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『背景を取る』を深掘りしてみる

2024.03.26 / 西野亮廣エンタメ研究所



おはようございます。
「ショートスリーパー」として持て囃されることがあるのですが、シンプルに睡眠障害なんじゃないかと思っているキングコング西野です。
#どっちでもいいけど

さて。
今日は「『背景を取る』を深掘りしてみる」というテーマで、いつも言っている「背景IPをとったもん勝ち」を、もう少し考えてみようと思います。

今日の話が「まえがき」で、明日の記事が本題みたいな感じになりそうです。

 

志知のエピソードと考察
 

『西野亮廣講演会in大阪梅田@4月18日』(※チケットはコチラ→ https://peatix.com/event/3826983/view )の主催者さんが、CHIMNEY TOWNのインターン生の志知(しち)にインタビューをしてくださったのですが、そこで志知が話していたエピソード&考察が面白かったです。

※この件に関しては、けんすうサンもXにポストしてくださっています→ https://twitter.com/kensuu/status/1772416707551752422

詳しくは最後に添付したインタビュー動画を観ていただきたいのですが、内容を箇条書きするとこんな感じ↓

────

・志知がゴッホ展に行った。

・皆、「ゴッホ展に来た自分」を写真に撮っていた。

・皆、「肖像画」の前では撮らずに、「景色画(背景が映える絵)」の前で写真を撮っていた。

・志知の考察→「主役を撮りたいのではなくて、主役になっている私を撮りたい」

────

『ゴッホ展の肖像画の前で写真を撮るヤツはあんまりいない』というのは今の時代のニーズを切り取ったメチャクチャ綺麗なパンチワードで、そのままビジネス書に載せていいどころか、ビジネス書のタイトルにしてもいいぐらい。
見事だなぁと思いました。

📪志知のポットはコチラ↓
https://letterpot.jp/users/shichi

 

背景が熱い
 

まだリリース前なので、勝手なことは言えませんが、けんすうサンが今「背景のNFT」を考えられていて(※ちょうどこの話をしていた時に志知の動画を観た)、次代の算盤をはじけばはじくほど、「自分を真ん中において撮りたくなる背景(皆が参加したくなる背景)」をとったチームの勝ちだという結論しか出ません。

これは『スナック西野@YouTube』で確認済みで、ウチに来られるクリエイターさんや経営者さんは皆、背景の時計台を見て、「おおー!本物だー!」と子供みたいな顔をするし、「お忙しいと思うので、コチラからお伺いします」とオファーを出した時も「あの時計台の部屋に行きたいんですけど!!」という返事が必ず返ってきます。

時計台(背景)のおかげで、オファーを受けてもらいやすくなっています。

昔、ダウンタウンの松本人志さんが「子供の頃は『仮面ライダーのTシャツ』よりも、『ライダー変身ベルト』が欲しかった。ライダーに憧れたかったのではなくて、ライダーになりたかったから」と言っていて、ものすごく衝撃を受けたのを覚えています。

僕らの心の奥の方にあった、あの当時の松本少年のような感情が、あらゆるテクノロジーのおかげで浮かび上がってきたのが現代なのだと思います。

さて。

「私を主役にさせてくれる空間」がここから更に幅をきかせてくると思うのですが、一つの仮説として、背景は「歴史そのもの」で、「強い背景を作るには時間がかかる」があります。

いろいろとシミュレーションをしてみたのですが、「キャラクター」と「背景」の2つのうち、キャラクターが短期的に(とくに時間をかけずに)人気を博するイメージはつくんです。
「ちいかわ」や「100日後に死ぬワニ」など。

一方で、「背景」や「柄」が強いIPになるまでには、それなりの時間がかかってしまう。

というのも、Instagramによって「世界の絶景」的なものはすでに掘り起こされているし(もう、『誰も知らない絶景』はあんまり残っていない)、「オリジナルの柄」なんて絶対に残っていない。

水玉モンスターの草間彌生の水玉柄(ドッド柄)が強いIPになったのは、“草間彌生の半世ありき”で、「柄そのもの」だけの評価じゃない。

美しいだけの映えスポット(背景)が出尽くした今、そのスポットをブランド化するには、そのスポットに「物語」を宿す必要があって、それには時間がかかる。

『煙突だらけの町』を描いても、「わぁ、綺麗なー」という感想を持たれて終わりで、その「背景(町)」を強いIPにするには『えんとつ町のプペル』という物語と、「家族で一緒に観に行った」という“思い出”が必要…みたいな話です。

「背景は『ビジュアル』だけではIPにはなれない」という話です。

そう考えた時に、「キャラクター」を創造するノリ(短期スパン)で、「背景」を創りにいっちゃうとそこそこ火傷しちゃいそうだなぁというのが僕の見解です。

明日の記事では、以上のことを踏まえて、「若手の独立について思うこと」という、かなりかなり踏み込んだ話をしたいと思います。
今日の記事と合わせて、是非!!

あ。あと、志知の動画もオモロイので是非是非ご覧ください。

それでは素敵な一日をお過ごしください。

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キングコング・西野さんの元で働くインターン生にインタビューしてみた!
https://www.youtube.com/watch?v=vYjRObsnIkc

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