『しるし書店』をリリースした。予想通り、かなり好調だ。
『レターポット』しかり、『しるし書店』しかり、ユーザーにとって勝負のポイントは《広さ(フォロワー数および認知度)》ではなく、「どれだけ信用されているか」という《深さ》だ。
極端な話、『しるし書店』は“両親のように熱狂的な支援者”を一人つかまえていれば、店がまわる。
数百人も、数千人も集客する必要がない。
逆に言うと、芸能人の僕にしてみれば実にコスパの悪いサービスだ。
店のファン(常連客)を数千人、数万人抱えていようが、結局、売れる本は1冊なので。
でも、それでいいと思う。
あらゆるものが細分化されていく時代で、喜ばれるのは「数万人のファンをかかえた者が一人勝ちするコンテンツ」ではなく、「ファンが2~3人いれば回していけるコンテンツ」であることは間違いない。
あれやこれやとやってみて、結局、『価値の創造』が一番楽しい。
「無名な人は無価値なのか? いやいや、そうじゃないだろう」という挑戦。
資本主義で迫害され続けてきた「なんか、いい人」が活躍できる社会にしたいな。
(そんなことより、早く寝ろよ)
https://vimeo.com/640867360/0e95bfb618
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「なんか、いい人」が活躍できる社会

2018.03.05 / 西野亮廣エンタメ研究所
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