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一定数いる無駄なツッコミ好き

2018.02.28 / 西野亮廣エンタメ研究所

レターポットの開発会議でも、「『あああああああ』と贈る人が出てきたら、どうするんですか?」と意見してきた人がいて、それに対する返事は、「そんなことをして、そいつに何のメリットがあるの?」だった。

しるし書店の開発会議でも、「100万円とかで、しるし本を発売する人が出てきたら、どうするんですか?」という意見が飛んできた。
100万円で販売できるものなら販売してもらっても別に構わないし、それより何より、そんなことをして、そいつに何のメリットがあるの?

鬼の首をとったかのように「俺はサービスの欠陥を見つけたぞ!」と叫ぶ人がいるのだれけど、それらはサービスの欠陥じゃなくて、“ありえない可能性”なんだよね。

添付した画像の意見もまったくそれなんだけれど、「べつに、金をかけて水増ししてもいいけど、信用を落とすだけで、まったく得しないよ」という話。

これ、性善説とか性悪説とかの話じゃなくて、良いことするヤツも、悪いことをするヤツも、基本、自分にメリットがあることしかしないので、メリットのない可能性は考えるだけ時間の無駄。

たとえば、車椅子の人が乗りやすいように新幹線の乗降口の幅を広くした時に、「そんなことをして、バイクで乗り込んでくる人が出てきたらどうするんですか?」というような無駄なツッコミ。

ただ、『しるし書店』や『レターポット』の開発段階で、この無駄なツッコミに快感を覚える人が一定数いることは分かった。
厳密に言うと、「穴を見つけたい」という層が一定数いるんだろうな。

そういう人に向けた面白いサービス、何かないかなぁ?

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