おはようございます。
36階にある部屋まで階段で上り降りしているので、ふくらはぎが仕上がっているニューヨーク版のキングコング西野です。
さて。
今日は『【スタンプ商品】を掘り下げる』というテーマでお話ししたいと思います。
色々とお話ししたいことがあるので、雑談から始めます。
ルーフトップから始まった
前回(3週間前)のニューヨークでは、ミュージカルの広報担当のリック(電通の偉いさんみたいなポジション)が『AKIHIRO NISHINOを囲む会』を彼のオフィスビルの屋上で開催してくれました。
※コチラ→https://www.instagram.com/p/C9RBKS6tCwe
#たくさんのコメントありがとうございます
去年の11月末。
プロデューサーのミーガン・アンと初めて会い、一緒に戦うことを誓った夜に「ブロードウェイはとても小さな村だから、面倒かもしれないけれど、しっかりと時間をかけて村人一人一人と会いましょう!! 私がAKIを連れていくから!」と言われました。
そして僕は言われるがまま、ブロードウェイ村の村人との一対一のコミュニケーション(#入村の儀)を何度も何度も繰り返してきました。
そこにしっかりと時間をかけた甲斐があって(NISHINOのコミュ力の高さも相まって)、おかげで、一人また一人と仲間が増えていき、2024年の夏現在、気がつけば名実ともに「ブロードウェイチーム」となっています。
やはりミーガン・アンとの出会いは本当に大きかったです。
たった一人との出会いによって、これだけ大きく人生が変わることがあるわけだから(※しかも40代半ばに!)、「出会い」への投資をケチッてる場合じゃありませんな。
リックもまたミーガン・アンが合わせてくれた一人。
そのリックが開いてくれた『AKIHIRO NISHINOを囲む会』には韓国メディアのジルちゃんが参加してくれていて、今回は彼女の案件で2時間の取材が入っております。
▼ギルちゃんのインスタはコチラ↓
https://www.instagram.com/p/C9RIpOkunBV
#よかったらコメントください
韓国では、絵本『えんとつ町のプペル』と『夢と金』が出版されていて、ギルちゃんは元々この二冊を個人的に持ってくれていたそうで、ものすごーく話が早かったです。
━━━━━━
ブロードウェイ村の扉は二つ。
一つ目は「人」の扉。
そして二つ目は「作品」の扉。
この二つの扉を開かない限り、村の中には入れない。
━━━━━━
これもミーガン・アンから言われ続けてきたことで、今、この言葉が強く強く響いています。
しっかりとネタ(世界を圧倒する作品)を懐に仕込んだ上で、これからも「出会い」に投資していこうと思います。
…雑談はまだ続きます。
ピボットできない会社が苦しそう
おかげさまで経営者の友達が多いのですが(サロンメンバーさんにも経営者さんがたくさん)、少なくとも僕の周りでは今「ピボット(方向転換・路線変更)できない会社」が少しキツそうです。
専門家を囲ってしまったが為に「それ以外のことができない」が起きていて、生々しい問題として「AIを導入してしまうと、仕事を失うスタッフが出てきてしまうから、会社としてAIの導入に二の足を踏む」みたいなことが起きています。
これが会社経営の難しいところで、中小企業やスタートアップは、「属人性」で押しきらなきゃいけない局面が結構あるので(なんでもかんでも仕組み化すると大企業の下位互換になる)、「専門家を囲う」は中小やスタートアップの生き残り戦略の一つであることは間違いないのですが、その副作用として「ピボットしにくい」があったりします。
これに関しては「共通の正解」はなくて、各チームごとの答えを探っていくしかなさそうです。
こんなことを言っているCHIMNEY TOWNも安全圏にいるわけではなくて、長く愛されるIPを創造しつつ、守りつつ、「次の寄生先」を見つけ、そして宿り木のようにヒョイっと移り変われる身体を作っておかないと未来が無さそうです。
この時、ポイントになってくるのは「次の寄生先」を見つける為のコストです。
