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ホームゲームに持ち込む

投稿日:2022.05.06 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。



 

おはようございます。

時々、タレントのSNSナンパがネガティブなニュースとして取り扱われているけれど、サロンメンバーさんとインスタのDMをガンガンしているキングコング西野です。
#呑んでいる店を教えたりしている


さて。
今日は「ホームゲームに持ち込む」というテーマでお話ししたいと思います。
僕の話をしますが、これは、すべての人に置き換えられる話だと思います。

 

シュトゥットガルトでの上映会


昨日はシュトゥットガルト(ドイツ)で『映画 えんとつ町のプペル』の上映会がありました。

上映会場が映画館じゃなかったので(仮説の音響設備だったので)、『映画 えんとつ町のプペル』史上もっともボリュームが小さく、かつ、会場には天窓があり、天井から光が燦々と降り注ぐ中での上映となりました。
#せっかく足を運んでくださったお客様に申し訳ない


隣の席で、「せめて、暗幕を張りたいわぁ(天窓を潰したいわぁ)」とブツブツ言う田村Pに共感しつつ、「だけど、世界戦ってこういうことだよなぁ」と思ったりもしました。

至極当たり前の話ですが、「平等なゲーム」などどこにもなくて、世界は僕らを売ろうとしていません。
このことを僕らは今一度、真正面から受けとめる必要があります。

主導権を握らないと思いどおりのゲーム展開には持っていけないので、世界を獲りにいくのであれば、用意された箱の中で戦うことを是とするのではなく(こんなのは思考停止のウンコ!)、「いかに世界戦の主導権を握るか(ゲームメイカーになるか)?」の議論をしていかなくちゃいけません。

「相手に委ねると世界は確実に獲れない」ということを再確認させてくれたシュトゥットガルトでした。
これはチームにとっては大きな財産です。

今回と近い話だと、10月末にハリウッドでおこなわれる映画祭にお誘いいただいているのですが、「事前の音響チェックができること(規定をクリアしていないと上映しない)」を参加条件にしないといけないなぁと思いました。
#会場は立派な映画館なので安心

 

主導権を握る


世界戦であろうと、主導権を握ることが重要です。

思い出すのは、世界中の絵本が一堂に介する『ボローニャ国際絵本展』での韓国ブースの振る舞い。

『ボローニャ国際絵本展』では、世界中のバイヤー(世界中の出版社)が絵本の権利を買い付けに来るのですが(※『えんとつ町のプペル』もここで色々決まりました)、そこに並ぶ絵本は1万冊やそこらではききません。

そりゃあもうとんでもないスケールでして、『幕張メッセ』が絵本棚で埋まっているぐらいイメージです。

当然、それだけの量ですから、バイヤーは、会場に並んでいる全ての絵本をチェックすることはできません。

全ての絵本をチェックした上で、良い作品から順に買い付けているわけではなく、「気になったブース」にフラッと入って、「気になった絵本」を手にとって、「良かったら買う」という流れです。

なので、こちとら、販売ブースに入ってもらわないと始まらないのです。

ここが重要なポイントで、バイヤーはA Iに販売ブースを選ばせているわけではなく、「自分の感情」で選んでいます。
韓国は、そこを上手く捉えていて、とにもかくにも販売ブースに美術セットにお金をかけていたんです。

他の国の出版社がパーテーション(仮設の壁)で、ブースを作る中、韓国だけは(出版社単位ではなく)国を挙げて、まるでテーマパークのような販売ブースを作り込みます。

バイヤーも人なので、やっぱり“ほだされちゃう”んですね。
実際、韓国ブースには、たくさんのバイヤーが入っていました。

これは、皆がストイックに絵本を販売する中、「バイヤーの気持ちを掴む為に、販売ブースの美術セットにお金をかけよう」と判断し、美術セット費を捻出した韓国の勝利で、これはそのまま僕らの活動に置き換えられるなぁと思いました。

6月にはブロードウェイで、ミュージカル『えんとつ町のプペル』のリーディング公演(関係者向けの本読み公演)があるのですが、そこに足を運んでくださる関係者は、感情を持った「人間」です。

味気のない会場でおこなうリーディング公演と、リーディング公演とはいえ、キチンと演出がのっている(配慮が行き届いている)会場でおこなうリーディング公演とでは、
関係者が受ける印象は大きく変わってくるでしょう。

「リーディング公演って、こういうものだから」で話を進めるのではなく(=パーテーションで区切ったブースで作品を売り込むのではなく)、関係者を惚れさせる予算を確保するだけで、有利に話を進められるのであれば、キチンと予算を作るべきで、くれぐれも関係者をA Iのように扱ってはいけません。

このへんの話はブロードウェイチームとガッツリとつめて、また共有させていただきます。

僕らはついつい「用意されたゲーム」の中で成果を出そうとします。
それは「用意されたゲーム」を信じすぎているのかもしれません。
「用意されたゲーム」は、僕らを遠くまで連れていってくれる(僕らが勝ち抜ける)設計になっていません。

どの仕事に就こうが、どの土地で働こうが、「主導権」を握り、ゲームメイカーになることを常に意識しておくことが大事です。

今日もこれからシュトゥットガルトで上映会&舞台挨拶。
昨日、急遽決まりました。いろいろ学んできます。

現場からは以上です。

【追伸】

https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

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