おはようございます。
一晩で三年分ぐらいの肉を食ったキングコング西野です。
#この話はまた今度
さて。
今日は『キャラクターの掘り下げ方』というテーマで、僕が物語(
先日の『Blueprint』(のチラ見せ)は「イベント運営」
「なるほど、西野のクリエイティブは、
本題に入る前にコチラの話題から。
BackStoryの最新話にドキドキした
密着ドキュメンタリー『BackStory』
コチラ→ https://youtu.be/OYhXBGGueS4
このあたりは来週の『BackStory』
文化祭が大好きなパリピ学生だったので(笑)
昨日ご覧いただいた映像は、来る日も来る日も0.
「アレいいよねー」「コレいいよねー」と言いながら、
あとは結果を残すだけです。
今朝のVoicyで昨日の動画の裏側を喋っておりますので、
これからもドキドキしていたいし、ドキドキさせたいですわ。
そんなこんなで本題です。
キャラクターの日記
僕が脚本を書く際に一番最初に手をつけるのは「ストーリー」
「キャラクターがしっかりとしていれば、
【ジャイアン】=いじめっこ
【のび太】=いじめられっこ
【ドラえもん】=のび太を助ける人
という三人の「キャラクター」がいた場合、
①のび太とジャイアンが街でバッタリ会う
②のび太がジャイアンにイジメられる
③のび太がドラえもんに泣きつく
…という「ストーリー」は、作者が意図しなくても、
「まぁ、A君とB君が出会ったら、その展開になるよね」
なので、脚本を書くときは「キャラクター」が先で、「
とくに『ミュージカル』となってくると、今度はそこに「作曲」
脚本を書く自分の為にも、作曲家さんの為にも「
さて。
気になるのは(気になっているのか?)「
これには、西野独自のやり方がありまして…
「そのキャラクターが自分の気持ちを整理する為に書いた日記」
そして、その日記を脚本家・西野亮廣に手渡し、
というわけで今日は最後に、『キャラクター目線の日記』
主人公の母親「ローラ」が書いた日記です。
「なるほど。『えんとつ町のプペル』って、
それでは、どうぞ。
現場からは以上です。
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「灯火」
今日は息子の帰りが遅い。
「事故に遭ったのではないか」「
そんな思いが頭を駆け巡る。
手の震えを抑えるように、私は何度も深呼吸を試みたが、
何度も玄関の外を見やり、
最悪の想像が頭をよぎり、胸が締め付けられるようだった。
玄関の扉が開く音がしたのは、
音を聞いた瞬間、私は立ち上がり、玄関へ走った。
そこに立つ息子の姿を見た瞬間、
何を叫んだのかはもう覚えていない。
ただ、胸から出てきた言葉を怒りに任せて息子にぶつけていた。
息子は少し驚いたような、
やがて、私の声が震え、途切れた。
息子がそこにいる。無事でいる。
それがわかった瞬間、体の力が抜けていった。
息子がそこにいる、それだけで十分だった。
そして私は、この制御できぬ感情が、
私は怯えているのだ。
秋の風が煙突の間をすり抜け、
私は縁側に腰掛けて、揺れる玄関の灯をぼんやりと見つめていた。
その灯は、あの日からずっと消さないでいるものだ。
消したら、彼が本当にいなくなってしまう気がして。
夫が波に飲まれたと聞かされたとき、涙は流れなかった。
それどころか、体のどこかが麻痺したように、
あまりにも突然で、受け止めきれない現実が、
彼を送り出した後悔を抱え、私はただひたすら、「そうか」
それからというもの、「行ってきます」
その言葉の背後に、「もう戻らないかもしれない」
そう思うたびに、私は玄関の灯を灯す。
この灯は帰りを待つ祈りであり、
そして、また私は送り出さなければならなかった。
今度は息子だ。
旅に出る覚悟を決めた息子の目には、夫と同じ光が宿っていた。
その光は眩しくて、どこか遠い世界を見つめているように感じた。
私はその目に向かって、精一杯の笑顔を作り、「
彼を送り出したときと同じように。
扉が閉まる音に、あの日の波の音が重なり、
「行ってらっしゃい」と送り出すたび、
「行かないで」と叫べたら、どんなにラクだろう。
見送るということは、こんなにも苦しいものだっただろうか。
夫を送り出したときよりも、ずっと胸が痛い。
きっと私はもう「送り出す」ことに慣れたくないのだと思う。
それから私はまた灯を灯した。暗い玄関が怖かった。
灯を消してしまえば、
夜の町の最後の夜。
黒く重い煙が晴れ、満天の星空が広がった夜。
星明かりに連れられて、息子が帰ってきた。
「ただいま」
そう息子が言った瞬間、私は息子を抱きしめた。
今度は涙が止まらなかった。
私は、どれほどこの言葉を聞きたかったのだろう。
声を震わせながら「おかえり」と言う私の背中を、
この子は、いつの間に、こんなにたくましくなったのだろう。
きっと、あの冒険のせいだ。
大変な冒険だったのだろう。
私は今日も玄関の灯を灯し続けている。
今は「帰りを祈る灯」ではなく、「いつでも帰ってきていいよ」
私は、あの日から少しだけ前に進めたのかもしれない。
ローラ
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