ニューヨークで獅子奮迅

投稿日:2024.01.06 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。


おはようございます。
毎日ジム通っているので日本にいる時よりも身体が仕上がっているような気がしているキングコング西野です。
#ムキムキマッチョになって帰国しますわ

さて。
今日は『ニューヨークで獅子奮迅』というテーマでお話ししたいと思います。
もちろん、ミュージカル『えんとつ町のプペル@NY』のプレゼン公演のお話です。

本題に入る前に、雑談(僕の気持ちの共有)を挟ませていただきます。
 
 

 挑戦させてもらっていることに感謝
 

毎日毎日、ミュージカル『えんとつ町のプペル』のニューヨーク公演の準備に追われています。

キャスト&スタッフで総勢40名ほどのチームになるのですが、日本人スタッフは全体の10分の1程度。
キャストは全員外国人で、プロデューサーも、演出助手も、ステージマネージャーも、衣装デザイナーも、あの人もこの人も外国人…と思いきや、このチームにおける「外国人」は僕でした。
#あとはイジツさんとカオリアライブ姉さん

僕は、スタジオの警備員さんに入り口で止められるレベルの外国人で、そんなヤツが40人ほどのチームをまとめるのは容易ではありません。
毎日毎日思うようにいかないことだらけっス。

それこそ日本だと僕が書いた脚本(設計図)に僕の許可無しにメスを入れるなんて絶対にありえないのですが、コッチだと(「翻訳」を理由に)シレーっと書き換えてあったりします。
もちろんブチギレますが。
#海外の人に額をつけてブチギレる珍しい日本人
#アキヒロニシノとケイスケホンダ

もう本当に毎日毎日「あー、畜生っ!」の連続で、その反動で、うまくいった時は(日本では見られないような)大きなガッツポーズが爆誕します。
ニューヨーク滞在中の西野の熱が高いことは、皆さんもオンラインサロンの記事から感じとられているのではないでしょうか?

「うまくいかないことが9割」という世界線で、「あー、面倒くせーっ!」と言いながら夜中のタイムズスクエアを歩いて帰路につくわけですが…ただ、ふと「もしも、このクソ面倒なチャレンジをしていなかったら、自分はどんな43歳を過ごしていたんだろう?」と考えます。

芸人として売れて、
絵本作家に転向して、時間はかかったけど売れて、
なんかビジネスマン界隈でも人気者になって、
大勝負に出た映画がヒットして…

山あり谷ありの人生ですが、トータルで見れば右肩上がり。
まぁまぁ上手いこといっているし、30代後半には好きなことだけをさせてもらえる切符をいただきました。

そんな中、降って沸いたのがミュージカル『えんとつ町のプペル』の話です。

こちらはサロンメンバーでもあった小野さん(学名:ニホン・オノコージ・ハクナマタタ)が発起人として始まった企画で、当初、僕はただただ「原作&脚本(の提供者)」という関わりでしかありませんでした。

ところが、原作&脚本を提供させていただいた数ヵ月後に「すんませんっ! (東京公演の)演出家が見つかんないっす! 西野さん、お願いしますっ!」と巻き込まれ、作品がニューヨークに渡ってからは、「すんませんっ! 僕らがニューヨークで運営していくのは厳しいっす! あとはお任せしますっ!」と、またまた巻き込まれ…

おかげで、この数ヵ月で人生2周分ぐらいの苦労や痛みを味わったのですが(たくさん謝ったし、たくさんお金を払った!)…だけど、あの日の巻き込み事故がなければ、きっと僕はもっとヌルっと生きていて、今みたいに「今日の16時までに○○をやらないと完全に死ぬ」という生死をかけた生き方はできていなかったでしょう。

そう考えると、ニホンオノコージーやセトちゃんには感謝で、下手に年齢を重ねた時の「巻き込み事故」には(今後も)積極的に飛び込んでいった方がいいのかなぁと思い始めています。
#年齢を重ねると巻き込み事故からしか面白いことは始まらない説

人生、わからんもんですね。
大変な毎日ですが(契約書は全部英語だしっ!)、引き続き頑張りますわ!

