前々から言っているとおり『ボトルジョージ』は「アート作品として、最後は一人に売る(有名な美術館に展示してもらう)」が一番オモロイと思っていて、そこに価値をつけるには、「『ボトルジョージ』は皆の手元にない(家で観ようと思っても観れない)」という状態を作っておくことが大切です。

なので、DVD化もBlu-ray化もせず、NetflixやAmazonプライムにも出しません。

「アート作品として出すのだから、『配信』という選択肢は無いよなぁ」と思っていたのですが、よくよく考えてみるも、大切なのは「(アート作品として売り出す時に)皆の手元に無い」という状態であって、たとえ「配信」したとしても、最終的にお客さんの手元に残らなければ何も問題ないことに今さら気がつきました。

なので、やっぱりNetflixやAmazonプライムに売ってしまうのは宜しくないのですが(コッチのタイミングで配信をストップできないから)、よくよく考えてみれば、配信の期間を限定したペイパービュー(PPV)は何も問題なさそうです。

僕らのお家芸とも呼べる『オンライン配信チケット』ですね。

今度の海外のクラウドファンディングのリターンで、PPVを出すのは意外と面白いんじゃないかしら?というのが『ボトルジョージ』の販売戦略の現在地です。

PPVを出すことによって映画祭に影響が出てしまったら元も子もないので、そこは慎重に進める必要がありますが、意外とコレが最も大きなインパクトを作れるんじゃないかなぁと思っています。

とにもかくにも、ここから『ボトルジョージ』の【届ける編】が始まります。
トコトンやったります。

応援宜しくお願いします。

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コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』個展を大成功させたい!
https://www.picture-book.jp/projects/bottlegeorge-nora

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