集客やお金のシェアとキンコン西野の朝令暮改

投稿日:2022.10.27 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。



 
おはようございます。
ラスベガスでカジサックと同じコスチュームの少年がいたので、うっかり興奮しちゃって、たまらず声をかけて、ツーショットを撮ってもらって大ハシャギをしたキングコング西野です。
#ただの赤ジャージの少年です
 
さて。
今日は『集客やお金のシェアとキンコン西野の朝令暮改』というテーマでお届けします。
 
 

街を肥やす
 

ラスベガスの名物ともいえる『ベラージオホテルの噴水ショー』を少し調べてみると、年中無休で、平日だと1日28回、そして日曜日はなんと42回もおこなわれているそうです。
 
仕事柄、ついつい「ショーの予算」を見積もってしまうのですが、1000機以上のハイテク噴射装置と、有名楽曲のBGMを使用するショーの1回あたりの値段、そして池の管理費が安く済むワケがありません。
 
ところが、『ベラージオホテルの噴水ショー』は無料です。
ベラージオホテルの「持ち出し」でおこなわれている噴水ショーは、ベラージオホテルに泊まっていない人でも無料で観ることができます。
 
ラスベガスやブロードウェイでは、こういった「各カンパニーの主張」(デカすぎる看板とか)が、そのまま街の景色・街の財産になっています。
 
そこには「門の内側に入ってもらわないと全てはお見せできません」というセコさはなく、予算の何%かは外に(街に)使っている印象です。
大阪の「道頓堀」や「新世界」の規模が超デカい版といったところ。
 
酔っ払っている時に聞いた話なので、詳しく覚えていませんが(テキトーに調べて下さい)、ニューヨークでアーティスト活動している知人が、とても大きなアトリエをニューヨークのド真ん中に構えていたので、「家賃、高くない?」と聞いたところ、「『この地域の企業(ビル?)のルールとして、会社の売上の○%をアーティスト支援に使わなきゃいけない』というのがあって、ここの家賃はそれで賄ってもらってるのよ」と返ってきました。
どうやら、そういうルールがあるそうです。
 
ここには税金以外にも「自分達が集めたエネルギーのいくらかを街に使って、自分達が住む街の価値を上げて、自分達も得をする」という考えが根付いていて、そういった街を見るたびに、「街に支払うコストの需要性」を考えさせられます。
 
 

キンコン西野の朝令暮改
 

ここから話は急にセコくなります。
 
11月4日と11月30日に兵庫県川西市にある『キンコン西野の家』で、「スナック西野」が開催されます。
 
※こちら→https://nishino73.thebase.in/items/68169507
 
完成したばかりの『キンコン西野の家』にお客様をお招きして、近所のお店(サロンメンバーさんのお店)で出前でもとって、自宅の中で呑みながらヤイノヤイノしようと思っていたのですが、「わざわざ遠方から足を運んでくださった方を『キンコン西野の家』だけに押し込み、完結させるのはどうなんだよ?」という気持ちがムクムクと湧いてきました。
 
どこか僕の中で「『キンコン西野の家』でやれば、場所代が浮く」というセコさがあったのかもしれませんが(キモい!)、「一人勝ちすること」は僕の目的ではありません。
 
僕の目的は「街を作ること」で、「その街に住む人が心身&ビジネス共に健康であること」です。
 
そんなこんなで、せっかく近所にサロンメンバーさんの飲食店があるのだから、それならばキチンと「場所代」もお支払いして、そのお店でお食事をいただこうと思いました。
 
参加者の方にはあらためてメールさせていただきますが、「スナック西野」の3時間のうちの1時間半は『キンコン西野の家』から徒歩1〜2分のところにあるサロンメンバーさんの店でお食事をいただいて、後半1時間半は『キンコン西野の家』に移動してウダ話…そんなスケジュールにしようかと思っています。
#朝令暮改ごめんやで
 
11月3日は『キンコン西野の家』から徒歩2分のところにある『スナックCandy』さんでお食事をいただこうと思い(※参加者の方にお店を知ってもらえることでお店の応援にもなるし)、昨日、『スナックCandy』のオーナーさんには連絡させていただきました。
 
もちろん街を(近隣の店を)応援することが目的ですので、ご提示いただいた「貸切料金」に少し上乗せさせていただくこともお伝えしました。
 
お店のスケジュールにもよりますが(※まだお店の確認はとれていません)、11月30日は同じく徒歩2分の場所にある居酒屋『満天』さんで同じことをやろうかなぁと思っています。
 
自分が集めたお客さんを囲わずに、自分が集めたお客さんと一緒に近所のお店に行って、近所のお店にキチンとお金を落とす。
 
この考えが、この町の道徳として根づけば、この町で活動する人を具体的に応援することができて、人が集まり、町の価値も上がります。
 
そこに持っていくには、まず僕が率先してやる必要があると思い、今回の朝令暮改に至ります。
 
決して珍しくはない(昔からある)取り組みですが、今一度僕らは「自分達が住む街にお金を使い、自分達が住む街の価値を上げる」ということと向き合った方が良さそうです。
 
このことは言葉では理解していましたが、今回、実際に現場に入って動かしてみて、より理解が深まりました。
 
まだまだ勉強中です。
 
現場からは以上です。
 
【追伸】
 
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
 
https://iookup.base.shop/

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