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Founder market fit(ファウンダー・マーケット・フィット)

2024.08.17 / 西野亮廣エンタメ研究所

おはようございます。
まわりの皆さんがビアガーデンのアルバイトで盛り上がっているキングコング西野です。
#なんで ?

さて。
今日は『Founder market fit(ファウンダー・マーケット・フィット)』というテーマでお話ししたいと思います。
 
 

パブリックドメイン
 

Voicyでも散々お話ししておりますが、ここにきて『ピーターパン』にドドハマリしておりまして、ついには舞台のプロットを書き始める始末。
#こんなことをやっている余裕はないのに

ハッタリでも何でもなくて、今の僕よりも『ピーターパン』を面白く描ける人は世界のどこにもいないと思うので、2026年めがけて本気で作りにいってやろうかと思っているぐらい。

僕がここまで『ピーターパン』にハマッた理由は、「原作の圧倒的な魅力」であることには違いないのですが…とはいえ、どうしてこのタイミングでハマッたのか?

もう一つ言うと、「西野亮廣がピーターパンを作ること」に僕の中で違和感があれば、たぶん僕はブレーキを踏んでいるハズで…そのブレーキを踏まないということは、「西野亮廣がピーターパンを作ること」に(まだ言語化はできていないけれど)納得感があるのかもしれない…といったことを思いました。

「想い」や「感情」だけじゃなくて、そこに「時代」や「市場」がドンズバでハマっているから、ここまで前のめりになれているのでは?…という仮説です。

そんなこんなで、後付け感は否めませんが、「僕がピーターパンにハマッた(ハマることを止めなかった)理由」を色々と考えてみたんです。

まず見えてきたのは、オンラインサロンの中でも、ここ何年かずっと叫び続けてきた「エンタメの新陳代謝(風化)の速さ」の問題です。

毎日のように新作が生まれ、毎日のように話題作が生まれ、毎日のように作品が忘れさられていく時代を僕らは生きていて、アメリカの友人が生成AIのすんごいソフトを開発し「アニメーションの民主化」を謳っているのもあって、「新作の脆弱さ」「新作の価値の低下」がどうしても目につくようになりました。

バンドザウルスをカバー曲で固めたのも「オリジナル曲のコモディティ化」が理由で、「見たことないものはAIでいくらでも生成できるけれど、『思い出』は生成できないよね」みたいなところから始まっています。

御存知のとおり、バンドザウルス以前から「あやかる」ことの重要性について叫び続けてきたわけですが、生成AIがトドメを刺した感じがしていて、そういえばCHIMNEY TOWNが「古典」を取り扱う『CHIMNEY TOWN classic』をひたすら探していました。

CHIMNEY TOWN DAOが立ち上がった当初も「パブリックドメイン(著作権が切れた作品)」について、やたら言及していたと記憶しています。

ちなみに、『ピーターパン』は日本ではすでにパブリックドメインになっていて(だから色んな劇団がピーターパンをやっている)、著作権保護期間が「作品の初出から95年」のアメリカでも、1911年出版の小説「ピーターとウェンディ」は既にパブリックドメインとなっていて、戯曲(舞台版)「ピーター・パン」も1928年の上演からのカウントになるので、僕がブロードウェイに本格進出をした2024年1月1日からパブリックドメインとなっております。
#間違ってるかもしれないのでキチンと調べて

権利の問題で引っ掛かっていたら、ここまでハマっていなかったと思うのですが…要するに「あやかった方がイイと言っているヤツの元に、あやかれるタイミングがきちゃった」といったところです。
  
 

創業者とマーケットの適合性
 

ここまでハマッた理由の二つ目が、今日の主題である『Founder market fit(ファウンダー・マーケット・フィット)』なのですが、ファウンダー・マーケット・フィットというのは平たく言うと、「創業者と市場がフィットしてることが大事だよねー」といったところです。

「誰が作るか?」「なぜ、あなたが作らなければならないのか?」という世界線ですね。

この対義語が、プロダクト・マーケット・フィットで「その商品と市場はフィットしてますか? 」という世界線。

僕は「プロダクト・マーケット・フィット」を狙えるほど器用な人間ではなく、『えんとつ町のプペル』から分かるとおり、作品の中で「僕自身」を描き、それを受け入れてくれる市場を探すしかありません。

僕が描く『ピーターパン』でいうところの「ファウンダー」と「マーケット」は、「僕」と「市場」ではなく、「僕」と「市場に受け入れてもらっているピーターパン」で、「西野亮廣が『ピーターパン』(を描くこと)に違和感がないか?」がものすごく大切だと思っています。

ここに違和感があると、マーケティング臭(「ピーターパン」をやったら売れるんでしょ?)が匂ってしまって、誰の心にも届かない。

まわりの皆がどんどん大人になっていき、その寂しさから、時間の流れに抗うように子供を集めて自分を慰めているピーターパンを見た時に、あまりにも心当たりがあって……少なくとも日本だと「西野亮廣が『ピーターパン』をやります」と発表した時に、「なんか、わかるわ」となる気がしています。

僕にとっての『ピーターパン』は、明らかにファウンダー・マーケット・フィットで、市場に受けるように自分の形を矯正しているわけじゃないので、何時間でも、何日でも、ブッ通しでやれるんです。

ここ数日は本当に酷い睡眠不足で(ときどきラジオを録った記憶がない日があるぐらい!)、きっと身体にはあまりよくないと思うのですが、一方で、ファウンダー・マーケット・フィットの強さを思い知らされております。

僕が『ピーターパン』にハマッた理由を言語化すると、こんなところです。

いいオモチャを見つけました😁

現場からは以上です。

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