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コロナ後のブロードウェイの今

2024.07.15 / 西野亮廣エンタメ研究所


 

おはようございます。
ニューヨークのスタッフにプレゼントする予定だったCOMET&WHINNYを日本から持ってくるのを忘れたので、たまたまニューヨーク旅の予定を入れていた梅田彩佳(元AKB48)に渋谷のオフィスまで取りに行ってもらって、ニューヨークまで持ってきてもらったキングコング西野です。
#女優さんをパシリに使うな

さて。
今日は『コロナ後のブロードウェイの今』というテーマでお話しさせていただきます。

打ち手を考える前に、まずは現状を正しく把握しておく回です。

本題に入る前に、まずはコチラの共有から。
 
 

海外のクラウドファンディング『INDIDE GOGO』の進捗状況
 

「海外に仕掛ける日に備えて、皆で海外のクラウドファンディングに慣れておこう」という号令のもと始まった『INDIDE GOGO』(※ボトルジョージの製作費を集めるクラウドファンディング)は、ご用意させていただいたリターン(返礼品)の『西野亮廣講演会を開催できる権(※飲み会でも可)』が【残り2枠】となりました。

ここで集まったお金は(サイト手数料を抜いた全額を)『ボトルジョージ』の製作費に充てさせていただきますが、今回に限っては「製作費を集めること」が一番の目的ではなくて、「皆で海外のクラウドファンディングに慣れること」が一番の目的なので、ここからリターンを追加することはありません。
#製作費はまた別の方法で集めます

この機会に是非、INDIE GOGOのアカウント作成を宜しくお願いします。

▼▼▼

■Step1 : アカウント作成方法

INDIEGOGO公式サイト
https://www.indiegogo.com

■Step2 : 支援方法

ボトルジョージのクラウドファンディング
https://www.indiegogo.com/projects/bottle-george-short-film#/

※さらに詳しい解説、PCをご利用の方は、以下のリンクをご覧ください。
https://subdued-laundry-5ad.notion.site/Indiegogo-3e4a453660f445f1804975cf36f36255

▲▲▲

さきほども書きましたが、今回のクラウドファンディングの『講演会を主催できる権』に限り、『飲み会への変更も可』とさせていただいておりますので(※サロンメンバーさんの主催に限ります)、御支援くださった方はスケジュール調整を宜しくお願いします。
#担当スタッフが秒速で対応します

そんなこんなで本題です。
 
 

ブロードウェイのエコシステム ~オリジナル作品が軒並み倒れている理由~
 

先日、NEW YORK ASIAN FILM FESTIVALのレッドカーペット終わりで、ブロードウェイのディレクターのセルジオと随分遅くまで呑みました。

セルジオは、ミュージカル『えんとつ町のプペル』のディレクター候補の一人で、日本だとUSJのハロウィンゾンビ企画の仕掛人として有名です。

才能に恵まれ、いつも陽気で皆から愛され、かつ、非常にクレバーな男です。
その彼が話してくれた「ブロードウェイのエコシステム」がメチャクチャ面白かったので共有させていただきます。

今朝のVoicyでもお話しさせていただいておりますが、ブロードウェイはコロナ後もお客さんが戻りきっていません。
僕の肌感だとコロナ前から30%ほどダウンしている印象です。
#だから新しいことを仕掛けられるチャンスではあるんだけれど

これによって、『ライオンキング』や『ウィキッド』といった超メジャータイトルのチケットが当日でも取れるようになりました。

コロナ前だと考えられないことです。

そして、「『ライオンキング』などのメジャータイトルのチケットが当日取れてしまうことによるシワ寄せが、オリジナル作品(新作舞台)に出ている」とセルジオさん。

言われてみれば「ああ、たしかに!」という話なのですが、ニューヨーク観光に来られる方の多くは、個別の「作品」を観光目的にしているわけではなく、「ブロードウェイミュージカルを観ること」を観光の目的にしています。

【作品名】で検索するのではなく、「ブロードウェイ ミュージカル」という【カテゴリー】で検索している…という話です。

なので、「『ライオンキング』と『ウィキッド』が満席だから、今日は『○○』を観よう」みたいな感じで、メジャータイトル(上)から順々に観に行く作品を選ぶ…みたいな特殊な環境になっています。

普通、「米津玄師のライブのチケットが取れなかったから、インパルス堤下のリサイタルのチケットを取ろう」とはならないじゃないですか?

ただ、ブロードウェイは「ミュージカルを観ること」が観光目的になっているので、「繰りあげ当選」みたいなことが起きているんです。
#堤下のリサイタルって何?

ただ、今(コロナ後)は、ブロードウェイのメジャータイトルが当日券で観れちゃうもんだから、オリジナル作品(新作舞台)は「メジャータイトルが満席で観れなかったから、こっちを観に来ました」というお客さんがゴッソリ取れなくなっている。

これまでブロードウェイの新作に光が当たっていた背景(新作が生まれ続けるエコシステム)には、「メジャータイトルが常に満席」という条件があったんです。

そして、それが今は無くなってしまっているので、オリジナル作品は立ち上がってもすぐに幕が閉じてしまいます。
 
 

その上で、これから仕掛ける新作舞台はどう攻めるか?
 

この状況を嘆いたって仕方がないし、それどころか、“日本人がつけいる隙”を与えてくれたこの状況を僕は歓迎していて、「その上で、これから仕掛ける新作舞台はどう攻めるか?」を考えたいです。

僕なりに色々と考えてみたのですが、「メジャータイトルから埋まっていく」というルールはおそらく覆せないので、まずは、ここに抗うことはやめようと思いました。

つまり、ミュージカル『えんとつ町のプペル』を「ブロードウェイ ミュージカル」で検索されてしまう(検索下位になる)作品にするのでなく、また別のカテゴリーで検索される作品にする。

その答えはまだ見えていないのですが、イメージしやすいところでいうと、僕が今年の春に観に行った中国の『重慶1949』という舞台は、「中国 ミュージカル」で検索してヒットしたわけではく、「海外 美術セット」で検索してヒットし、「これを観に行きたい!」となったのですが、まぁ、そんな感じ。

検索をキチンとハックして、(少なくとも最初は)ライオンキングと戦わない方向で攻めたいと思います。

やるぞー!!

今日はブロードウェイのエコシステムが今は崩壊してますよ…というお話でした。

現場からは以上です。

【追伸①】
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