おはようございます。
日曜日の今日は仕事のゴリゴリ話はお休みして、今ボンヤリと思っていることをサクッと綴ろうと思います。
「学び」も「オチ」も無い話です。
皆と一緒に行く
普段、「再生回数とか興味ないっす」とか言っているくせに、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の全編無料公開動画の再生回数は面白がって見ています。
基準にしているのは、同じ日にアップした『毎週キングコング』の動画(※西野が沖縄で泣き叫んでいる衝撃映像)で、そちらの動画の再生回数が現時点で「24万回」。
#毎週キングコングはいつもこんなもんです
そして、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の動画の再生回数は現時点で「21万回」です。
公開から1日で“ほぼ”今の数字に達した『毎週キングコング』の動画に対して、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の動画は、公開から1日で「10万回」。そして、そこからジワジワと数字を伸ばしているのが特徴です。
かなり珍しいパターンで、そして、理想的なパターンです。
二度三度と観てくださっている方もいらっしゃるのかもしれません。
長い間、エンターテイメントの仕事に就いていると、「売れること」と「愛されること」の違いをよく目の当たりにします。
「便利だから買った(流行っているから買った)」と「愛しているから買った」は雲泥の差で、そして、「愛されないかぎり、短命で終わる」ということも。
この話の流れだと、『キングコング=売れている』に対して、『えんとつ町のプペル=愛されている』という図式で展開してかなくちゃいけないと思うのですが、『えんとつ町のプペル』も『キングコング』も、たくさんの人に愛していただいています。
#すみません
#行き当たりばったりで書いてます
フックとなるような企画を設けない上に、流行りの話題を取り上げるわけでもない(40過ぎのオッサン二人がただただ喋っているだけの)動画が毎週20万~30万回再生される理由は、「愛」しかありません。
「愛していただいているんだなぁ」というのは、武道館ライブの時に強く感じました。
本当に感謝です。
本当にありがたいことに、『えんとつ町のプペル』も「愛されていること」を感じます。
今回の動画の再生回数の伸び方は、「話題になってるからチョット観てみよう」というものではなく、「夜ご飯を食べたら、一緒にプペルを観ようね!」という家族の会話が起きている雰囲気すら漂っている。
自分達が手掛ける全ての作品(商品)を、その状態に持っていければ最高なのですが、まぁ、簡単ではありません。
愛されるには「子育てに参加してもらうような時間」が必要で、「時間」なので量産することはできない。
昨日、お遊戯会のクラウドファンディングのリターン(飲み会)を兼ねて、支援者の皆様と、現在建築中の僕の自宅『見上げる家』の見学に行ってきました。
#話がピョンピョン飛びます
家の中を走り回る子供がコケたり、落っこちたりしないように、皆で見守りながら、「完成すると、どうなるんだろうねぇ」「完成したら、また皆で観に来ようよ」という会話を交わしました。
作品や、商品や、サービスが愛されるようになるには、きっと、こんな時間が必要なのだと思います。
「思い入れを作る為の時間」とでも言いましょうか。
先ほども申し上げましたが「時間」だけは量産できません。
僕と皆さんが一緒に過ごせる時間には限界があります。
なので、
可能な限り、一緒にいれる時間を作り、その時間を大切にしていきたいと思います。
今日はこれから大分に飛びます。
講演会です。
企画・運営をしてくださったスタッフの皆様、会場に足を運んでくださる皆様に、心から感謝します。
一言一言を大切に届けます。
暑い日が続きますが、どうか皆様、しっかりと水分をとって、しっかりとご飯を食べて、健やかに、明るくお過ごしください。
また、どこかで待ち合わせましょう。
それでは素敵な日曜日を。
西野亮廣(キングコング)
【追伸】
「https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
https://www.youtube.com/watch?v=aDG3OoQbUIA