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開演前からアゲる

2024.05.28 / 西野亮廣エンタメ研究所



おはようございます。
「子供が頑張っている」というだけで簡単に泣いちゃうキングコング西野です。

さて。
今日は『開演前からアゲる』というテーマでお話ししたいと思います。

来夏のファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』(日本公演)の次の打ち手について🔥

本題に入る前に、まずはご報告です。

 

83%🔥🔥
 

2025年8月9日~30日に開催するファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の日本公演に2500名の子供達を無料招待すべく立ち上げたクラウドファンディングは、現在【734名】の支援者様から【1245万円】の御支援をいただいております。

なんと【2075名】の子供達(ときどき引率の大人)を無料招待できる計算です。

たくさんの御支援、本当にありがとうございますっ!!

クラウドファンディングのスタートから、そこそこ時間が経過し、もちろんプロジェクト立ち上げ当初の勢いはありませんが、それでも毎日少しずつ少しずつ支援者は増え続け(本当にありがたい!)、「しつこく告知をする」ことの大切さを今回も強く強く思い知らされています。

客席に子供がたくさんいる景色を僕はよく知っていて(※これまでもそこはメチャクチャ頑張ってきました!)、またあの景色を観ることができるなら、いくらでも頑張れます。
#明日も明後日も明明後日も頑張る

あんまり知られていないので(だけど皆さんも必要に迫られることがあると思うので)、キチンとお話しすると、最近は多くの人が『VIP戦略』を口にしていますが( #一度でいいから日本全体で西野を表彰してくれよ )、「VIP戦略で、子供達にチャンスを」というのはそんな簡単な話じゃなくて、「すべて汲み取った上で(支援の気持ちで)大きなお金を出してくださる方」のほとんどは【直接会っている人】なんです。

直接お会いして、お話を伺って、時に僕の想いを語って、そうして同じ時間を過ごした方が『VIP客』に立候補してくださっているのが現実です。

その為に睡眠時間を削って会食に行くことなんてザラで、そりゃ全然ラクじゃないです。

端から見ていると、そういった「根回し」を一切せずに(おそらく僕の表の活動だけを見て)「VIP戦略だー!」「子供達にギフトだー!」と叫ばれる経営者さんがいらっしゃいます。

たぶん、それは上手くいかなくて、そんな都合の良い話は無いんです。

なので(説教っほくなってすみません💦)、その角度(VIP戦略)から子供達に機会を与えようと本気で考えておられるのであれば、逃げずに「会食」に行ってください。

僕はやります。

引き続き応援宜しくお願いします。

🎁ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の日本公演に2500名の子供達を無料招待する為のクラウドファンディングはコチラ↓
https://www.picture-book.jp/projects/2025poupelle-musical-gift

そんなこんなで本題です。

 

お客さんになりきる
 

「お客さんに何がウケるか?」と「自分がお客さんだったら何が欲しいか?」は全然違っていて、僕はいつも後者を選びます。

舞台を作る時は、美術セット&照明がひととおり建て込めたら、今度は一旦劇場の外に出て、そこからエレベーターに乗って、チケットカウンターを通って、ロビーを通って、客席に入ります。

そして、その時に感じたことを全てメモ。

これは「高尾山の頂上に店を出すなら、まずは自分が高尾山を最初から歩いて登って、その時に一番欲しかったモノを売る」みたいなシンプルな話なのですが、多くの会議では「高尾山の登山客にウケるものは何だろう?」から議論を始めてしまいがち。

「『憶測』じゃなくて『事実』を基にサービスを創造しろ」という話です。

ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』(日本公演)でも、お客さんに最高の思い出を作ってもらいたいので、まずは自分がお客さんになろうと思いまして、先週の記事でお伝えしたとおり、最寄り駅から劇場までを(お客さん目線で)2往復して、そこで欲しくなったものをメモメモしました。

先週はそこで「広告枠」の話をしましたが、その広告枠に「宣伝」の意味はあまりありません。
#だって公演はもう始まってるし

その広告のターゲットは、まさかまさかの「ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』を観に来た人」で、「近づいてきてるー」という高揚感を作る為の広告です。
#商品を売ることが目的ではありせん

その上で…

駅から劇場まで歩いてみたのですが、実は、あんまり広告枠が無かったんです。
#2つか3つぐらいでした

この枠がプペルになっているだけでは「近づいてきてるーー!くぅーー!」という感情は生まれなくて、「もうチョット、何か欲しいなぁ」と思いました。

だけど、広告枠は無いし、「広告枠を新たに作る」というのは現実的じゃない。

そこで、思い出すのは野球やJリーグやBリーグなどの試合の日のこと。
駅を降りて、スタジアムに向かうまでの道で、ユニフォームを着ている人の割合が徐々に増えていって、あの時に僕らは「いよいよ始まる感」を覚えます。
#同士が増えていく感もある

僕が今回、広告枠に求めた効果がそこにあります。

あの状況が生まれる背景には、「試合を観に来るファンが、そもそもユニフォームを持っている」で、これが必須です。

そう考えると「劇場で販売するグッズ」も大事なのですが、その一方で、「劇場に向かうまでの高揚感を生んでくれるグッズ」も大事で、それには【事前販売】しておく必要があります。

もう一点。

先日、Bリーグの試合を観にいったのですが、人数的には圧倒的に多かったハズの琉球ゴールデンキングスのファンが、街中ではあまり認識できなかったんです。

一方で、広島ドラゴンフライズのファンが集まっている感じは凄くよく分かって、その理由はシンプルで『ユニフォーム(応援Tシャツ)の色』でした。

琉球は「白」がベースで、広島は「オレンジ」がベースだったんです。

「白のTシャツを着ている人」は街中にたくさんいるので、琉球ファンは、ちょっと埋もれちゃっていたんです。

その一方で、オレンジは良くも悪くも目立っていました。

この話をミュージカル『えんとつ町のプペル』に置き換えると、煙突掃除屋カラーとして黒色ベースのTシャツを作って、事前販売しても、“あの効果”はあまり生まれにくい。

だからといって、バンドザウルスのように派手派手の糞ダサいTシャツを販売するのもチョット…( #バンドザウルスの肉達に謝れ )、そこでイイ感じの落としどころを考えてみた結果、ついさきほど「オレンジ色のマフラータオルを事前販売だな」と黒西野が結論しました。

これだと、「近づいてきてる感(同士が徐々に増えていく感)」も演出しつつ、悪目立ちはしないので。
#タオルなんかナンボあってもいいですからね

思いつきで、「オレンジ色のマフラータオル」を事前販売しているわけではなくて、こういった狙いがあった上での「オレンジ色のマフラータオルの事前販売」だということを皆様には是非知っておいていただきたいです。

ミリ単位で全てを設計していきます。
プペルイヤーの足音が聞こえてきました。

現場からは以上です。

【追伸①】
「 https://salon.jp/nishino 」と「#レターポット」を付けて今日の記事の感想をXでポストした後、この記事のコメント欄に“ご自身の”レターポットのリンクを貼ってくださった方に5レター(ciao!)を贈らせていただきます。

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ミュージカル『えんとつ町のプペル 2025』(日本公演)に2500名の子ども達を無料招待したい!
https://www.picture-book.jp/projects/2025poupelle-musical-gift

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