『イベントの満足度&集客』と『NFTのデザイン』

投稿日:2023.07.01 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。





おはようございます。
「今年って梅雨あった?」と思っているキングコング西野です。

さて。
今日は『イベントの満足度&集客』『NFTのデザイン』という2つのテーマでお話ししたいと思います。
#やっているコトが多すぎてアウトプットが渋滞しています
 
 

えんとつ町の踊るハロウィンナイト
 

10月28日(土)に幕張メッセで『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』という狂気の盆踊り大会が開催されます。

スタッフ全員が「子供も楽しめるイベント(ファミリーで楽しめるイベント)を作るゾ!」と鼻息をフンフン鳴らしておりまして…背の小さな子でもステージが見れるように、そして、大人に押し潰されないように、「1㎡に○人」というところまでデザインしておりまして、チケット販売は約8000枚となりそうです。
#幕張メッセをギュウギュウにしない

当然、この決定には「チケットの売上だけでは回収できないイベント」という覚悟が必要で それもあって、クラウドファンディングなどを積極的に利用しております。

→ https://www.picture-book.jp/projects/halloween-lantern

そんな中、西野が「いいことを思いついた!」という面倒臭そうなアイデアをスタッフのLINEグループに投稿します。

たしかに準備は面倒臭いかもしれませんが、「会場の満足度」と「集客」のお手伝いになるような素敵なアイデアです。

結論を先に言っちゃうと、「えんとつ町の踊るハロウィンナイトの公式グッズとして『オリジナル手持ち提灯』を作っちゃおう!」です。

「えんとつ町の踊るハロウィンナイトのアイコンって何だろう?」と考えた時に、やっぱり最初に出てくるのは、櫓(やぐら)の上にある「巨大提灯」であり、幕張メッセの天井を飾る「三千提灯」です。

子供語に言語化すると「提灯がいっぱいあるイベント」です。

そう考えた時に、「地上」にも提灯があった方がイイ(提灯に囲まれる空間の方がオモロイ)と思いまして、「お客さんにも提灯を持ってもらいましょう!」と西野先生。

バンドザウルスのグッズの考え方と同じで、「お客さんに美術セットになってもらおう!」です。

そうなってくると、「欲しくなる(買いたくなる)手持ち提灯」の開発が必要不可欠で、美術の佐藤さんがデザインしてくださった『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』のロゴ入りの提灯を作ることになりました。
#ズンズン進めてるぞ

こちらのオリジナル手持ち提灯は、「現地で販売」ではなくて、在庫リスクをゼロにする為に、クラウドファンディングで「事前に販売(受注生産)」することにしました。
#こういうの凄く大事

そこそこのサイズの商品なので「配送料」がバカになりません。
#配送料を入れちゃうと高くなっちゃう

というわけで、クラウドファンディングで注文していただいたオリジナル手持ち提灯は「会場受け渡し(会場受付で受け取ってください)」にしました。

こうすることで、「オリジナル手持ち提灯を買っちゃったし(受け取りに行かなきゃいけないし)、『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』にも参加するか」という感じで、イベントの参加動機を増やして、集客に繋げます。
#したたかな男
#ここは真似してください

「空間の満足度」と「集客」の2つを同時に前に進めるスペシャルなアイデアでございます。
#イベントの予算の足しにもなる
 

マメにチェックしておいてください。

https://www.picture-book.jp/projects/halloween-lantern


 

NFTには「ギャグっぽさ」が必要
 

本日、二つ目のテーマは舞台『テイラー・バートン』の資金繰りのお話です。

こちらは公演まで一ヶ月を切っておりますので、なかなか緊急度の高い案件ではございますが、この状況を面白がりながら、確実に勝ちきるので、眼球を開けるだけ開いて僕らの動向を追いかけてください。

こんなことを言ったら怒られちゃうのですが、個人的には「日本の多くのNFTはあんまり面白くないなぁ(一部は面白い)」と思っています。

というのも、朝から晩まで語られるのは「フロア価格(そのNFTの市場の価格)」のことばかりで、「NFTで何ができるか?」という次の議論に進んでいない。

これは「年収○桁になりました!」とアピールしているアホと同じで、お金が「手段」ではなくて「目的」になってしまっている。

なので、そういった方々からのコラボの依頼はビックリするぐらいガン無視しています。
#7月7日にけんすうサンのNFTとコラボするよ

「お金」にしても、「NFT」にしても、「それを集めたことによって何ができるか? 世の中にどんな貢献ができるか?」が論じられる世界の方が僕は好きで、そう考えた時に、『テイラー・バートン』の「公演スポンサーNFT」は凄く好きなアプローチだったりします。
#この文化が根付くことによってどれだけの役者さんが救われることか

もう一つ個人的に好きなのは、「『テイラー・バートン』という宝石を巡る物語の舞台を、宝石(NFT)の売上でまわしている」というところ。

2年ほどNFTを触ってみて、あらためて思うのは、NFTのデザインには「かぁ~、ニクいねぇ~」というギャグ&オシャレ演出が必要で(というか、そういうのがあった方が良くて)、たとえば「イベントの制作費を集めるNFT」にしても、「どんなNFTを出すか?」がメチャクチャ重要です。

それでいうと、『テイラー・バートン』のNFTは正解を出していると思います。

そんな中、次は「稽古場スポンサー」のNFT(限定11個=稽古日数)も出そうと思っておりまして、どんなデザインにするか考えてみたのですが、こちらは劇中に出てくる「偽物のテイラー・バートン」にすると良さそうです。

劇中に出てくる「偽物のテイラー・バートン」は“アメ細工”なので、アメということが分かるように“溶かして”やろうと思います。
#まぁ実際はアメはそんなに溶けないけども

ということを、NFT担当のタケダにLINEで投げたところ、「(テイラー・バートンを)寝かせた状態で溶ける表現がムズいっす!アメーバみたいになるっす!」と返ってきたので、

「ここでは『溶けてる』と伝わることが一番大事なので、こういう時はお客さんの中にある『既視感(見たことある感)』を利用して、『溶けているモノ(ソフトクリームとか)』に寄せた方がよくて…『寝かせた状態で溶けているテイラー・バートン』ではなくて、『溶けたテイラー・バートンを寝かせた』が正解っす」

と返し、イメージイラストを送っておきました。
#下に画像を添付しているので御確認ください
 


本物のテイラー・バートン↑

偽物のテイラー・バートン↑

ここでも、「お前のテイラー・バートン、溶けてるじゃん!偽物じゃん!」というギャク性が必要で、これがNFTデザインの基本になってくるのかなぁというのが僕の思考の現在地です。

『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』と舞台『テイラー・バートン』。
緊急度の高い案件を軽やかに、ときにブルドーザーのように進めております。

引き続き応援宜しくお願いいたします。

現場からは以上です。

【追伸①】
「 https://salon.jp/nishino 」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

【追伸②】
舞台『テイラー・バートン』(脚本・演出 西野亮廣)のオンライン配信チケットはコチラから
→ https://chimneytownusa.zaiko.io/e/tayler-burton
#映像はメチャクチャ作り込みます
 


佐藤さんがデザイン中のロゴ↑

手持ち提灯↑


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