おはようございます。
テイラーバートンの美術セットの中に住みたいキングコング西野です。
このオンラインサロンは、会社単位で契約をしていただく『法人会員サービス』(※契約していただいた会社の社員さんのメールアドレスにサロン記事が毎日届く)もやっているので、時々、世の中の「社員さん」に向けて記事を書いたりしているのですが、今日がその回です。
「ウチの社員にも読ませたい!」という経営者さんは「法人会員」を是非↓
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それでは本題です。
「教えてもらう前提」で働くな。「価値を提供する前提」で働け。それが「仕事」だ。
もう、この“中タイトル”に書いたことが全てなのですが、世の中の多くの若手社員は「教えてもらう前提」で働きます。
まるで「若手なんですから、できなくて当たり前でしょ」という顔で。
プロスポーツに置き換えると、それがいかにフザけた言い分なのかが分かりやすいと思うのですが……試合に出た時点で「プロ」で、そこには「1年目だからしょうがない」といった寝言は存在しません。
1年目であろうと、試合で結果が出せなければ「給料ドロボウ」とバッシングされますし、二軍・三軍に落とされます。
芸能の世界でもそう。
僕は芸歴2年目の時にM-1の決勝に進んだのですが、7位に終わり、なかなかのバッシングを浴びました。
同世代で見ればブッチギリで全国1位だったのですが、お客さんにとっては「芸歴」は関係の無い話で、僕らのカテゴリーは「2年目の芸人」ではなくて、「プロの芸人」。
「プロの芸人」が笑わしきれなかったのだから、バッシングを浴びて当然です。
以前、CHIMNEY TOWN USA代表の瀬戸口が、アドバイスをくださった俳優の吉原光夫さんに対して、「勉強になります!ありがとうございます!」と頭を下げたところ、
「セトちゃんは、『勉強になります』を口癖のように言うけど…その癖、やめな。俺はキミに勉強を教える為にいるわけじゃないし、俺とキミは互いに価値を提供し合わないといけないビジネスパートナーだろ?」
と言っておられて、本当にその通りだと思いました。
光夫さんは「勉強になります!ありがとうございます!」の“頻度”に違和感を覚えられたと思うのですが、やはり「教えてもらう前提」はおかしな話。
「教えてもらう前提」で向き合うのならば、学校や塾に授業料を払っているように、教えてくださる相手にお金を払わなきゃいけない。
学生ノリが消えず、ココを勘違いしている若手が多いです。
そんな中、昨日はCHIMNEY TOWNの中で、「ああ、これ、若手がやりがちだなぁ」と思う若手のミス(ミスなのか?)があったので、皆さんに共有させていただきます。
名前は伏せますが、CHIMNEY TOWNの中に、あまり文章が得意じゃない子がいるんです。
そのこと自体は全然構わないのですが、その子が提出しなきゃいけない資料があって、その文章の「添削」を西野亮廣に投げてきたんですね。
本人的には「最終確認」を投げたつもりだったと思うのですが、実際のところは「添削」レベルで、一行一行、直していかなきゃいけない。
まず大前提として、「その添削作業を(舞台本番前の)西野亮廣にやらせている」「その事を他のメンバーが見て見ぬフリをしている(#俺のプロジェクトじゃないし)」というところに、チームの無駄と薄情さが出ていて、僕は嫌いなのですが、それはそうと、気になるのは西野に文章の確認を投げた本人が「西野に添削してもらう前提」であったこと。
「良くないところがあったら、西野さんに直してもらおう」が透けて見える。
本人はバレていないつもりかもしれませんが(#ていうか相手誰だと思ってんの?)、何百人も何千人も見てきた人間からすると、本人がギリギリまで熟考して、練りに練って、「この一発で決める」という覚悟で提出した資料と、「ダメなところがあったら、西野さんに添削しても~らおっ」という覚悟で提出した資料の違いは1秒で分かって、今回は明らかに後者でした。
これは世の中の全若手社員に言いますが、会社は学校じゃない。
「教えてもらう前提」で働くな。
「価値を提供する前提」で働け。
それが「仕事」だ。
それが嫌なら仕事を辞めて、実家のママのオッパイでも吸ってろ。
ここは「会社」で、僕らはビジネスパートナーだ。
「価値を提供する前提」で働いた結果、不足があれば、それは上司が補う。
その時に、とことん学べ。
この順番を決して間違うな。
文章にすると、なんか怒っているみたいになっちゃってますが(仲間が躓いているのにフォローにいかない文化はキモイと思っているけども)、ここで言いたいことは「会社って、こういう世界なんだよ」ということ。
そして、もう一つは、「お前は資料を提出した経験がないから『手抜き資料(上司に添削丸投げ)』でもバレないと思っているかもしれないけど、上司は、これまで『手抜き資料』を何度も提出されてきたので、確実に見抜くぞ」ということ。
要するに「上司にバレないと思うな」です。
経験者ならば、ひと目見れば、「あ。コイツ、手を抜いてきやがったな…」と必ずなるので。
あと、メチャクチャ生々しい話をすると「あ。…コイツ、“俺相手”に(手を)抜いてきやがったな…」という怖い人がいて、その時は一発退場になるので、本当に気をつけた方がいい。
#仕事のスピードを求めることと手を抜くことは違うぞ
繰り返しますが、会社は学校じゃないので、「何度も、手直しをしてもらえる前提」で仕事をしちゃダメです。
基本的には無駄球は投げず、必ず一球入魂で、一発で仕留めにいってください。
その結果、足りなかった場合は仕方がない。
全ての若手社員さんを応援しています。
頑張って。
現場から以上です。
【追伸①】
「https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
【追伸②】
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