会社を学校だと勘違いしたヤツから消えていく

投稿日:2023.11.14 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。




おはようございます。
日本時間の朝7時頃はちょうど仕事をバッキバキにやっている時間帯なので、少し前倒しで投稿させていただきたく存じます。キングコング西野です。
#存じますって何

さて。
今日は「会社を学校だと勘違いしたヤツから消えていく」というヌルい若手には少々耳の痛い話をさせていただきたいと思います。

『西野亮廣エンタメ研究所』は法人サービスもやっているので、こういう話を若手スタッフに聞かせたい経営者さんはコチラをどうぞ
→ https://salon.jp/nishino-corporatemember/

それでは本題です。

 

『成長できる環境』を望むのは結構だが…
 

昨日、日本の大学生から、こんなDMをいただきました。
#個人情報は隠します

「いきなりDMをしてしまいすみません。
今年○○歳で現在○○県で大学生をしているものです。

担当直入に言わせていただきます。どのような形でも構わないので西野さんの元で働かせて頂けませんでしょうか。

この行動が多忙な西野さんにとって、ご迷惑をおかけしていることは承知しております。申し訳ございません。

僕は西野さんのオンラインサロンに入っているわけでもなければYouTubeのメンバーシップを登録をしている訳でもない僕がお願いをすること自体間違っているのは承知しております。

ただ以前から西野さんの活動を常にチェックしていく中で、もし西野さんと一緒に活動することができたらどれだけ成長出来るのだろうか?と常に思ってきました。

今僕にはまだ明確ではございませんが、将来成し遂げたい夢があります。
ただその夢を叶えるためには様々な経験が必要でありその経験が西野さんのもとでならできると思っております。

僕のようなことをする人には恐らく何人も出会っていると思います。
ですが、西野さんのもとで活動する覚悟は誰よりも持っています。
必要であれば大学を辞める覚悟もしております……(続く)」

…まぁ、本当によくある「僕にはやりぬく覚悟があります!」DMです。

まず、これはあくまで西野亮廣の個人的な意見なのですが、僕は「覚悟」や「モチベーション」というものを1ミリも信用しておりません。

鼻息荒くスタートさせて間も無く「気持ちが折れちゃいました…」というヤツなんて何千人も見てきたし、「モチベーション」を原動力に動くヤツなんて、叱られて凹んで動かなくなるし、大きい仕事をしたらシッカリと「燃え尽き症候群」になり機能不全に陥る。

僕が求めているのは、そして僕の業界が求めているのは「結果」でしかなくて、「モチベーションの上下など関係なく淡々と価値を生み続ける人」です。

「ちょっと先輩に怒られて落ち込んでるんで収録休みます」というダウンタウンはいないんです。

これはあくまで僕個人の意見で、中には「覚悟ビバ!」「モチベーションの持ち込み大歓迎!」の経営者さんもいらっしゃるので、ここまでは話半分で聞いてください。

問題はここからです。
ここからは世の中の全ての経営者の言葉だと思っていただいて構わないと思います。

《僕には将来成し遂げたい夢があります。
ただその夢を叶えるためには様々な経験が必要でありその経験が西野さんのもとでならできると思っております》

結構なんです!

将来成し遂げたい夢があって、「その為の経験が西野のもとだとできるかも!」という下心はあって当然だし、なんなら僕もやりたいことがあって吉本興業の門を叩いたクチです。

なので、『成長できる環境』を求めるのは結構だと思います。

ただ、忘れちゃいけないのは、「会社はお前を成長させる為にあるわけじゃない」ということ。

会社の目的は、たとえばCHIMNEY TOWNの場合なら、

「国内外の子供から爺ちゃん婆ちゃんにエンターテイメントを届けること」

が目的で、その目的の為に若手を育てる(打席にも立たせる)ことはありますが、くれぐれも「若手を育てること」がCHIMNEY TOWNの目的ではありません。

今いる場所よりも上のステージで働こうと思ったら、やらなきゃいけないのは「売り込み」で、「自分が成長できると思って御社を選びました」ではなくて、「僕をチームに入れたら、こんなメリットがあるよ?」です。

エンターテイメント業界はプロジェクトごとに集合と解散を繰り返すので、一般社会よりも入れ替わりが激しいのですが、とはいえ、それは程度の問題で、一般社会でもやはり会社やチームに「価値」を提供し続けないと、そこにはいられません。

「僕を成長させてください」とお願いしたところで、「なんでだよ」と一蹴されて終わりです。

「西野さんのチームだと僕は成長できると思うんです!」と言われても、僕の本音は

「そりゃそうだろ。この環境を作るために、これまで、どれだけの時間、何千人のスタッフの汗やら涙やらが流れたと思ってんだよ。
そりゃ『成長できる環境』だろうよ。
だけど…今はチームの皆で一丸となって(眠い目をこすって)エンターテイメント世界一を目指してやっている中、なんでキミの介護をしなきゃいけないのよ。そんなことより、キミがこの環境に対して、どんな価値を提供できるかを聞かせてくれよ」

といったところです。

『成長できる環境』こそ「価値ファースト(お前に何ができる?)」で動いているので、「『成長できる環境』の意味を履き違っちゃダメだよ」という言葉を世の若者に贈ります。

現場からは以上です。
#ニューヨークめっちゃ寒い

【追伸①】
「 https://salon.jp/nishino 」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

【追伸②】
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