ビジネスにおける【強さ】とは何か?

投稿日:2023.07.25 / 西野亮廣エンタメ研究所

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おはようございます。
舞台『テイラー・バートン』は、「ジャズシンガー【子門まさ子】のイベント会場」という設定なので、「もう、劇場(東京キネマ倶楽部)の外から子門まさ子のライブ会場として作り込もう!」となり、劇場の前に『テイラー・バートン』の看板を出さないことが決まっちゃったので、当日、混乱されるお客様が確実に発生すると思っているキングコング西野です。
#思っているんだったら何とかしろよ

さて。
今日は『ビジネスにおける【強さ】とは何か?』というテーマでお話ししたいと思います。

「ビジネスにおける『強さ』をキチンと定義して、その上で、どう設計していくか?」みたいな話ッス。
#後半は業務連絡です

さっそく本題です。

 

僕なら○○さんをブッキングできますよ
 

昨日、舞台『テイラー・バートン』の稽古合間に、演出助手のMOEKOさんに「○○劇場って、ときどき謎の演目をやっていますが、あれ、どういう基準で演目が決まっているんですか?」という質問したんです。

すると、「いろんなパターンがあるのですが、その中に『プロデューサーの持ち込み企画』というものがありまして…」とMOEKOさん。

聞けば、フリーのプロデューサーが「あの~こんな演目をやりたいんっすけど…」と劇場に企画を持ち込み、その際に「ちなみに、僕だったら、俳優の○○さんと、○○さんをブッキングできます(声をかけれます)」と言うそう。

僕は、「キャストの集客力」で集客を頼る舞台作りは、人気しかないキャスト(歌も演技もヘタクソなキャスト)のブッキングに繋がり、「舞台って面白くないね」という感想に繋がり、文化の衰退に繋がるので、そこそこ否定派なのですが、日本の演劇のほとんどは「キャストの集客力」頼み。

劇場側としても、よっぽどの覚悟とビジネスプランを持ち合わせている劇場を除いては、「○○さんが出てくださるなら、是非!」となっています。
#食っていかなきゃいけないので

「キャストの集客力頼りの舞台作り」の是非はさておき、一つ確かなことは、少なくとも日本の演劇シーンでは「○○さんをブッキングできる」というのは“企画を前に進める力”であるということ。

下世話な言い方をすると「“繋がり”を持ってるヤツが強い」です。

これは何も演劇シーンに限った話じゃなくて、ぶっちゃけ僕も「西野さんの案件だからやります」と言っていただけることがありますし、僕としても、マネージャーが断りかけた仕事に対して「○○さんの仕事だから、やろうよ!」と言ったことは何百回もあります。

これは『クリエイティブ力』『拡散力』『企画力』と並べて言語化した方がいい能力の一つで、『パイプ力(繋がり力)』とでも呼ぶべきでしょうか。

さっきの話で言うと、○○劇場の演目を決めているのは、つまるところ「プロデューサーのパイプ力」で、『クリエイティブ力』『拡散力』『企画力』といったものは、その下に紐付いているものなので、僕らが思っている以上に『パイプ力』というのは重要です。

『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』で【経営者席】を設けた理由はそれで、「経営者同士の繋がり」というのは、メチャクチャ大事。
#参加される経営者さんは良かったら名刺を持ってきてください

【経営者席】
https://www.picture-book.jp/projects/halloween-vip/rewards/36169

…ということを踏まえて、舞台『テイラー・バートン』はどう設計していくべきか?

ここからは実践編です。

 

次に繋げなきゃ意味がない
 

色々と御心配をおかけしたので、先に御報告しておくと…一ヶ月前に「-1800万円」だった舞台『テイラー・バートン』の懐事情は、(クオリティーを落とさないままの)予算の見直しや、クラウドファンディング&NFTなどの合わせ技で、マイナスを全て潰すことに成功しました。

今は黒字ラインに突入し、オンライン配信チケットがどんどん売れているので、予算問題はウイニングランに入りました。

たくさんの御支援、本当にありがとうございました。

【※舞台『テイラー・バードン』(脚本・演出 西野亮廣)のオンライン配信チケットはコチラから】→ https://chimneytownusa.zaiko.io/e/tayler-burton

もちろん、「黒字にする」が舞台をやる目的ではありません。
#お金を稼ぐことが目的ならば舞台なんて絶対にやらない

「黒字化」は活動を続ける為の手段の一つでしかなくて、僕らの目的は「お客様を感動させること(※今回の場合はニヤニヤさせること)」、そして、「このプロジェクトに参加してくださったキャスト&スタッフの皆様の次に繋げること」です。

照明演出のイジツさん(SHOW DESIGN)が旗を振って、10月28日(土)に幕張メッセで『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』という気の振れた盆踊り大会を主催するのですが、そのことを『テイラー・バートン』の出演者に伝えると、「イジツさんがやられるんだったら、いくらでも手伝うから、いつでも言うてー」と返ってきて、これが『強さ』だと再確認しました。

「今度、別の企画でお返ししますので…今回はお言葉に甘えさせていただいて、いいっすか?」を言える関係をどれだけ作っているかが『強さ』だと。

というわけで、ここからは『テイラー・バートン』のプロデューサー陣や、CHIMNEY TOWNのスタッフの皆様へ【業務連絡】なのですが、7月30日(千秋楽)の終演時間が14時半です。

終演後すぐに一階席の椅子を撤収して、代わりに、キネマ倶楽部にあるBARテーブルをいくつか出してください。

配信チケットの後追い宣伝を兼ねて、15時から(早められるなら早めたい)、ステージ上では宮迫チャンネル@YouTubeの撮影(公演終了後のトーク)をするのですが、その時には、スタッフさんが一階席で呑みながら、野次を飛ばしながら、収録を観れるようにセッティングしておいてください。
#雰囲気を作る為に一階席のセッティング中と客出しMは流しっぱなしにしておいてください

収録は15時半には終わると思うので、15時半から、撤収開始の16時までは『一次会』として、キネマ倶楽部の一階でキャスト&スタッフで呑みましょう。

そこで一言三言、声を掛け合うことが、とってもとっても大切だと思います。

二次会は、近くの店を押さえておいてください。
キャスト&スタッフを繋げることが目的なので、なるべく「仕切り」の少ない店が嬉しいです。

CHIMNEY TOWNのスタッフも、自分達が仕掛ける次のプロジェクトのことを考えて、ここには参加しておいた方が絶対にイイ。
#名札を付けておくと更にイイ
#タケダとっととバンドザウルス名札を作って

とにもかくにも、『パイプ力』を甘く見ない方がよくて、ここは徹底的にデザインしましょう。
泣いても笑っても、最後は「人」なので。

もろもろ宜しくお願いします。

現場からは以上です。

【追伸①】
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

【追伸②】
舞台『テイラー・バートン』(脚本・演出 西野亮廣)のオンライン配信チケットはコチラから→https://chimneytownusa.zaiko.io/e/tayler-burton
#映像はメチャクチャ作り込みます

舞台『テイラー・バートン』で演劇の新しい雛型を作りたい!
https://www.picture-book.jp/projects/taylorburton

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