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リアルな場の重要性

2018.07.27 / 西野亮廣エンタメ研究所

先日、香川の観音寺(結構な田舎←でも素敵な町)で講演会をやったんだけれど、1000人近く来てくださったのね。

その時の客層がこれまでと全然違っていて、たとえば「ホームレス小谷」とか知らないのよ。
「クラウドファンディング」もイマイチよく分かっていない。
ましてや「オンラインサロン」という単語の認知度なんて壊滅的。

何が、ここまで客層を変えたかと思って、調べてみたら、理由は『チケットの販売方法』だった。

添付した画像を見て欲しいんだけど、香川の講演会のチケットって、ネットで販売したんじゃなくて、『地元の居酒屋』や『地元の接骨院』で販売したらしい。
 
つまり、『地元の居酒屋』や『地元の接骨院』には、インターネット上のアクションなんて、まるで届いていなくて、そして恐ろしいことに、この国では、そっちがマジョリティだということ。

僕は「営業」や「寄席」に行くから、その都度、痛感するんだけれど、寄席で「ネットの炎上」をネタにしたら、「何ソレ? そんなことがあったの?」と地獄的にスベリます。

結論、「インターネットなんて誰も知らない」
(※ぐらいに捉えておいた方がいい)


リアルな『場』の重要性

スナック『CANDY』だとか、次に作る貸し会議室だとか、それこそ『えんとつ町のプペル美術館』。

最近、土地を借りたり、買ったりしまくっているんだけれど、インターネットを知れば知るほど、電脳空間の弱さが見えてきて、『リアルな場』の重要性が浮き彫りになってくる。

人気YouTuberの集客力の低さは、各地で証明され始めている。
ネットだけでは「外側」にリーチできないんだ。

くわえて。

昨日も、スナック『CANDY』は、このサロンメンバーの一人がママをして、このサロンメンバーや、その友達を招いて、営業していたそうだ。

ポイントは、そこ(昨日のキャンディ)に僕は1秒も時間を捧げていないという点。
ここにも『リアルな場』の良さがある。
下品な言い方をすると「コスパがいい」


『不動産』を狙う

20代前半でテレビの仕組みは分かったし、20代後半から今まででネットの仕組みも分かった。
「ああすれば、こうなる」ということは分かった。

その上で、テレビであろうが、ネットであろうが、リアルな場であろうが、一ヶ所に留まっちゃダメで、“掛け合わせ”なきゃいけない。

ここから僕は、スナックやら、貸し会議室やら、美術館やら、(法務面でクリアになれば)ライブハウスやらを作りにいくけれど、そういう狙いがあるということを頭の片隅にでも置いておいていただけると。

子供から爺ちゃん婆ちゃんにまで届くように、活動の場をデザインしたいと思います。

世界を獲りたいっす。

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