こんにちは。
朝からコンサルでブチギレたキングコング西野です。
#熱血コンサルやで
さて。
今日は『動画集客に求められている【芸人目線】 ~見せたくないところが見たい~』というテーマでお届けします。
動画集客の話です。
刺さる広告
密着ドキュメンタリー『BackStory』の最新話(プペルバレエ回)の再生回数が伸びています。
今の感じだと、最終的には【40万再生】ぐらいになりそう。
今日はまさにこの辺りの話になるのですが、これまでプペルバレエはあの手この手でキラキラとした広告を打ち(自分達で運営している公式YouTubeチャンネルや公式インスタグラムの運営も含む)、撮影費や運営の人件費なんかを入れると、数十万~二百万円ぐらいをキラキラ広告にかけてきたと思うのですが……結局、今回の『BackStory』が最もプペルバレエの宣伝になったと思います。
僕はよく「YouTubeは、プロモーション動画(商品を売るための動画)しか残らない」という話をしていますが、同時に「広告は、人間ドラマを含んだ動画しか刺さらない」というのもあると思っていて、BackStoryが始まった当初は「キラキラとしたイメージビデオ(広告広告したPV)を作るのはやめましょう! とにかく人間ドラマを!」とスタッフさんに繰り返し言っていました。
「キラキラ動画になんか、誰も興味がない」と。
「たくさんの人に届ける」ということは、「届いて欲しくない人(心ない人)にも届いてしまう」ということで、人間ドラマを見せた以上、当然ネガティブな意見も飛んできます。
ですが、アンチは劇場には来ないし、劇場のお客さんとしてカウントされるのは「たまたま興味を持ってくださった極一部の方」のみ。
90%に嫌われようが(無関心層も含む)、10万人に情報を届けることができれば、1万人の御客様が劇場に足を運んでくださいます。
#それでいいじゃないか
大切なのは、「ファンとアンチ(無関心層)の比率」ではなく「分母(情報を受けとる人)」で、まずは分母を大きくすることが大切なのですが、嫌われたくないばっかりに(ガッカリされたくないばっかりに)自分のキラキラした部分だけを発信してしまい、「嫌われてもないけど、好かれてもない」というところに落ち着く人が結構います。
劇場集客(エンタメ)において、「嫌われてもないけど、好かれてもない」というのは敗北そのもので、つまるところそれは「集客力ゼロ」という状態なので、試合続行不可能です。
今回の『BackStory』で「関さん、しっかりしろよ!」と思われた方は結構いらっしゃると思います。
それでも、「『誰からも知られない』より1000倍マシ」で、もし、次にプペルバレエをやることがあれば、その時はかなり集客しやすくなっていることでしょう。
見せたくないところが見たいんだ
昨夜はファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』のクリエイティブ会議がありました。
各界のボスザルが一堂に会する面白ミーティングだったのですが、ミーティング終わりでアシスタントのタケダナナがボランティアスタッフとして助っ人で入っている『ホンジツ島のマジックアワー』(2025年1月)という舞台の「朝会」の話になったんです。
「『ホンジツ島のマジックアワー』チームは毎朝7時半から朝会(YouTube生配信)をしている」という話は前々からタケダから聞いていたのですが、イジツさんもその朝会を見たことがあるという話を聞いて、「コイツは見ずにはいられない!」ということで、今朝、見てみたんです!
これが、メチャクチャ面白いっ😍
もしかしたら、今日が「アタリ回」だったのかもしれませんが、タケダナナが『ホンジツ島のマジックアワー』のチームリーダーの高橋さんに…
「時間に限りがあるんだから選択と集中をしろや!」
「作品の内容を(スタッフに)共有してもらってねーんだから、スタッフはお客様に対して『来てください』しか言えねーだろ! 私は、まだこの作品のファンになりきれてない!」
「公演が赤字になったら誰かが傷つく(誰かがお金を貰えない)という現実がある中で、リーダとしてどう動くか?を真剣に考えろや!」
#口調はもう少し丁寧です
とブチ込んでいて、地獄みたいな空気になっているんですw
※コチラ→https://www.youtube.com/live/TIaBQ1dLom8
メチャクチャ言いにくいことを言っているタケダの覚悟も面白いのですが、言われたくないことを言われている高橋さんのリアクションが最高に面白くて、「あぁ、こういうシーンをBackStoryで流したらバズるなぁ(公演の宣伝になるなぁ)」と思って見ていたのですが、役者さんとかって(おそらくバレエダンサーさんも)、こういう姿を見せたがらないんです。
「そこの算盤を搭載していない」というか…その昔、キングコングが楽屋で取っ組み合いの喧嘩をした時に、喧嘩を止めに入った山口トンボに「カメラをまわせや! こんなオモシロ映像、金輪際撮れないぞ!コ○スぞ!お前!」とブチギレたことがあるのですが、多くの人は「チケットが売れること」よりも、「自分の見られ方」とかの方が優先度が高かったりします。
#高橋イクマさんはどうか知らないけれど
お笑い芸人は、「いかに自分がダメな人間なのか?」を売ることでファンを作っていく仕事なので、「ダメダメな部分」を撮られることに慣れているのですが、多くの人はそうじゃない。
だけど、それだと「集客に繋がる人間ドラマ(プロモーション動画)」なんて一生撮れません。
今、動画集客に求められているのは、「これ、いいネタになるなぁ」という芸人目線なのだと思います。
現場からは以上です。
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【最悪のシナリオ】『えんとつ町のプペル』はもう終わり
https://youtu.be/5PJn4A8DPRg
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