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配給会社と短編映画

2024.04.30 / 西野亮廣エンタメ研究所



おはようございます。
一番好きな乗り物はブッちぎりで『電動自転車』のキングコング西野です。

さて。
今日は『配給会社と短編映画』という、どう考えても世界でここでしか聞けないお話をさせていただきたいと思います。

 

『ボトルジョージ』が切り開く道
 

『サンフランシスコ国際映画祭』の結果を発表したかったのですが、今日は朝から予定が詰まっておりまして、結果発表前にこの記事を書いておりますゆえ、結果報告は次回以降になります。
御容赦ください。

さて。

ついにお客さんの前に姿を現したコマ撮り短編映画『ボトルジョージ』ですが、その反応はすこぶる上々で、サンフランシスコでは大きな大きな拍手で迎えていただきました。
『サンフランシスコ国際映画祭』の短編部門にノミネートされた9作品は、言ってしまえば本年度の有望株で(※もちろん同映画祭に参加していない素晴らしい作品もまだまだあります)、この度、それらの作品と“横並び”になった『ボトルジョージ』を観させていただいたのですが、贔屓目抜きにクオリティーではブッちぎっていました。

今回の『サンフランシスコ国際映画祭』の結果がどうなるかは分かりませんが(※ここばっかりは時の運)、「どこかの映画祭でグランプリに絡んでくるだろうなぁ」という手応えが確かにありました。

それは、作り手(親バカ達)だけではなく、おそらく今回の『サンフランシスコ国際映画祭』に参加した方全員が感じたと思われます。
#それぐらいクオリティーではブッちぎっていた

ただ、僕たちの目的は「コンクール」ではありません。

「コンクール」は『ボトルジョージ』をたくさんの人に届ける為…あるいは、予算回収を加速させるためのバリュー作り(宣伝)であって、目的はやっぱり、「短編作品をたくさんの人に届けて、クリエイターが短編作品で食っていける世界を創る」です。
#ここは絶対

その為の最適解を探し続けているのが今です。

このサロンでは何度もお話しさせていただいていますが、「10分の短編作品を映画館に観に行く文化が無い」は、やはり向き合わなきゃいけない現実で、もう少し掘り下げると、「たくさん売れるものじゃないものを、たくさん売らないとマネタイズできないようにしてしまっているから、これまでマネタイズできていない」といったところです。

「明らかに無理してるよね」という。

そんなこんなで「アート作品として、一人に買ってもらったら良くね?」と西野がおかしなことを言い出したわけですが(※サンフランシスコ国際映画祭のQ&Aでこの話をした時にドン引きされたw)、よくよく考えてみたら、“アート作品として一人に買ってもらう時に、他の皆の手元に『ボトルジョージ』が無ければいいだけの話”で、期限を決めてPPV(有料オンライン配信)すれば、PPV収益とアート収益の二毛作ができるよなぁ…というのが『ボトルジョージ』販売戦略の現在地です。

実は現在、配給会社さんから興味を持っていただいて、松本P経由で探りを入れられているところなのですが、「配給会社に委ねてしまうと、PPV販売もアート販売もできなくなってしまう(※配給会社は映画館公開や、DVDやBlu-ray化で売り上げを作りたい)」という問題があって、少し慎重になっています。

ただ、ここは話し合いだと思っていて、配給会社が僕らの意図を全て汲んでくださって、これまでの「映画館で公開→DVD化」というビジネスモデルではなく、「PPV→アート化」というビジネスモデルを共に実現してくれるのであれば、『配給会社と組む』という選択肢はありそう。

今、僕が描いている最も面白い未来は…

①アカデミー賞受賞
②アカデミー賞を受賞したタイミングでPPVを期間限定販売
③PPVの期間が終わればアート作品として販売

です。
②のタイミングで、③の予約販売(※作品が手元に届くのはPPVの配信が終わってから)を始めてもいいかなぁとも思っていて…いずれにせよ、PPVという手を打つにしても、アートという手を打つにしても、「もっとも熱いタイミング」にドンズバで仕掛けるのが最も大切で、配給会社を絡めた時に、ここのフットワークが重くなってしまうことを杞憂しています。

いずれにせよ、せっかくやるなら、世界で一番オモロイやり方で確実に勝ちにいきたいです。
ジックリと様子を見ながら、その時の最適解を探ります。

一緒に見守ってやってください。

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