こんにちは。
ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演のスコップ役の阿部さんから「僕が演出した音楽学校の卒業公演を観に来てください」とお声がけいただき、早起きして行ったところ、卒業公演終わりに突然スピーチを頼まれて、スピーチ中に生徒達の成長を想像しながら「3年間、よく頑張ったなぁ」と泣きそうになったキングコング西野です。
#何故だ
#何の思い入れもないだろ
#生徒の名前を一人も知らねーだろ
さて。
今日は『AI時代の戦い方 ~報酬が奪う可能性~』というテーマでお話ししたいと思います。
「報酬」が無い強さ
2~3年ほど前のサロン記事で「祭り(ハレ)と報酬」について書かせていただいたような気がします。
「祭りの強さは『報酬』が無いことだ」と。
「報酬」があると、僕らはついつい「労力に見合うか、見合わないか?」と考えてしまいます。
「結構頑張ったのにリターンが少ないな…」という感じで。
こうなると、基本的には「報酬以上には働かない」となってくるので、支払える報酬額がそのプロジェクトの規模の天井になってしまいます。
一般社会的にはそりゃそうなんですけども…たとえば、祭りを盛り上げる為に、躍ったり、御輿を担いだりする時には報酬が発生しません。
そもそも報酬が無いもんだから、「見合う、見合わない」という判断軸が消滅し、祭りが近づくと、皆で躍りの練習をしたり、御輿を担ぐ練習をしたりして、時に「そうじゃねぇだろっ!」という衝動が生まれるほど、僕らはそこに天井知らずの労力を注ぎます。
「報酬がストッパーになっている」という話です。
ただ、生活もありますので、「全ての仕事から『報酬』を無くそう」というわけにはいきません。
そこで「報酬無しでも許されるものって何なんだろう?」と逆から考えてみると、ドッジボールや祭りといった「あまり意味のないもの」になってくるのかなぁというのが今のところの結論です。
そこにスッポリとハマってるのが『バンドザウルス』で、アーティスト写真をAIで生成しているガチ肉勢(コアファン)や、朝から「写真で一言」に精を出している肉(ライトファン)や、毎日Instagramのストーリーに写真をアップして、そこに曲をつけている西野(客ザウルス)は、リターンを求めて活動しているわけじゃないので、無報酬です。
でも、だからこそ「会社組織からは決して生まることがないバンド」が爆誕したわけで、連日、予測不可能な変な価値を生み続けています。
AIでいよいよ地球人全員がクリエイターになってしまった以上、ここからは「報酬が無くても参加したくなるノリ」を作ったもん勝ちなんだろうなぁと見ています。
「報酬無し」といっても、たとえばライブをする場合、会場費は支払うし、美術費&照明費は支払うし、警備代は支払ったりするので、「全員報酬無し」というわけではありません。
#このへんの線引きが大事っぽい
まだ上手く言語化できていませんが、AI時代(国民総クリエイター時代)は「報酬設計」がキモで、経営者さんはその責任感からついつい報酬を与えることを是としてしまいがちですが、「報酬を用意したことによって、AIやNFTやDAOの力を使いきれない」ということが多いにありそうです。
#とはいえ
#やりがい搾取はダメ
「結果を最大化する為に、どこにお金を払って、どこに払わないのか?」…このあたりの線引きをバンドザウルスで探っていきたいと思います。
ちなみに、明日の『毎週キングコング』では、ついに梶原君がバンドザウルスに食いついてしまい、バンドザウルスの話に終始しています。
そして、せっかくのなので、明日の『毎週キングコング』の配信のタイミングで、バンドザウルスのnoteを公開します。
#毎週キングコングの概要欄にリンクを貼っておきます
配信終わりで「#バンドザウルス」をつけて、noteのリンクを貼って、SNSで拡散してもらえると嬉しいです。
DAOの皆さんにもお伝えください。
一体何がどうなるのでしょうか?
分からないことだらけなので、勉強になります。
明日の夜は宜しくお願いいたします。
現場からは以上です。
【追伸】
「https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
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バンドザウルスのnote
→https://note.com/band_saurus
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