ただの日記

投稿日:2023.10.22 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。




変な時間に記事を更新してしまってすみません。
色々バタバタとしていて、更新のタイミングを逃しそうだったので、こんな時間になりました。
10月22日(日)の記事です。お好きな時間に読んでください。

🇦🇺

講演会でメルボルン(オーストラリア)に来ました。

まずは今回の講演会(海外公演の準備は色々大変だったと思います)を企画・運営してくださったスタッフの皆様、そして、そのチャレンジを「情報シェア」「支援」「来場」といったいろんな形でサポートしてくださった皆様に心から感謝します。
今回も、西野亮廣が皆様から生かされていることを強く感じています。
いつもありがとうございます。

さて。

そんなこんなでメルボルンに来たわけですが、講演会の出番以外はひたすらホテルに籠って作業に追われています。
というか、羽田のラウンジからパソコンとスマホを片時も離すことなく、パチパチピコピコと。

昨夜はホームレス小谷と夜ご飯に行ったのですが、お酒を呑むことはなく(一昨日のラウンジでも、機内の中でも呑むことはなく)食事が終わればすぐにホテルに戻って、またパソコン仕事。それでも仕事は終わりません。
この23年間、仕事が終わったことなんて、ただの1日もありません。

直近のスケジュールを言うと、帰国後は『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』というトチ狂った祭りがあり、祭り終わりはすぐにニューヨークに飛んで、ニューヨークでミュージカル『えんとつ町のプペル』のクリエイティブ合宿と映画イベント。
#映画イベントは17日と18日

ミュージカル『えんとつ町のプペル』のNY公演は、プロデューサーを務めてくれていたセトちゃんの卒業に伴い、スタッフの座組みが大きく変更し、僕がプロデューサーとディレクター(演出)と脚本を担当することになりました。

同時に、2025年に「大劇場版」としてブチ上げるミュージカル『えんとつ町のプペル』のプロデューサーも担当することになりました。もちろん脚本も。

隠したって仕方がないので(むしろ、こういうことはサロンメンバーさんに共有するべきだと思うので)触りだけ正直に言うと、スタッフの門出(独立)は「頑張って!」という応援の気持ちが半分。
残り半分は「応援どころじゃない」というのが現場の正直な声です。

「管理職の突然の独立(『引き継ぎ』がおこなわれていない突然の『やめます』)」は、皆さんが想像されている以上の修羅場で、今は現場に残されたスタッフのケアに追われながら、クリエイティブを前に進める日々です。

皆さんの会社の社長がある日を境に急に会社に来なくなり、そのまま音信不通になることを想像していただけると、それに近い状況です。
そこには「残されたスタッフ」が確実に存在します。
それは決して「卒業」という美しい言葉で片付けられるようなものではありません。

この2〜3週間だけで、(自分が引き継がざるをえなくなった案件のことで)数百回は頭を下げました。
#NYの案件に限った話ではなく

「すみませんでした。今すぐ担当スタッフに確認します」
「すみませんでした。そんなことになっていたんですね(涙)。すぐに対応しますっ!」
「すみませんでした。恥ずかしながら、初耳でした。落ち度は全てこちらにあります。あと3日だけお待ちいただけますでしょうか。なんとかしますっ!!」

預かり知らぬことだらけですが、それもこれも先方さんには関係のないこと。
ひたすら「ごめんなさい」をして、絡まった紐を一つずつ一つずつ解いていく毎日。

時には、サロンメンバーさんが勇者モード発動によりやらかした謎アクションの責任を取らされることもあります。

時には、「◯○さんから、こんなヒドイことを言われた…」といった中学生みたいな面倒くさい報告を受けることもあります。

本音を言うと「知らねーよ。大人なんだから、当事者同士で話し合ってくれよ」といったところなのですが、クリエイターが感情で動く生き物だということは(自分を介して)よく知っているので、「うんうん」と話を聞く時間を割きます。

仕事の中身にしても、精神的な面でも、過剰に頼られる機会が少なくありません。
「西野さんに言えば、なんとかしてくれる」という空気は確実に存在します。

「誰かのせいにする」どころか、明らかに「誰かのせい」の時でも、「すみません」「ごめんなさい」を朝から翌朝まで繰り返しています。
日本の0時(夜中24時)は、アメリカの朝11時なので、「夜中になるとLINEが静かになる」ということもありません。
#むしろ夜中の方がやかましいです

繰り返しますが、「知らねーよ」と思うことや、「これって、僕の仕事?」と思うことは毎日あります。

いやいや、そんな生ぬるい言葉じゃなくて、本当はもっと思うところ(もっとシビアな言葉)はあるのですが、だけど、それを言っちゃ終わりだなと思っています。
#サロンの中であろうとそれは言えない

僕は飲食店のアルバイトでもなければ、引越し業者の新入社員でもありません。

僕はキングコングの西野亮廣です。

普通に生きていると経験することがない舞台にたくさん立たせていただいて、何度も何度も神輿を担いでいただいて、たくさんの光を浴びています。

光が強ければ闇も強くなるのが世の理ですから、相応の理不尽や相応の罰は受けて当然です。
「光が当たるだけの人生」なんて、そうは問屋が卸しません。
婆ちゃんが昔、「あっくん、バチが当たるで」とよく言っていましたが、たぶん今は(というかデビューの日からずっと僕は)バチが当たっているのだと思います。
きっと、そうだ。

たくさんの理不尽が降りかかってきた時に、いつも、このことを思い出します。
「だけど、この理不尽と引き換えに僕が受け取っている恩恵はどれほどのもんだ?」と。
#今日もこうしてオーストラリアに来させてもらっている

「寝る時間が無い」なんて当たり前だし、
「他人の失敗の責任をとる」なんて当たり前だし、
体力的にも精神的にも追い込まれて当たり前だし、一生頑張っても安住の地を与えてもらえないのも当たり前。
それが嫌なら、こんな世界に飛び込んじゃダメだし、その覚悟がないのなら成功なんてしちゃダメ。

もうすぐ『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』ですね。
あのトチ狂った盆踊り会場で笑いながら走り回っている子供や大人の姿を見れるだけで、じゅうぶんなんだな。#急に山下清

オーストラリアは今、夜中の3時。
今日はもう少しだけ頑張ります。

夜が冷える季節になってきました。
くれぐれもお身体に気をつけて、素敵な日曜日をお過ごしください。

西野亮廣(キングコング)

【追伸①】
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

【追伸②】
10月28日(土)に幕張メッセで開催する大盆踊り大会『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』の参加チケットはコチラ↓
https://l-tike.com/concert/mevent/?mid=698180

【業務連絡】
タケダさん、夢幻鉄道のサムネイル調整しといてー
https://youtu.be/ZMEWW6vgL_8?si=-0aDcm1nqw7LaQuE

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