プロが提供する『This is your day!』

投稿日:2023.09.04 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。


おはようございます。

さて。
「プロが提供する『This is your day!』」というテーマでお話ししたいと思います。
10月28日(土)に幕張メッセで開催する『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』の(僕なりに考えた)全体コンセプトの共有と、業務連絡です。
 
 

This is your day.
 

昨日の記事で「(現在抱えている仕事の量は)過去最大積載量」と表現しましたが、伊達や酔狂じゃなくて、実は現在皆様に共有させていただいている案件(新作の制作)とは別で、かなり大きめの(これまた新作制作の)オファーをいただいております。

基本的に、そういった話というのは「水モノ」で、状況によって流れることもありますし、僕自身の力不足によって(僕自身のクリエイティブが至らずに)流れることもあるのですが、とはいえ、スタンバイはしておかなくちゃいけません。

たとえば映画の場合だと、企画書やプロット(たたき台本)が無いと話が前に進まないので、やはり、そういったものは準備しておかなくちゃいけない。

そんなこんなで、数日前から「まだどうなるか分からない仕事」に着手して、アトリエとLINEグループはシッチャカメッチャカになっています。

シッチャカメッチャカの海を泳ぐのには慣れているのですが(※デビューの頃からずっとそうだったから)、とはいえ、「これ以上、シッチャカメッチャカになったら大事故が起きちゃうよね」という最終ラインはありまして…そうなる前に仕事を整理するようにしています。

僕の場合だと「現在のシナジーマップ」を新たに描いて、「(今の)自分がやるべきではない仕事」を誰かに引き継いだりします。

この途中途中の「整理」がすっごく大事で(※かなり込み入った話になるので、また呑んでる時にでも話します)、昨日は「シナジーマップ」とは別に「CHIMNEY TOWNという会社全体のストーリーやコンセプト」について整理してみました。

CHIMNEY TOWNまわりが仕掛けているエンタメといえば、「キャラクターではなく背景(えんとつ町)」であり、「バンドザウルス」であり、「天才万博」であり、最近だと「えんとつ町の踊るハロウィンナイト」です。

これまでのエンターテイメントとの違いは「主役を見に行くエンタメ」ではなく、「主役になるエンタメ」であり、そのコンセプトを一言でまとめると、『your day(This is your day)』になるのかなぁと思いました。

「今日の主役はあなたです!」みたいなところです。

バンドザウルスも“お客さん”がAIを使って作っていますし、天才万博や踊るハロウィンナイトに関して言えば、誰か特定のインフルエンサーを観る為に集まっていない。

時代(世間のニーズ)が『your day』の方に進むかどうかはさておき(※進みそうな匂いはプンプンするけど)、それより何より、僕自身が根本的に「文化祭が好き!」というのがありまして……昔も今も提供しているのは『your day』なんです。

なので『your day』を提供することには何の違和感もないし、むしろ「やっちゃえー!」といったところなのですが、ただ一つ、今日のタイトルにありますように「プロが提供する『This is your day!』」であるべきだなぁと思います。

よく、素人の大学生や、素人のオジサンオバサンが「みんながクリエイターになれる場を作りたい」と言ったりしていますが、中身を見てみると、なかなか芳ばしい場になっていて、「二回目以降は人が集まらない」というのが現実です。

そこが、同じように「皆がクリエイターになれる場」を打ち出している『マインクラフト』や『フォートナイト』と明らかに違うところです。

やっぱり、どこまでいっても素人仕事は素人仕事です。
#朝から厳しい西野先生
 
 

『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』
 

そんな中、『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』のお話なのですが、まず「盆踊り」自体が“your dayそのもの”なので本当に最高だと思っています。
#この時代に盆踊り推しはスジが良すぎる

ただ、「場所を用意したので、あとはお好きにどうぞ!」をやってしまうと、『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』は不発に終わるでしょう。

繰り返しますが、提供しなきゃいけないのは「プロが作る盆踊り大会」であり、「プロが作るyour day」です。

イベントのラストを「バンドザウルス」にして、バックダンサーを「素人のオジサン」に決めたのには、そんな理由がありまして、ステージ上のダンサーのダンスが見事すぎちゃうと、お客さんがなかなか参加できない。
#自分が見劣りしちゃうので

なので、「お客さんよりも踊りが下手な人」がステージに上がっていた方がいい(それでイベントを締めた方がイイ)んだろうなぁと思っているのですが、イベントを通じて最初から最後までそれだと、ただの素人イベントです。

ポイントは「才能と迫力でお客さんを圧倒することなんていつでもできるけど、今日は皆で踊りましょうね」という部分で、そのメッセージを届けるには、その前(バンドザウルスよりも前に)「才能と迫力でお客さんを圧倒する時間帯」を作る必要があります。

そこで、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の東京公演(2021)の振り付けを担当してくださったSHOJINさんに『えんとつ町のプペルコーナー』(ミュージカルのナンバーを順番に歌っていくコーナー)の演出&振り付けをお願いしました。

昨日、そのSHOJINさんからダンスの動画が届いたのですが、圧倒的でした。
#すっごくキラキラしていた

SHOJINさんのことだから、もれなくお客さんを巻き込んだ演出を施すと思うのですが、とはいえ、お客さんは「やっぱ、プロはスゲー」という感想を持つことでしょう。
#それでイイ

ちなみに、イベント全体のオープニング演出はイジツさんが担当して、オープニング直後の曲の演出は吉原光夫さんとカオリアライブさん。

トップクリエイター達による共創でございます。

そこで三発も四発も食らわせておいて、最後の最後はダンス音痴がステージに立ち、真っ先に恥をかくことで、お客さんが踊れる環境(お客さんが主役になれる環境)を作る。

なんとなく、こんなプランで進めています😁

バンドザウルスのバックダンサー権に関しては、15人×3組(1組1曲)で考えておりまして、こちらはタケダPの方から近々案内があると思います。

最後にタケダPに業務連絡ですが、バックダンサー権の売り上げを使って、10月のどこかのタイミング(土日が嬉しい)、参加者が集まれるスタジオを借りておいてください。
そこで、まとめて皆でダンスの稽古をしましょう。
#スタジオのレンタル料やダンスレッスン料はバックダンサーの参加チケットに含まれているという案内を出しておいて

とにもかくにもバキバキ進めております!
とりあえず皆さんは『おどるポンポコリン』の練習をしておいてください!

現場からは以上です。

【追伸①】

https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

【追伸②】

『スナック西野inキンコンの丘』(9月17日開催)

キングコング結成の地(にある料亭)でおこなわれる西野亮廣との飲み会(限定15名)はコチラ↓
https://chimneytown.us/products/10-9-17-in-kingkongsnack

おどるポンポコリン🎸🎶【ポップンダンス】いっしょにおどろう!
https://youtu.be/C3-5iX82-EQ?si=VRoik41dXM6wuQuN

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