そんなこんなで前置きが長くなっちゃいましたが(この気持ちと感謝はどうしても共有しておきたかったので)、ここからが本題です。
本題は短いので御安心ください。
 
 

 お金を作る
 

ブロードウェイでチャレンジを続けるには「お金」が必要で、ここに関しては逃げも隠れもしたくない…というか、日本の多くのクリエイターが取りがちな「お金とかはどうでもいいっす」というスタンス(涼しい顔)では、この壁は越えられない。

「いやいや、お金は必要だよ!」と言っていかなきゃいけない。

実際、ブロードウェイチャレンジが始まってから「お金」のことを考えなかった日はただの一度もなくて、少しでも時間が空けば「売れるもの(お金に変えられるもの)は何があるかなぁ」と考えていますし、思いついたら次の瞬間には出品しています。

一日のうちに絵を描く時間を必ず設けて(30分ぐらい)、そこで描いた絵も売っています。

そんな“夜なべ”を続けた結果(泣ける!)、プレゼン公演の赤字は『6104万9764円』(ちょっと増えた)からスタートして、今日の時点で『4420万3784円』となっております。

“円安”が本当に痛いですが、逆にそれが参入障壁になっている部分もあったり、それによって「日本の皆さん、ブロードウェイはこんな感じですよ」というポジションを獲得できていたりするので、一長一短です。

とにもかくにも嘆いたところで始まらないし、苦労を主張したところで誰かが助けてくれるわけでもないので、これまでどおり淡々と予算を作っていくしかありません。

そんなこんなで、ここらで予算回収のブーストをかけたいなぁと思っておりまして、ミュージカル『えんとつ町のプペル』のニューヨーク公演の台本(バインダー)の販売をメインとしたクラウドファンディングをスタートさせようかなぁと思っております。

「ミュージカル『えんとつ町のプペル』のニューヨーク公演を成功させたい」というクラウドファンディング(返礼品=バインダー)じゃなくて、「ミュージカル『えんとつ町のプペル』のニューヨーク公演でキャスト&スタッフが使用していたタイプのバインダーをたくさんの人に届けたい」というクラウドファンディング。
#タイトルは要検討

「これは『えんとつ町のプペル』のニューヨーク公演の記念バインダーの予約販売サイトですよ(※売上は全額ニューヨーク公演に充てさせていただきます)」と振り切った方が分かりやすい気がして。

当初はバインダーの中身に「英語の脚本」を挟もうと思ったのですが、それをするとブロードウェイで「キャストやスタッフの名前が入った台本の販売はやめてください」というルール変更が起きた時に身動きがとれなくなりそうなので、「台本販売」ではなくて、「バインダー販売」とさせていただこうと思います。

ただ一点。
これは“ミュージカル『えんとつ町のプペル@ニューヨーク』のプレゼン公演のグッズ(あの七転八倒した日々の記録)”なので、台本の最初に挟んである「中表紙」と、台本の最後にある「Director Akihiro Nishino」が入ったページは、そのまま残しておこうかなぁと思います。

今日はこのあと少し時間があるので(ニューヨークは夜9時)、今日中にクラウドファンディングのページを作ろうと思います。
ページが立ち上がれば、是非、シェアしていただけると嬉しいです。

皆さんに見ていただきたいのは「西野亮廣が資金繰りも必死にやっている姿」です。
中には「みっともない」と思う人もいるかもしれませんが、ここから逃げた人間の挑戦は軒並み終わっています。これが現実です。

バキバキやったりますわ。
現場からは以上です。

【追伸①】
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

【追伸②】
《大阪平野の夜景を一人占め》HIBARI GOLF(宝塚市)のVIPラウンジ『星の絨毯』(2024年9月オープン)の【年間3日×7年分】の貸し切り利用権をお求めの方はコチラまで。
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