相手の仕事が減るように仕事をする

投稿日:2023.02.28 / 西野亮廣エンタメ研究所

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おはようございます。
日頃やっている仕事が激務すぎるので、最新刊『夢と金』を売る仕事を「息抜き」と呼んでいるキングコング西野です。
#ワーカホリック

さて。
今日は『相手の仕事が減るように仕事をする』というテーマでお話ししたいと思います。

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仕事相手を想像する
 

よく、インスタとかで全然知らない人から「西野さん、相談があるんですけど、乗っていただけますか?」というDMが届いたりするんです。

この時点で「仕事ができない人」が確定するわけですが……一応、理由を添えておくと、「相談に乗るも乗らないも、どんな相談(僕が興味を持つ相談)なのかが分からないから、答えようが無いし、「乗るよ」と言ったが最後、次に入ってくるコメントが「彼女の誕生日プレゼントは何がいいと思いますか?」というウンコみたいな相談であるリスクがあるわけじゃないですか?

それに対しては「そんなの自分で決めてください」と返す(=相談に乗らない)わけですが、これって、最初の段階で「相談です。彼女の誕生日プレゼントは何がいいと思いますか?」と言っておけば、無駄なやり取りは生まれずに済んだわけです。

友人や恋人や後輩が「チョット、相談したいことがあるんだけど、時間作ってもらえる?」と言うのなら分かります。
時間を割くだけの関係をすでに築いているから。
#先日はインターン生の呑み会に呼び出されました

そうじゃなくて、何の関係も築けていない、何の信用も獲得していない人が、「相談があるんですけど、お時間作ってもらえますか?」は博打すぎるじゃないですか?

何者でもない場合は、
→「先に要件を伝える」
→「そこで興味を持ってもらえなかったら終わり」
→「興味を持ってもらったら、本題に入る」
…という順番にしないと、相手の仕事を増やしちゃいますよね。

今日は、なんとなく、そんな話をしようと思います。

「仕事とは何か?」という質問に皆さんなら何と答えますか?
まぁ、いろんな答えがあっていいと思うのですが、まぁ、「他人の問題を解決すること」というのが模範解答かなと思います。

たとえば、お腹が空いている人は、ご飯を作らなきゃいけない。
ここで、その人の代わりにご飯を作ってあげるのが「仕事」です。

手紙を送りたい人は、手紙を届けなきゃいけない。
ここで、その人の代わりに手紙を届けてあげることが「仕事」です。

そう考えると、仕事とは「他人の仕事を減らすこと」とも言える。

ここで言う「他人の仕事」の「他人」というのは、「お客さん」だけじゃないんですね。
そこには「仕事相手」も含まれる。

ここが凄く微妙なところなんですけども、「仕事相手」に対しては、「仕事」と「雇用」を分けて考えた方がいいと思います。
この二つは、全く別物だと。

「雇用」を増やすのはイイことなんだけど、「仕事」を増やすのはあまりよろしくない。

たとえば、僕らは今、ラオスという国の雇用を増やす為にせっせと頑張っています。
#厳密には後輩が頑張っています

コーヒー畑を買って、彼らが安心して働ける環境を作って、彼らの生活を守る。
これが「雇用を増やす(作る)」ですね。

一方で、たとえば「『デザインチェックお願いしまーす!』とLINEにファイルを添付して送り付けてくる」…これは仕事を増やしている。

デザインのチェックだけなら、自分でファイルを開いて、画像をスクショして、相手に送ったら、相手の「ファイルを開く」という手間を省けるじゃないですか?
だけど、それをやらない人がいる。

これが「仕事を増やす」ですね。

仕事をする時は、「どうすれば仕事相手の仕事を減らせるだろうか?」と常に想像することが大事です。
そんな中、先日のVoicyで「本屋さんを応援する」という話をさせていただきました。

「街の本屋さんで最新刊『夢と金』を50冊注文してくださった方(限定6名)を対象に、西野がZOOM呑み会をする」というものです。
呑み会はあくまで特典で、売上は全額本屋さんに入るようにします。

この時、一番やっちゃいけないことは「本屋さんの仕事を増やす」ということです。
そもそも本屋さんを応援することが目的なので。

具体的にいうと、本屋さんに「西野亮廣ZOOM呑み会付き『夢と金(✖50冊)』」の販売サイトみたいなものを本屋さんに作らせちゃダメ。
サイトを作るのにはコストがかかるので。

「じゃあ、どうすれば本屋さんの仕事を増やさずに、本屋さんの売上を伸ばせるかなぁ」と考えてみました。

 

本屋さんの仕事を増やさずに、本屋さんを応援する方法
  

まずは僕の方で「『夢と金』発売記念ZOOM呑み会」の参加券を100円で販売する。

で、その参加者さんには、その後、街の本屋さんのオンラインストアで『夢と金』を50冊注文していただく。
そして、注文した証を見せてくださった方に、僕の方からZOOMのリンクをお送りする。

そうすれば、本屋さんからすると、「いつもよりたくさん注文が入っているなぁ」というだけで、これまでどおりのスキームで対応することができる。

ここらへんが良い落とし所かなぁと思っています。

とまぁ、こんな感じで仕事をする時というのは、仕事相手の仕事を減らす方向で仕事をデザインするとイイと思います。

ちょうど昨日、新宿の紀伊國屋書店さんとお話しさせていただく機会がありましたので、この話を持ちかけてみました。
手始めにやってみようと思います。

手順は以下の通りです。

① CHIMNEY TOWNのオンラインストアから「【新宿紀伊國屋で『夢と金』を50冊注文する人限定】ZOOM呑み会参加券」を100円で購入する。

② 新宿紀伊國屋書店さんで『夢と金』を50冊予約注文する。

③ CHIMNEY TOWNの運営とやりとりして、新宿紀伊國屋書店さんで50冊注文したことを証明する。

④ CHIMNEY TOWNからZOOMのリンクが送られてくる。

といったところ。

この記事の最後にリンクを貼っておきますので、【新宿紀伊國屋で『夢と金』を50冊注文する人限定】ZOOM呑み会に参加ご希望の方は是非、チェックしてみてください。

この方法が上手くいけば、他の本屋さんでも試してみたいと思います。

現場からは以上です。

【追伸】

「 https://salon.jp/nishino 」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

【西野亮廣最新刊】

『夢と金』(幻冬舎)
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【親子で学ぶ!】西野亮廣オンライン勉強会『夢と金』
→ https://www.picture-book.jp/projects/yume-kane

【※】50冊注文する予定もないのに、ZOOM呑み会参加権を買って、「すみませーん!間違って買っちゃいましたぁ~!」というヤツがいたら、全力でブチギレます。
#キャンセル手続きが死ぬほど面倒なので
#とか言ってたら
#4名からキャンセルの連絡が入った
#説明文を読まずに買っちゃったみたい
#コッチの仕事は増える

https://nishino73.thebase.in/items/72121757

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