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生涯打率を上げる作業

2018.06.07 / 西野亮廣エンタメ研究所

9日のイベント(映画『えんとつ町のプペル』のストーリーを西野が全部喋る会)のチケットが全然売れていないことが昨日(イベント3日前)に発覚し、お客さんにブチギレたところ、即日完売した。

表では「ブチギレ販売」とネタにしていくと思うが、実際は、このオンラインサロンで「①何が原因?」「②では、どうすればいいか?」を議論し、その仮説どおりに動いた結果だ。

原因はいくつかある。

①単純に、マトモに告知をしていなかった。
②「チケット販売サイト」の登録のハードルが高かった。
③いわゆる劇場ではなく、映画館での開催なので、イベントスケジュールが見つかりにくかった。
④内容が不透明。

今回、目をつけたのは④だ。

コメント欄で知ったのだが、そもそも「絵本えんとつ町のプペル」と「映画えんとつ町のプペル」のストーリーが同じだと考えている人が一定数存在した。
その人達からすると、「いや、『ストーリーを喋る』も何も、ストーリーは知ってるし」といった感じ。

絵本と映画では、ストーリーはまったくと言っていいほど違っていて(途中は一緒)、まずは、そのことを知ってもらう為に、映画えんとつ町のプペルのストーリーの冒頭部分を動画で少しだけ喋ったところ、その後、ものすごい勢いでチケットが売れた。

この『ツボ』を押せば良かったわけだ。

エンタメビジネスを50年戦争(70歳までやる)と考えた時に、「当たり」「ハズレ」は、そこまで重要ではなくて(そこそこ重要だけど)、大切なのは「当たった理由」と「ハズレた原因」を知り、記録しておくことだと僕は考えている。

言ってしまえば「生涯打率を上げる作業」だね。

このオンラインサロンでその作業ができることは、僕個人的には大きな意味を持っていて、皆さんにも、そこで何かしらのヒントを持ち帰ってもらいたいと思っている。

「それを、どうやって売っていくか?」を議論する『広告会議』は今後、僕のイベントや作品に限らずやっていきたいな。

今回の件は、いやはや非常に勉強になった時間でした。
たくさんヒントをくださって、本当にありがとうございます。

引き続き、宜しくお願い致します。

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