普段、偉そうにサロン記事を書いたり、ビジネス書を書いたりしていますが、「何が当たるか?」「何がロングセラーになるか?」は「やってみんと分からんっ!」というのが正直なところですが、「やってみんと分からんコト」に会社のリソースを割き続けられるほどの大企業でもありません。
#ベンチャーの体力には限りがある
というわけで「私財」を投げうって、アレやコレやと実験を繰り返し、次の寄生先を探しているわけですが(#見上げる家もその一つ)、その流れで、先日『ビアガーデン』をやらせてもらいました。
僕らのキッチンカーはビールしか販売していない上に、会場設営費やら何やらを出していたので、あの日(8時間)の利益は『27万円ほど』で、それほど大きくは無かったのですが、今の時点で「利益」はあまり重要ではなくて、「ビアガーデンから何が生まれるか?(どんな気付きがあるか?)」が重要だと思っています。
個人的に面白かったのは…
・ビアガーデンの翌日に出した『スナック西野in神戸ポートタワー』が即日完売したこと。
・イラストレーターさんとの出会いがあったこと。
・フェリシモ(上場企業)の朝会で取り上げられたこと。
・プペルソフトクリーム。
…の4つです。
短いですが、今日はこれが本題です
中でも『プペルソフトクリーム』はとてもユニークな結果を残してくれました。
デザイナーのかんかんサンのアイデアを丸パクリする形で、モリグソ(元・CHIMNEY TOWNのインターン生)が出した『プペルソフトクリーム』ですが、金に目が眩んだモリグソが、緑色(抹茶)の『プペルソフトクリーム』以外に、『白プペル(バニラ)』と『赤プペル(ストロベリー)』を出しやがったんです。
この売れ行きが非常にユニークで、通常、ソフトクリームの売れ行きランキングは…
1位=バニラ
2位=チョコレート
3位=抹茶
が相場なのですが、プペルソフトクリームに関しては「抹茶(緑色)」が一番売れたそう。
ここから分かることは、皆、「味」ではなく「色」を買っていたということ。
「プペルソフトクリームを買うなら、やっぱり『緑色』でしょ」という感じで。
過去のサロン記事で書かせていただいた、「宮崎まで来たし、とりあえずマンゴージュース飲んどくか」という、スタンプラリーのスタンプを押すような感じで商品を購入している。
夕張市の観光地でソフトクリーム屋を出したら、人気ランキングはきっと…
1位=夕張メロン味
2位=バニラ
3位=チョコレート
…となっていたでしょう。
今回のような局面(ノリを面白がっている人が集まるシーン)でモリゴンの立場にある経営者が考えなきゃいけないのは、ソフトクリームを「【飲食】と捉えるか? それとも【スタンプ】と捉えるか?」で、今回の結果を見るかぎり、プペルソフトクリームは【スタンプ商品】だったのだと思います。
これにより、次回からの仕入れ数も変わってくるでしょう。
“「味」じゃなくて、「色」を買っていた。”
こういった気づきが、変なことをする時の一番の収穫で、このデータをどれだけ取れるか?が、勝負の決め手になるのだと思います。
こんな話を経営者さん達と延々やりたいです。
現場からは以上です。
【追伸①】
「https://salon.jp/nishino」と「#レターポット」を付けて今日の記事の感想をXでポストした後、この記事のコメント欄に“ご自身の”レターポットのリンクを貼ってくださった方に5レター(ciao!)を贈らせていただきます。
【追伸②】
《大阪平野の夜景を一人占め》HIBARI GOLF(宝塚市)のVIPラウンジ『星の絨毯』(2024年9月オープン)の【共同オーナー】(年間3日×7年分の貸し切り利用権)をお求めの方はコチラまで。
↓↓
https://chimney.town/hoshino-jutan/
『星の絨毯』の【1日利用権】は仮予約コチラまで↓↓
https://forms.gle/oc3QADMxAcgHEAtYA
【限定15名】スナック西野 in 福岡【2024年8月30日(金)21:00〜】
https://chimneytown.net/products/snacknishino0830
\公式LINEができました/
▼西野亮廣 公式LINEはコチラ↓
https://lstep.app/q7b4Mlz