僕や僕のチームの方向性を共有する

投稿日:2021.10.01 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。


 
 
記事の更新が遅れちゃってごめんなさい。
#二日酔いじゃないよ
 
今日は仕事の具体的な話というよりも、僕や僕のチームの方向性を共有する回にしたいと思います。
また仕事に戻らなきゃいけないので、今日はサクッと。
 
 

ドタバタしてきた
 

まずは、ここ最近の僕がやたらとドタバタしている理由を皆さんに共有しておきます。
 
僕のメインのお仕事は「新作(主に脚本)を作ること」と、作品を発表した後の「根付かせる作業」です。

あとは、「予算を作ること」。
#これは後ほどご説明します。
 
「根づかせる作業」と言われてもイメージしにくいと思うのですが(※僕以外に、ここに注力している原作者がいない為)、
要するに「作品の2次利用、3次利用の際のルール決め(交通整理)」です。
 
広義にとらえると、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の制作も、それにあたります。
 
たとえば、「ゴミ人間『プペル』の頭の傘」をミュージカルでそのまま再現してしまうと、「踊りにくい」「二階席から表情が見えにくい」といった制限が出てきます。
 
その際、「『傘』をとるか、『動きやすさ』をとるか?」という選択に迫られるわけですね。
さぁ、どうする?
 
『ルビッチ』の蝶ネクタイは、「絵本」や「映画」にはありますが、「ミュージカル」で蝶ネクタイを付けてしまうと嫌なコスプレ感が出てしまうのでカット。
「…となると、お客さんには、どのパーツで『ルビッチ』だと認識させるのか?」の答えを出さねばなりません。
 
「映画化」「ミュージカル化」「歌舞伎化」「グッズ化」の度に、この類のナゾナゾが山ほどあって、全て含めると、その数は「数百」ではききません。
「数千」のレベルです。
 
ただ、ここのルールを最初にキチンと決めておけば、次からは僕が立ち会わなくても話が進むので、映画公開直後から今日の今日まで毎日こんな作業をしています。
 
もちろん、新作の制作や、「Voicy」や「サイン本屋さん」や「サロンの記事」や「白熱教室」や「ニシノコンサル」や「オンライン勉強会」といったルーティン仕事もしながら。
 
ここに、最近は「映画の再上映の準備」や、「ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の稽古」が入ってきて、先にあげたお仕事はその時間以外でやることになります。
 
そんなこんなでドッタバタ。
 
たぶん、11月中旬まではこの感じのスケジュールが続いて、その後は息つく間もなく「歌舞伎」の稽古がスタートします。
 
 

世界を狙う
 

たぶん、まぁまぁ忙しいとは思うのですが、なんでもかんでも引き受けているわけではなくて、仕事はキチンと選んでいます。
僕がやっている仕事を、また別角度から切り取ると、主に二つに分かれます。
 
生々しい話になりますが、
「世界に続いている仕事」と「予算を生む仕事」です。
 
「世界に続いていない仕事」なら、「予算を生む仕事」じゃないとやりませんし、
「予算を生まない仕事」なら、「世界に続いている仕事」じゃないとやりません。
実にドライな男です。
 
子供や被災地や途上国の支援は、ただの趣味なので、上の条件には当てはまらなくてもやります。
あと、(株)CHIMNEYTOWNの学生インターン特典として、学生インターンが悩んでいたら、とことん相談にのります。
あとは、誰もやったことのない実験。これらは全て「ただの趣味」です。
 
基本的には、世界に繋がるアクションか、世界に繋がるアクションに必要なガソリン(予算)の調達にしか僕の時間は割きません。
 
今日、『映画 えんとつ町のプペル』の公式H Pで新しいお知らせがありました。
「世界20を超える映画祭からご招待いただいています」というご報告です。

https://poupelle.com/news/?p=994

ボディーブローのように打ち続けているパンチは僅かですが確実に効いていて、日々、昨日よりも少しだけ前に進んでいます。
 
僕が皆さんに見せなければいけないのは、「商品を届けるノウハウ」だけではなくて、愚直に前に進む姿で、それが皆様の活動の励みに繋がればいいなぁと思っています。
 
僕がこの調子ですから、後輩達も触発されて大きなチャレンジをしています。
ご存知の方もいるでしょうし、彼らの活動をサポートしてくださっている方もいます。
落ち込んだ彼らを励ましてくださる方も。
心から感謝します。
 
彼らはまだ右も左も知らないし、キャラクターだけで乗り切っている場面も多々ありますが、スリーサイズぐらい上の挑戦を選んだ姿勢は見事だなぁと思います。
ただ、
もし、彼らがナメた仕事をしたら、その時はバッキバキに叱っていただきたいです。
皆さんからバッキバキに叱られて、ヘソを曲げやがったら、今度は僕がバッキバキに叱ってやろうと思います。
#追い叱り
 
これからも世界戦を前提としたチームであろうと思います。
 
僕は今から、新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』(2022年1月上演)の脚本執筆に戻ります。
10月5日に正式に情報公開されるそうなので、いよいよです。
 
「世界に続いている仕事しかしない」と言ったので、この作品も必ず海外に持っていきます。
日本公演は、今回やれば、しばらくやらないと思うので、来年1月のスケジュールは空けておいてください。
 
緊急事態宣言が、ようやく明けましたね。
お互い頑張りましょう。
それでは素敵な午後をお過ごしください。
 
現場からは以上です。
 
【追伸】
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【サーカス!の二次抽選が始まっています】
https://l-tike.com/event/mevent/?mid=596624

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