村社会で戦えるチームを作る

投稿日:2024.01.02 / 西野亮廣エンタメ研究所

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おはようございます。
2024年の初夢が「俳優の渡辺謙さんと社員教育について口論になる」だったキングコング西野です。
#なんで

さて。
今日は『村社会で戦えるチームを作る』というテーマでお話ししたいと思います。
「なるほど、そんなことまでしなきゃいけないのね…」という少しエグい話です😁

さっそく本題です。
 
 

3人のキーパーソン
 

ミュージカル『えんとつ町のプペル』のプレゼン公演(1月18日、19日)の為、またまたニューヨークに来ました。

さすがにこれだけニューヨークに来ていると観光気分で浮き足立つことはなく、一歩目からお仕事モード。1月1日(アメリカは日本よりも半日遅く元旦を迎えます)から、プレゼン公演の準備や、『映画 えんとつ町のプペル』の台本の手直しなんかをしております。

さて。
今日は、ニューヨークのお仕事の裏側の「生々しい部分」の共有です。

ミュージカル『えんとつ町のプペル』のニューヨーク公演は、もともと CHIMNEY TOWN USAという会社が旗を振っていたわけですが、2023年の秋前に、CHIMNEY TOWN USAの代表のセトちゃんが卒業することとなりました。

ここに関しては、「ことエンタメシーンにおいて、CHIMNEY TOWN以上のチャンス(恵まれた環境)は、なかなか無いから、かなり苦労するぞ」という本音と、「それでも選んだのだから頑張って結果を出して!!! 結果を出してもらわないと、会った時に、なんか気まずいし…」という応援の気持ちが半々ぐらい。

セトちゃんの卒業の後を追うように、現地で動いてくれていた小野さん(学名=ニホン・オノコージ)もチームを離れ、なんと、ミュージカル『えんとつ町のプペル』のニューヨーク公演は、今の今まで、CHIMNEY TOWN側の現地スタッフが不在のまま(日本からの遠隔運転で)進められていました。

同プロジェクトに参加する現地スタッフ&現地キャストからすると、「運営会社の人間が現地に一人もいない」という、ありえない(まるで信用・安心できない)状況だったのですが、これまで築いた信頼関係と、この後に紹介する『2人目のキーパーソン』のおかげで、皆、特例中の特例として対応してくださいました。

ま。それもあって、11月から何度もニューヨークに足を運んだわけです

ただ、とはいっても、たとえば「ギャランティーの交渉」となった場合に、現地にいないと「そのスタッフが実際にどれだけ働いてくれているか?」「そのスタッフをチームに入れることが、チームにとってどれだけプラスになるのか?(※「スタッフのAさんがいると、投資家が集まりやすい」とかあります)」が分からないので、いつまでも日本から遠隔運転するわけにもいきません。

そこで『映画 えんとつ町のプペル』の北米公開でお世話になったスタッフさんにお声がけをして、「CHIMNEY TOWN側の現地スタッフ」としてチームに参加してもらうことになりました。

こちらがミュージカル『えんとつ町のプペル』のニューヨーク公演の『1人目のキーパーソン』です。

業界歴も長く(アメリカでの交渉はお手のもの)、公私共にお付き合いのある方なので(西野のスイッチをよく知っている)、一気に安心感が増しました。

年始から契約交渉や諸々の調整に走り回ってくださっています。

次に『2人目のキーパーソン』の話。

ミュージカル『えんとつ町のプペル』のニューヨーク公演のプロデューサーでもあったセトちゃんが抜けて、急遽、僕が“次のプロデューサーが見つかるまで”代打でプロデューサーをしていました。

そんな中、2023年の11月のリーディング公演を見に来てくれたブロードウェイのプロデューサー(通称=ブロ姉)が、ビックリするぐらい優秀な人物でした。

彼女は現在ブロードウェイで上演中の作品のプロデューサーをやっていたり、また別の作品に投資をしていたりして、ブロードウェイ一丁目一番地に両足を突っ込んでいます。

最初にお会いした時から、僕の中では「プペル@NYのプロデューサーは、彼女以外ありえない」となっていて、ガッツリ口説きまして、無事に「エグゼクティブプロデューサー」の引き継ぎが終わりました。
#契約内容も全てクリアに

そんなわけで僕の肩書きは「原作・脚本・演出」という定位置に戻りました。
良かった良かった。

次に『3人目のキーパーソン』の話。

さっきから名前を言えなくてもどかしいのですが(※タイミングを見て公表します)、もう一人「どうしてもチームに入れたい人」がいます。

肩書きで言うと何になるのかはチョット分からないのですが、ブロードウェイには

「『今、あの作品が面白いよ。チェックしておいた方がいいよ』とブロードウェイ村(関係者)に吹聴してまわるブーム仕掛人」

が何人かいて、そのトップをミュージカル『えんとつ町のプペル』チームに入れようと思っています。

すでに、顔合わせ&ディスカッション&ガッツリ口説きも済ませていて(#西野の仕事が鬼早い)、参加の意思表明もいただいたので、あとは契約書を結ぶだけ。

「『自分が働く村で影響力がある人』をビジネスパートナーとして自分のチームに入れる」というのも、なんともエグい話ですが、村社会で活動するには、こういう根回しが凄く大事なんです。

これは日本の地方でも同じこと。

そんな感じで、ブロードウェイ戦は、目に見えないところで、こんな駆け引きがあったりします。
「良い作品を作ればイイ!」というわけではなくて、「誰をスタッフに入れるか?」というのが、すっごく重要なんです。

引き続き頑張ります。
応援宜しくお願いいたします。

【追伸①】
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宜しくお願いいたします。

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