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いよいよ始まる

2023.07.13 / 西野亮廣エンタメ研究所

おはようございます。
週3ペースで講演会が入っているキングコング西野です。
#おかげでお喋りが上手になった気がする

さて。
今日は「いよいよ始まる」というテーマでお話ししたいと思います。
 
  

短くて、濃厚な夏
 

いよいよ明日から舞台『テイラー・バートン』の稽古が始まります。

2週間前(だっけ?)に立ち上げたクラウドファンディングの支援者数は1000人を突破し、支援総額は720万円突破。
本当にたくさんの方が背中を押してくださって、感謝感謝です。

(※クラウドファンディングはコチラ→https://www.picture-book.jp/projects/taylorburton)
#27日の見学チケットが残り2席

さてさて。

今回、せっかく時間を割いてやるからには、(これまでの経験を活かしつつ)「これまでやっていなかったコト」にキチンとチャレンジして、キチンと『データ』を取りたいと思っています。

“自分を追い込んでまで知りたかったこと”の一つ目は「このクオリティーの舞台を、このキャパ(たった二日間の本公演)で、回収する方法」です。

ちょっと話は飛びますが、2021年におこなったファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』は、もともと“いわゆる劇場”で公演する話もあがっていたのですが、“いわゆる劇場”で公演できてしまう未来が容易に想像できたので、「舞台袖」も「舞台の奥行き」も無い(セット転換ができない)、なんなら、天井のバトン(照明や美術セットを吊る棒)も無い『東京キネマ倶楽部』で公演することを決めました。

これは「逆張り」でも、奇をてらっているわけでもなくて、「この小屋でやれるものを作れば、世界のどこでも(屋外でも)やれるだろう」という考えです。

スタートしてみると、あの規模のミュージカルで「舞台袖が無い」「奥行きが無い」「バトンが無い」という環境は、もうハチャメチャに大変で、でもだからこそ、「なるほど。この問題は、こうやってクリアすればいいんだっ💡」という“発明”がたくさん生まれて、後に、それは自分の武器(手札)となりました。

なので、作り手としては「解決策を出さないと死ぬ」という環境は望むところで、今回も僅か二日間の公演で回収すべく、足も脳ミソもフル回転。
「なるほど。これを販売すれば良かったんだな」がポコポコ生まれています。

今回、試してみたいこと(掘り下げたいこと)の二つ目はお芝居の「遊びシロ」の部分。
#今度は運営の話じゃなくてクリエイティブの話です

「役者ではなく芸人をキャスティングした舞台の戦い方」は明確にあって、僕が芸人なのでよくよく分かるのですが、芸人には「脚本に書かれた台詞を一言一句変えずにお願いします」とお願いするよりも、「このシーンでのミッションは◯◯なので、△△と□□を経由して、そこに向かってください。その為なら、台詞は変えてもらっても構いません」と“ミッション”と“チェックポイント”を伝えた方が良いものが出来上がったりします。

脚本はあくまで「ガイドライン」という考えです。

ただ、ここをフリーにしすぎてしまうと、コアファンしか喜ばない即興劇のようなものになってしまうので(時々、見かける。全然面白くない舞台)、このあたりの手綱の握り方の正解を探るのが今回のチャレンジです。

クリエイティブチームの皆さんも今回は「締めすぎず、緩めすぎず」の丁度良いラインを探る旅だということは理解していて、「今回ばかりは、稽古を始めてみないと分からないね」と言っています。

ここでもう一度「運営」の方の話に戻しますが、このやり方(ミッションとチェックポイントの共有だけで進める舞台作り)を確立させれば、『稽古日数が大幅にカットできる舞台作品』を作ることができて、舞台人の負担を減らすことができます。

※「『稽古日数が大幅にカットできる舞台作品』を作りたい!」という主張ではなくて、「『稽古日数が大幅にカットできる舞台作品』という選択肢があると舞台人が救われるケースが増える」という話っす。

実際、今回の稽古日数は10日。
#個人的には3日でも良いと思っています

「全然、練習しないじゃないか!」というツッコミが飛んできそうですが、それは違って、この作品(こういった作り方をする舞台)の練習期間でいえば、僕は「23年」で、宮迫さんと木下さんは「34~5年」です。

これまでのウン十年の練習のおかげで、「相手がこうきたら、こう返す」「客席が重い時は、こう立ち回る」のパターンがウン千とある感じ。

『毎週キングコング』で、ネタ合わせを一度もせずに、キングコングが毎週「30分間の漫才」をやっているあのイメージっす。
#今週のオチは過去一だった
https://youtu.be/o6LYyGxVxY4

とにもかくにも、やるからにはチャレンジチャレンジチャレンジ。
今回も新しい『データ』を取って、この短くて濃い夏で、一回り強くなろうと思います。

現場からは以上です。

【追伸①】
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

【追伸②】
舞台『テイラー・バートン』(脚本・演出 西野亮廣)のオンライン配信チケットはコチラから↓
https://chimneytownusa.zaiko.io/e/tayler-burton
#映像はメチャクチャ作り込みます

舞台『テイラー・バートン』
https://taylorburton.jp/

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