ただの日記

投稿日:2023.12.10 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。




おはようございます。
日曜日の今日は仕事のゴリゴリした話をお休みして、ただの日記をお届けしたいと思います。
今日は、最終日のニューヨークから。
#また3週間後にニューヨークに戻ってきますが


皆さんからすると知ったこっちゃない話ですが、「ニューヨーク→東京」は飛行機で14時間半かかっちゃうので、Voicyを予約投稿しなきゃいけなかったり、サロン記事を少し前倒しで書かなきゃいけなかったり。。
なので、ニューヨークの最終日はいつも作業に追われます。

日本とアメリカを行ったり来たりする生活を続けながら、コンスタントに情報発信を続けるのもラクじゃねえぜ。

今回は特に分刻みのスケジュールだったので、Voicyを録るタイミングや、サロン記事を書くタイミングをひたすら探っていました。
スタッフの皆さんが次の現場までUberで移動する中、「ちょっと歩きたいので、次の現場まで歩きます」と言って、一人の時間を強引に作って、オンラインサロンの記事を書いたりして。

さて。

先月(2週間くらい前)と今回のニューヨークで、ミュージカル『えんとつ町のプペル』を取り巻く環境が大きく変わりました。
正直に白状すると、今、僕の感情のほとんどを占めているのは「希望」や「期待」ではなく「不安」です。
お恥ずかしい話ですが、怖くてたまりません。

これは挑戦の副作用で、テレビの世界から飛び出した時や、映画公開前など、過去に何度か浴びたことがあるのですが、そういえば最近は、ここまでの恐怖を浴びていませんでした。

知らず知らずのうちに、皆様から応援していただくに値しない生き方を選んでいたのかもしれません。
#くだらねーな
#講演会やビジネス書でドヤってんなよ西野

僕は常に挑戦者を応援する(もしくは挑戦者の心の支えになる)人間でありたいです。

その手段は「高みの見物(安全圏から投げる言葉)」じゃなくて、「僕も頑張るから(頑張らないと終わるから)、あなたも頑張って」という「伴走者」のそれでありたくて、その為には自分も挑戦しなければなりません。

昨日できたことを繰り返してもそれは「挑戦」と呼ばないわけで…つまり、この調子で生きれば生きるほど挑戦が大きくなり、それに合わせて恐怖が大きくなります。
「成功すれば恐怖が消える」と思っていたのですが、大きな勘違いでした。

仕方がないので、ブルブルと震える膝を見て、「だけど、これでいいんだ」と自分に言い聞かせながら、今日も一歩ずつ歩いております。

そっちはどうですか?

せっかく本音を撒き散らしているので、このついでに「今さら、そんなことを言ったって仕方ないじゃないか」とツッコまれそうな話を最後にさせてください。

繰り返しますが、前回(2週間前)と今回のニューヨークで、いろんなことが一気に前に進みました。(※ブロードウェイのプロデューサーとの出会いが大きかったな)

もっとも、前に進んだからといって、このプロジェクトが上手くいく保証は一つもありません。それどころか、ブロードウェイに挑む99.9%のプロジェクトは結果を出せずに終わります。
もちろん僕らもその候補に入っています。

ただ、結果というのはどこまでいっても「授かり物」で、僕らは最終ノミネート(決勝戦)までは努力と根性で進み、最後の最後は神様に選んでもらうしかありません。
漫才も、絵本も、映画も、これまでの全てがそうでした。
「人事を尽くして天命を待つ」というやつです。

だからこそ「前に進む」ということに大きな意味があります。
最終ノミネートされるところまでは自力で進まないと、選んでもらえないので。

そのことが分かっているから、ニューヨークのスタッフは今、「やっと山が動いた! やったるぞ!」と燃えに燃えています。

昼であろうが、夜であろうが、夜中であろうが。
今、僕らは、時間を見つけては待ち合わせ、膝を突き合わせ、アレやコレやと細かい確認を繰り返しています。

その時、頭をよぎるのは辞めていったスタッフのこと。

僕の本音の本音を言うと、

「普通の人が千回生まれ変わっても参加できない挑戦をさせてもらっているのだから(※僕、このセリフよく言ってますね)、
そりゃ、誰よりも大きな不安はあるし、
誰よりも大きな理不尽を背負わされるし、
30分おきにトラブルは起きるし、
関係人数が増えればイジワルな人は混じってくるし、
人間関係のイザコザは尽きないし、
息を吸えばストレスが入ってくる。

だけど、『挑戦』って、そういうもんだろ。

全力で走ったら息が切れるように、
ニンニクを食べたら口が臭くなるように、
恋をしたら傷つくことも増えるように、
挑戦の規模に比例して『面倒』が大きくなる。

そんなことは最初から分かってたのに、そんな理由で降りるなよ」

といったところ。

世間はこれを「パワハラ」と呼び、「弱い人への理解が足りない」と叫ぶでしょう。
「頑張れない人だっているんだ」と叫ぶでしょう。

百も承知です。
だけれど、「この景色を見せてやりたかったな」という気持ちを消すことが僕は苦手で、素晴らしい景色に出会うほど「あのまま、列車にしがみついていれば…何やってんだよ、もうっ!」という気持ちが湧いちゃって、どうしようもない。

まぁ、でも、それは、この世界に入った日から何百回も何千回も繰り返されていることで。

ギアを上げる度に「ついていけない」という別れがありました。
挑戦を続けるかぎり、今後も続いていくのでしょう。
これはまぁ仕方ない。

仕方ないけど、せめて、「結局、そっちはそっちでイイ感じでやってるね」とハイボールを片手に笑い合える未来は迎えたいな。
会った時に気まずい空気になるのだけはイヤ。

西野は「何やってんだよ、もうっ!」と言いますが、大きな仕事をすることや、圧倒的な景色を見ることだけが「幸せ」ではありません。

辞めていったスタッフが自分の幸せを掴まえてくれたら、西野の「何やってんだよ」も綺麗サッパリ消えるので、辞めていったスタッフが自分の幸せを掴む日が来ることを心から願いつつ、僕も頑張ります。

それでは日本に帰ります。
飛行機で泥のように寝るゾ!

もうすぐクリスマスだな。

西野亮廣(キングコング)

【追伸①】
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

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【Fairytale of New York - Gianni and Sarah (Walk off the Earth)】
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