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今、ボンヤリと考えていることを一筆書きの文章で

2022.11.06 / 西野亮廣エンタメ研究所



おはようございます。
日曜日の今日は仕事のゴリゴリした話をお休みして、今、ボンヤリと考えていることをツラツラと綴ろうと思います。

一筆書きの文章で、特にオチなどはありません。



ラスベガスでシルク・ドゥ・ソレイユのGMとの会食があり、
ハリウッドで映画祭に出席をした後、
地元・川西に戻ってきて、近所の子供とトゥクトゥクに乗って、車体から飛び出したラッパを石壁にぶつけてゲラゲラ笑って、
自宅(見上げる家)に遊びに来たホリエモンと最新テクノロジーの話を1時間半。

夜はサロンメンバーさん達が自宅に呑みに来ていて、その裏で、NFT詐欺に遭われた方に向けて、『NET詐欺に遭ったことを証明してくれるNFT』をプレゼントする準備をシコシコと。。

ときどき職業(肩書き)を聞かれるが、いいかげんにして欲しい。
そんなの僕だって分からない。

デタラメなことばっかりしているので、『ファンタジー作家』とでも名乗ろうかしら。

ちなみに今は半年ぐらいかけて「化粧水」を作っています。
#僕が欲しい化粧水

余談だけど、「たくさん売らないといけない」や「肩書きがたくさんあるヤツは地に足がついていない」という固定観念が、僕らの生存確率を下げている気がしてならない。

次の時代の子達には、次の時代の生き方を提案してあげたいな。

「やりたいコトが無いんです…」という相談を受けることがあるけど、その場所から動かないかぎり、自分の身の回りの情報は変わらないんだから、やりたいコトにも、やりたくないコトにも出会えなくて当たり前。

僕はバカみたいにアッチコッチに行くから、やりたいことだらけで、時間がいくらあっても足りません。

昨日は『保育園を作りたい』と『クレヨンしんちゃんの映画の脚本を書きたい』の二本立てで、また、やりたいことが増えました。
#しんちゃんって可愛いよね

皆さんからすると本当にどうだっていい話だと思うのですが、僕が言う「やりたいことがある」は、厳密には「見たいものがある」です。
僕は「ステージ上から見る客席」よりも、「客席から見るステージ」の方が好き。

ミュージカル『えんとつ町のプペル』を客席から観るのは楽しくて仕方なかったし、来月の大阪公演も楽しみで仕方がない。

(配信チケットはコチラ)↓
https://t.livepocket.jp/e/osakapoupelle

チケットを握りしめて、開演を待っている、あの時間、あの空気、あの高揚感、あの匂いが好きだ。

できればずっとあの席にいたいけれど、(こんなことを言ったら怒られるけど)あのドキドキをくれるエンターテイメントはそこまで多くない。

「ビジネスモデルから作り上げないと(収益モデルの見直しから始めないと)、同じような(どこかで観たことのある)表現になってしまうよ」とクリエイターさん達に言っても、日本だと「お金稼ぎの話ですか?」と返ってくる始末。
#だからこそシルクのGMとの話が楽しかった

結局、誰もやらないから、自分がやるんだけど、誰かがやってくれるのなら、自分は、その中心にいなくてもいい。
デビュー当時から散々露出してきたので、今さら「私を見てー!」とは思わないな。

後輩育成に精を出して、おいしい素材(チャンス)をどんどんプレゼントしている理由はそれ。

『ミュージカル』は瀬戸口の方が僕よりも詳しいし、
『コーヒー』は山邊の方が僕よりも詳しいし、
『NFT』はザッキーや、ななちゃんの方が僕よりも詳しい。

彼らが各プロジェクトの真ん中で旗を振って、僕はまぁ、サポートをしたり、ときどき「客寄せパンダ」をしたりしながら、客席から観ている。
それでイイし、それがイイ。

「世界が今よりももっともっと楽しいもので溢れますように」と本気で願っていて、その為になら、やっぱり後輩の育成はハズせない。

だけど、僕は僕でプレイヤーもやっているから(※今は映画を二本作ってるよ)、後輩育成は楽じゃない。

後輩がウンコみたいな仕事をした時は、映画の脚本執筆の手を止めて、しっかりと叱る。
#怒鳴ったりはしないよ

後輩のケツを拭いて、アトリエに戻るとド深夜になっていたり、時には朝になっていたり。
そこから、また脚本執筆をシコシコと。

……まさか苦労自慢をしたいわけじゃなくて、今、ボンヤリと頭に浮かんでいるのは、まだ19歳~20歳だったキングコングを毎日毎日叱ってくれたロザン菅さんのこと。

本当に毎日叱ってくれる先輩だった。

僕が「なんとなく」でやったアプローチに関しては特に厳しく叱られた。

「自分が仕掛けた行動(その意図)をミリ単位で説明できないと、改善点が見つからないだろ!もっと頭を使え!」と。

まさか後輩をイビるような人じゃないし、説教に酔うような人でもない。
ただただ僕に期待をかけてくれていて、「お前の才能を無駄にするな!」と本当に叱られた。

見落としてはいけないのは、「菅さんは、教育係ではなく、バリバリのプレイヤーである」ということだ。

朝5時過ぎまでキングコング西野を徹底的に叱って、朝7時には生放送に出ていた。

今の自分は、あの時に犠牲になった菅さんの貴重な時間の上にあって、そう考えると感謝してもしきれない。

「親になって、親の有りがたみが分かる」というやつ。

今度、菅さんと会う約束をしたので、その時、あらためて20年前の御礼を伝えようと思う。

あなたが「ありがとう」を伝えたい人は誰ですか? 
なんでもない日に、伝えてみてはいかがでしょうか。
#ダンディーなパーソナリティーがやってる深夜ラジオの締め方かよ

素敵な日曜日をお過ごしください。

西野亮廣(キングコング)

【追伸】

「https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

https://youtu.be/dnlJt-faUh4

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