『寄付NFT』の展開例と、気炎を吐く『ボトル・ジョージ』

投稿日:2022.11.12 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。



 
おはようございます、キングコング西野です。
 
さて。
今日は「『寄付NFT』の展開例と、気炎を吐く『ボトル・ジョージ』」というテーマでお話ししたいと思います。
 
 

可能性だらけの『寄付(支援)NFT』
 

このサロンでも何度もお話しさせていただいているので、薄々お気づきかもしれませんが、西野亮廣は今、『寄付NFT(記念コイン)』にものすごーく可能性を感じています。
 
一番はやっぱり「横展開できる(横展開した方がイイ)」ということで、規格さえ合わせれば「コインを各種集めたい」というコンプリート需要が生まれ、それによって、自分がタッチしている以外の業界の支援ができます。
 
たとえば、「絵本寄付のコイン(ルビッチ柄)」と「映画チケット寄付のコイン(プペル柄)」を持っている人は、CHIMNEY COFFEEが仕掛ける「ラオスの就労支援のコイン(コーヒー柄)」が欲しくなったりする。
 
見方を変えれば、「コインを集める」を理由に、ラオスの労働環境に興味を持つことだってある。
 
ここで、少し話の規模を大きくしますが…僕達は「貧富の差が拡がっていくことが確定している時代」に生きています。
 
そんな時代ですから、「支援」をもっと滑らかに(身近に)していかないと、息苦しくてたまりません。
 
僕はいつも「社会問題を解決しながら、その“おこぼれ”を貰う」ということをやっているのですが、今回の寄付NFT(記念コイン)は、そこにはうってつけかなぁと思っています。
 
『情熱大陸』にも出演していたプラントハンターの西畠清順君(同級生です)とはすでに「森支援(森を守る)のNFT」の話をしていて、この先、うまく展開させて「障がい者支援」や「高齢者支援」に繋げられたらいいなぁと思っています。
#社会貢献をして好感度を上げようとしています
 
その為にはまず「記念コインNFT」の価値を創造する(皆が持ちたくなるようにコインをデザインする)必要があって、その第一弾として『絵本支援のNFT(※ルビッチ柄)』はピッタンコカンカンだなぁと思っています。
 
 

気炎を吐く『ボトル・ジョージ』
 

『コインのNFT』は、「手数料を除いた全額が支援に使われる」というルールであれば、当たり前ですが「必ずモノ(商品)を贈らなきゃいけない!」というわけではありません。
 
高齢者施設で働くスタッフさんの給料に充てられてイイ。
 
そう考えると「エンタメ支援」も有りうるなぁと思っていて、それこそ「スポンサーになったこと(作品に支援したこと)を証明してくれるNFT(記念コイン)」もあるでしょう。
#クラファン的なやつね
 
これまで、スポンサーを証明してくれるのは『エンドロールに名前が載る』だったのですが、日常生活で、エンドロールを観る機会はあまりありません。
 
そう考えるとウォレットに「◯◯(作品名)のスポンサーです」を証明してくれるNFTがあってもイイ。
 
これを考えるようになったキッカケは実は現在制作中の『ボトル・ジョージ』です。
 
今、ボンヤリとですが(確定していませんが)、「チムニータウンDAOに貯金しているお金(これまでのNFTの売り上げ)を『ボトル・ジョージ』の制作費に充てよう」みたいな動きが生まれていて、すごくイイなぁと思っています。
 
ボトル・ジョージの制作費は(ショートアニメーションなのに)1億円以上かかるのですが、この予算を大企業を絡めずに(DAOを中心に)自分達で調達して、自分達で権利をしっかりと握って、世界に仕掛けていけると、誰も観たことのない展開が観れそうだなぁと思っています。
 
「心臓のNFT」に対して、「ゴミモンスターのNFT」があったように、
「ボトルジョージの制作費をDAOの売り上げから出す」に対して、「スポンサーのNFT」があっていいなぁと思っていて…
 
その時、「エンドロールにスポンサーさんの名前を載せる」は少々無理があります。
ショートアニメーションのエンドロールの時間が短いからです。
 
だったら、皆が観ることができるウォレットで「ボトル・ジョージのスポンサーです」を証明できるようにした方が良くて、その時、「ボトル・ジョージ単体(ボトル・ジョージオリジナルデザイン)のNFT」を出すんじゃなくて、「支援繋がり」で、『記念コイン』デザインにした方が良いよなぁ…というのが僕の思考の現在地です。
 
問題は、「スポンサーのNFTをSBT(転売できないNFT)にした方がいいのかどうなのか?」という点。
 
絵本支援はSBTでいいと思うのですが、ボトル・ジョージのスポンサーのNFTは、それこそ世界的な絵画のようにスポンサー(オーナー)が転々としても面白いし、それこそが「エンドロールに載せない」の利点だなぁとも思っています。
 
このへんは、まだまだ研究の余地がありますね。
また進捗を共有します。
 

最後に、そんな『ボトル・ジョージ』の情報を皆さんに共有しておきます。
 
今、僕は『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』と、ショートアニメーション『ボトル・ジョージ』を同時に作っていますが(※どちらの作品も心から愛しています!)、世界の賞(コンクール)に近いのは間違いなく『ボトル・ジョージ』です。
 
こればっかりは、「AとB、どちらの作品が良い?」という話ではなくて、「世界のコンクールものは、ボトル・ジョージみたいな作品(社会性が強い作品)が強い」という向き不向きの話です。
 
製作は、現在Netflixで絶賛放映中の『ONI ~神々山のおなり』を手掛けるトンコハウスさんと、『リラックマ』を手掛けるドワーフさん、そして、CHIMNEYTOWNの3チーム(合同チーム)です。
 
昨日、クレジット(各々のポジション)が明確になって、以下のとおり↓
 
監督:堤大介(トンコハウス)
原作:西野亮廣
脚本:堤大介&西野亮廣
製作総指揮:西野亮廣
 
今回は『コマ撮りアニメ』になるので、現場でグゴゴゴゴーと手を動かしてくださるのは、ドワーフさん!
 
といった感じです。
 
「日本でヒットさせて、そのあと、世界で…」みたいな流れは考えていなくて、最初から「世界を獲る為には…」という話し合いになっております。
 
このあたりのクリエイティブの話も、サロンやDAOで積極的に共有していきたいと思いますので、今後とも宜しくお願いいたします!
 
最後に添付した画像は『ボトル・ジョージ』の舞台となる街のラフです。
#街の名前考えてー
 
現場からは以上です。
 
【追伸】
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
 
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