おはようございます。
今日のライブの内容をまだ1ミリも決めていないキングコング西野です。
さて。
今日は『舞台屋の本音』というテーマでお話したいと思います。
本題に入る前にコチラの共有です。
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そんなこんなで本題です。
舞台屋の本音
オンラインサロンですので、ここでは包み隠さず本音をお話しします。
ミュージカル『えんとつ町のプペル』は三日目の公演を終えました。
今回特に印象的だったのは、「初めてミュージカル(演劇)を観ました。舞台って面白いんですね!」という感想を非常に多くいただいたことです。
それは大変嬉しいことですが、正直に言えば、「いや、『ミュージカル』が面白いのではなく、『ミュージカル えんとつ町のプペル』が桁違いなんだよ」と思っています。
感動と興奮の渦中にあったお客様が多くいた裏側で、嫉妬と絶望に包まれた観客も少なくなかっただろうと感じています。
それは「舞台のクリエイター」や「日常的に舞台を観てきた人」たちです。
彼らは、「自分たちがこれまで作ってきたもの(推してきたもの)は一体何だったのか?」と自問し、「どうすれば、あの水準の作品を作れるのか?」という途方もない距離感に打ちのめされたでしょう。
この感情は、かつて私がシルク・ドゥ・ソレイユの舞台に抱いた感覚とまったく同じです。
もし、クリエイターでありながらミュージカル『えんとつ町のプペル』に嫉妬を覚えないのであれば、その時点で創作の現場から退いた方が良い。
僕たち自身も、世界中のエンターテインメントを観て回り、そのたびに何度も打ちのめされてきました。
それでも決して世界の頂点から目を逸らさず、「正しく嫉妬する」(嫉妬を力に変える)ことを続け、学びと挑戦を繰り返してきました。
そして今ではシルク・ドゥ・ソレイユの舞台に嫉妬することはなくなりました。
「あれなら作れる」という確信を持てるようになったからです。
僕は毎年ブロードウェイ作品を20~30本ほど観ていますが、近年は、「確かに素晴らしいが、これが世界一なのか?」という思いが拭えません。
唯一、腰を抜かすような衝撃を受けたのは、中国の舞台『重慶1949』の舞台美術で、それに匹敵する興奮を他の舞台で味わうことはもうほとんど無くなりました。
#音楽LIVEではまだまだあるっ
ブロードウェイ作品の多くは、「大人が本気で作ればこの程度までは到達できる」という水準に留まっており、そうした中から「世界一」が選ばれてしまう現状には、やはり悔しさを覚えます。
実際のところ、それは「世界一」というよりも、「村の一等賞」だからです。
これは「村の一等賞」があたかも世界一であるかのように扱われるブロードウェイ村のブランディング戦略の勝利です。
クオリティーで負けることはもう無くなりました。
ここからの課題は圧倒的なクオリティーを下支えするビジネスモデルの更なる強化と、「世界一」を勝手に決めている村での「村一番の称号」です。
ここさえ押さえれば、僕たちはまた次のステージ(誰も行ったことがないステージ)で戦うことができる。
なので、クオリティーで勝ったからといって、ふんぞり返らずに、押さえるポイントをキッチリと押さえにいきたいと思います。
世界中を感動させて、世界中のクリエイターを絶望させるまで、トコトンやりきります。
現場からは以上です。
#今日もKAATに行ってきます
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