(このタイミングで)NFTに本腰を入れてみて、確認できたこと

投稿日:2022.09.03 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。


おはようございます。
今日こそはプールでバタフライに挑戦してやろうと思っているキングコング西野です。

さて。
今日は『(このタイミングで)NFTに本腰を入れてみて、確認できたこと』というテーマでお話ししたいと思います。

たぶん、今日と明日で「前編/後編」になります。

さっそく本題に入ります。

 

プレイヤーの気持ちの話


このタイミングでNFTに本腰を入れてみて確認できたことは、主に「僕(プレイヤー)の気持ち」「実際の数字」「今後の方向性」の3つです。

まずは、僕の気持ちから言うと、「買ってもらえると嬉しい」というのが一つ。
僕の場合は「ゴミNFTの売上は1円も受け取らない」と決めているのですが、それでも「嬉しい」です。

まぁ、CTD(チムニータウン DAO)が盛り上がれば、巡り巡って、いつかハイボールぐらいは奢ってもらえるだろうし、そのへん“間接的な利益”も見えているのかもしれません。

だけど、そんなことよりも「DAOから、どんな文化・プロジェクトが生まれるのかなぁ?」という興味の方が圧倒的に強くて(もはや趣味の領域っす)、その活動資金に繋がる「NFTの売上」、そして、「これ、かわいいよねー」が共有できたこと。これは、やっぱり嬉しいです。

そして、もう一点。

僕は空き時間を見つけては、ゴミNFTを眺めて、「なんだよ、このヘモいキャラクターは(笑)」とニヤニヤしてしまっていて、もしかすると、僕のその愛情も表に出ているかもしれません。

それによって、オークションでゴミNFTを競り落としたホルダーの方を「西野さんが愛している、このヘモヘモを売っていいのかな?」という気持ちにさせてしまっているかもしれません。
#すみません

なので、ここでハッキリ言っておきますが、僕は「経済を回すこと」が好きなので、2ETH(イーサ)で落札したヘモヘモが、そのあと2.5ETHで販売されたら、それはそれですごく嬉しいです。

経済を回すには(実社会でもそうですが)「投資家」も“ある程度は”必要で、コミュニティーから投資家を完全に追い出そうとは思っていません。

「売れるものを買おう」と考える人もいれば、
メルカリみたいなノリで、「家の中のモノを売って、新しいもモノを買う」と考える人もいれば、コレクター的に「売れないけど買いたい」と考える人もいて…そういう人達が“いい塩梅”で存在することで、持続可能なコミュニティーが生まれると考えています。

大切なのは“塩梅”で、NFTが猛スピードで冬の時代を迎えた理由は、「運営が目先のお金に目が眩んで、投機筋を入れすぎた」といったところでしょうか。

心臓NFTには転売価値が1円もなく、購入者さんは、ただただ「興味」「愛情」で購入されていて、現在、投資対象になりうるゴミモンスターNFTのホルダーさんが4~5名に対して、投資対象にならない心臓NFTのホルダーさんか4000名ほど。

ファンコミュニティーを続けていくには、このぐらいのバランスがいいんじゃないかなぁと思っています。
#まだチョット分からないけども

 

すでに出ている数字の話


次に、ものすごく分かりやすい「数字」の話をしたいと思います。

派手さがないので、表で話したところで興味を持ってもらえないネタかもしれませんが、個人的には、すごく嬉しい数字です。

昨日、「日本でNFTを学ぶ(登録などの手続きをする)には、オフラインの場が必要だ」という話をさせていただきました。
「全国のスナックCANDYで、NFTナイト(勉強会)を開催してくれ」と。

すぐに、CANDYのオーナーさん達が開催の手を挙げてくださり、僕は、それを告知させていただいたのですが…各地域のスナックCANDYの参加権は全て即完で、具体的に各店舗さんを応援することができました。

「いやいや、CANDYって西野の店でしょ? お前にも取り分が入ってるんでしょ?」と思われるかもしれませんが、僕、CANDY(五反田店)の100%株主なのですが、オープンしてから今の今まで1円もいただいておりません。
ひたすら無料で宣伝をしているだけです。
#自分でもビックリしてる

そんなことは本当にどうでも良くて、それよりも、こうして具体的にサロンメンバーさんのお店を応援することができたり、こうして、少しでも時代を前に進めることが、僕にとっては御馳走です。

「サロンメンバーと一緒にNFTを勉強する」は、この時期の集客装置としては、すごくイイ…ということが確認できました。

 

今後の方向性の話


「NFTが転売されたら嬉しい」と言いましたが、「転売できない=価値は無い」とは、したくありません。…というか、それをやっちゃうと未来がない。

大切なのは「NFTに10万円を払ったし、べつに売るつもりも無いんだけど、買って良かったな」と思ってもらうこと。

その為に何ができるのか?

今日も僕なりの答えを探して、ゴミモンスターのホルダーさんのTwitterアカウントを見つけては、個人的にDMさせていただき、僕なりのお手紙を贈らせていただいております。

InstagramのハイライトのNFT美術館もそう。

「ホルダーさんと、人として向き合い続ける(利害関係の無いところで繋がる)」ということが、ゴミNFTをゴミにしない一番の薬なのかなぁと思っています。

これは全てのサービスに置き換えられる話ですが、お金だけで繋がった関係は、お金で切れてしまうので、結局はNFTも「お金で始まった関係を、人間関係にどう持っていくか?」というところに帰結するんだろうなぁと思っています。

NFTは、どこまでいっても「最新のツール」でしかなくて、続けていくには、ここでも「人間力」が求められる…という確認がとれました。

明日は、今日の話を踏まえて、「次にNFTを絡めて、こんなことをやろうと思っています」という話をします。

表層だけパクったところで、再現はできないので、今日は「明日の記事(考え)の下地にどんなことがあったのか?」という実に地味で、しかし大切なことを共有させていただきました。

僕もまだまだ分からないことだらけです。
一緒に勉強していきましょう。

現場からは以上です。

【追伸】

https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

https://vimeo.com/745977812/3c1d4a7cd8

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