おはようございます。
笑いすぎると目の前にいる人をペチペチ叩いてしまうキングコング西野こと大阪のオバハンです。
さて。
今日は『表には見えてこない作業』というテーマで、「ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の運営の裏側では、こんな感じの作業がおこなわれてるよー」という話をさせていただきたいと思います。
丁寧に進める
僕が言っても今さら驚かれることもありませんが(サロンメンバーさんも麻痺しちゃっていると思いますが)、「製作費4億円(※ロングラン公演ならまだしも、今回は25回公演)」というのは日本のエンタメ史でも類を見ないスケールで、今後お目にかかれるかどうか分からないレベルだったりします。
「これだけの予算をどう回収するか?」が腕の見せ所で、グッズ販売は勿論のこと、「『食』は外せない」と前々から思っていました。
公演時間は1時間半ですが、早めに劇場ロビーを開放するので(ロビーを縁日みたいにするので)、中には、劇場に2時間半近く滞在される方もいらっしゃるでしょう。
そうなってくると、当然、お腹は空くし、喉は乾きます。
そんな劇場では「公演前に飯食っていこう!」や「帰りに一杯呑んで帰ろう!」という声が飛び交うわけですが、ここを取りきらない(自分達が集めたお客さんを外に流しちゃう)のはメチャクチャ勿体無いっ!というわけで…
「飲食を押さえるぞ!! 劇場一階にある飲食店を口説いてこいっ!!」
という大号令が黒西野から発せられました。
そして昨日。
アシスタントのタケダから「先方さんと話したのですが、なんか、いけそうですわ!」という連絡がありました。
もちろん、黒西野はニンマリと笑います。
屋台スタイルでロビーで飲食を販売することもできなくはないのですが、許可の問題(火の扱い)ウンヌンカンヌンを突破するのが少し難しいのと、突破したところで満足がいく環境を整えられるかどうか分かりませんでした。
なので、劇場の一階(お客さんの通り道)にある飲食店を押さえて、『コラボ商品』などを出して、そちらにお客さんを流そうと思ったわけですわ。
そんなこんなで、さっそくミーティングの席が設けられることになったのですが、「一歩目の向き合い方」が凄く大事だと思いました。
ミーティングなのでZOOMで済ますこともできるのですが、「御社とのコラボに本気で向き合うつもりです!」を伝える為には、誕生日プレゼントのように『時間をかけること(西野が時間をかけていることを可視化すること)が最も大切だ』という理由から、先方さんの会社(あるいはお店)に足を運ぶことに決めました。
映画制作やミュージカル制作でスケジュールはかなりパツパツで、ミーティングの為に足を運ぶ(移動時間を使う)のは結構大変なのですが、ここからはもう「どうやって惚れさせるか?」という戦いになってくるので、ここに時間を使おうと思います。
#手土産にCHIMNEY COFFEEを持って
「タイムパフォーマンスが叫ばれる時代ですが、仕事相手を惚れさせる時間はキチンと設けた方がいいよね」というのが今日の前半のお話です。
後半は汗と涙のチケット販売の裏話です。
手作業&根性🔥
ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』(日本公演)の『ファミリー応援シート』の販売が本日よりスタートしました。
プレスリリースも何も出していない(派手に告知をしていない)理由は、今朝のVoicyで話したとおり「集客のピークはオペレーションが整いきって(受け入れ体勢が整って)から迎える!」といったところ。
#これ大事
📻今朝の放送はコチラ↓
https://r.voicy.jp/5pVgD22gKDZ
特に、今回のような「イレギュラーまみれの商品」を販売する時はこの方法(平日にシレッとオープン戦略)をとらないと大変なことになっちゃいます。
今朝のラジオでは「裏側は意外と手作業で回してるんです」というお話をさせていただいたのですが、それに対して、「具体的に、どのあたりが手作業なのですか?」というコメントを(サロンメンバーさんから)いただいたので一つだけお答えします。
今回の『ファミリー応援シート』で運営サイドが意外と注意しなきゃいけないのは『膝上席』の取り扱いです。
『膝上席』は、お父さんやお母さんが避難しやすいように「通路側席&ベビールームの近く」とさせていただいているので、数に限りがあります。
#そんなに多くない
そんな中、「シングルファミリー」の方が『膝上席』を購入されることもあれば、「多子世帯」の方が『膝上席』を購入されることもあるわけですが、購入の混乱を防ぐ為に、「シングルファミリー」のチケットと「多子世帯」のチケットは別で(別の商品棚で)販売しているんです。
そして(ここが少しイメージしにくいところですが)「シングルファミリー」のチケットと「多子世帯」のチケットは紐付いていないんです。
このままだと、たとえば(たとえばですよ!)…『膝上席』が合計で20席しかないのに、「シングルファミリー」のチケット購入ページで『膝上席』が15席売れて、「多子世帯」のチケット購入ページで『膝上席』が10席売れてしまうこともありえます。
そこで、そうならないように(オーバーブッキングにならないように)、「シングルファミリー」の『膝上席』の販売枚数を【限定10席】にして、「多子世帯」の『膝上席』の販売枚数を【限定10席】にすることでオーバーブッキングを抑えているのですが、んなもん、同じペースでちょうど【10席】ずつが売れるハズがありません。
シングルファミリーの『膝上席』のニーズが極端に高いかもしれないし、その逆の可能性もある。
というわけで、シングルファミリーの『膝上席』が先に10席売れた場合は、シングルファミリーの『膝上席』の販売枚数を【限定15席】に変更して、多子世帯の『膝上席』の販売枚数を【限定5席】に変更します。
こうすることでバランスをとるわけですが、これをやるには、スタッフが「膝上席の売れ行き」を常に注意して、柔軟に対応していかなきゃいけません。
…この説明を聞くと、今の時点で大々的に宣伝をするべきではない理由がより見えてくると思います。
逆に言うと『膝上席』さえ売り切ってしまえば、もう少し派手に宣伝することができます。
とまぁ、そんな感じで、お父さんお母さんに徹底的に寄り添う為にファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』(日本公演)のスタッフが今日も頑張って汗を流しています。
あたたかい目で見守ってやってください。
必ず全員がハッピーになる未来を迎えます。
根性ですわ。
現場からは以上です。
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