おはようございます。
NY行きの飛行機で“自分の席だけ”目の前のテレビが壊れていたキングコング西野です。
#ひたすらパソコンをパチパチしていたので問題無かったっす
さて。
今日は『業務連絡で興味を持ってもらおうとする西野』というテーマでお話ししたいと思います。
ニューヨーク決戦
ニューヨークに到着しました。
今回のメインのお仕事はミュージカル『えんとつ町のプペル』のクリエイティブ(新しく作り直したパート)のテスト。
ミュージカル『えんとつ町のプペル』は、2024年の1月に「投資家向けのプレゼン公演」が控えておりまして、今回は、そのプレゼン公演に向けての「最終テスト」といったところでしょうか。
ブロードウェイで戦う場合は投資家を絡めていかないと(ブロードウェイ村の文脈で戦わないと)、何も始まらないので、「投資家向けのプレゼン公演」は天下分け目の決戦となり、今回はその為の「最終テスト」ということなのでスタッフ一同、鼻息をフンフン鳴らしております。
到着したその日に、作品監修のアシスタントとして入ってくださっているYakoさんと合流し、(明日から始まるテストに向けて)脚本の微調整を70ヶ所ほど。
作詞のジェスが「英語版は、こういう言い回しにしてみてはどうか?」とたくさん提案してくれました。感謝感謝です。
ブロードウェイ奮闘記に関しては、明日からリアルタイムでお届けするとして、今日は、アメリカに来るまでの飛行機の中で睨めっこをしていた舞台『テイラー・バートン』の話をさせていただきます。
派手な手は打たない
ブロードウェイでのクリエイティブが佳境に入っている中、日本では、舞台『テイラー・バートン』の開催が迫っております。
早いもので(泣いても笑っても)1ヶ月半後です。
脚本に関しては、もう仕上がりきっていて、(あのメンツですから稽古場で大きく変わることもあるでしょうが)ここはもう大丈夫。
宮迫さんや木下さんが味付けすることも踏まえた脚本をバッチリと用意しました。
#稽古が楽しみ
考えなきゃいけないのは「予算」のこと。
こちらに関しては月並みですが「削るべき予算」を正しく削って、「増やせる予算」にはトコトン執着するべきだと考えています。
それでいうと「オンライン配信チケットを売る」が肝になってくると思うのですが、「オンライン配信チケットを買ってくださ〜い」を連呼するだけでは、購入まで至りません。
大切なのは「興味を持ってもらうこと」で、僕ができる仕事としては、「あの手この手で興味を持ってもらうこと」だと思っています。
サロンメンバーさんの中にも「いや、テイラー・バートンは見るつもりは無いっす」という方がいらっしゃると思うので、まずは、ここから。
#キミのハートを狙い撃ち
どうすれば舞台に興味がない人に興味を持ってもらえるのか考えたのですが、これはやっぱり(特にサロンの場合は)「制作過程を見せる(西野が試行錯誤している跡を見せる)」に尽きると思います。
てなわけで、この場でスタッフに「業務連絡」をすることで、制作過程を共有し、興味を持ってもらうことにします。
#下心まで全部喋るヤツ
そんなこんなで「業務連絡」です。
舞台『テイラー・バートン』を運営するCHIMNEY TOWN USAのスタッフさんへ。
小道具の準備に予算がかかると思うのですが、ステージで使用する小道具の中には、お客さんが「欲しい(買いたい)」というモノがあります。
とりわけ、今回の作品のアイコンとなるボスの愛犬『サリー』のヌイグルミは、「買いたい」という人がいらっしゃると思います。
宮迫さんの劇団設立に向けた記念すべき作品で使われたキーアイテムとして、そのニーズはありそうです。
というわけで、まずは『サリー』のヌイグルミを購入して、「千秋楽公演終了後に劇場まで受け取りに来ていただくこと」を条件に、ECサイトで販売してください。
公演直前になって慌てて販売するのではなく(それだと予算の見通しがつかないから)、なる早で販売して、「自分達は、あとどれぐらいの予算を用意しなければいけないのか?」を一日でも早くチームで共有してください。
僕らは自分達の作品に時にウン億円という予算を投じますが、ウン億円は、ウン百万円の積み重ねであり、ウン十万円の積み重ねであり、ウン万円、ウン千円、ウン百円、ウン十円の積み重ねです。
予算に対して「ヌイグルミ一匹」の値段は微々たるものに感じるかもしれませんが、そこを「微々たるもの」としてしまう人間(10円、100円を安く見る人間)に、ウン億円は扱えません。
この予算感覚はCHIMNEY TOWN USAのスタッフ全員が徹底しておいた方が良くて、『サリー』のヌイグルミの販売を安く見積もっていた(後回しにしてしまっていた)ことに関しては、エンタメ屋として焦りを覚えた方がいいと思います。
「削れる予算」と「削るべき予算」は全然違って、“お客さんニーズのある小道具”にあてる予算は「削るべき予算」なので、そこは徹底しましょう。
てなわけで、ソッコーで『サリー』のヌイグルミをECサイトに出しておいてください。
【追伸】
テイラー・バートンのHP(パソコン版)には、すでに完売となっている一般チケットの購入リンクがまだ出ています。
お客さんのガッカリを生まない為にも(※「期待してリンクを開いたら完売だった」という無駄骨を踏ませない為にも)、そして、「配信チケットの販売」に全振りする為にも、「一般チケット」のリンクは開けないようにして、一目で分かるように『SOLD OUT』の文字を入れてあげた方が親切だと思います。
バンドザウルスのプロデューサーへ
昨日、舞台『テイラー・バートン』の脚本をひたすら睨んでいた(シミュレーションしていた)のですが、今回の物語の舞台となる「アジアマフィアのアジト」の壁には、アジアマフィアのドン『ホイ・コーロー』の肖像画がデカデカと飾られているんです。
アジアマフィアのドン『ホイ・コーロー』は劇中には出てこないので(ボスは『噂話』でしか出てこない)、実は、この肖像画を誰にするか少し迷っていました。
「極楽とんぼの山本さん」や「ダイノジの大地さん」にマフィアのボスの扮装をするとビジュアル的にはシックリきそうな気もしますが、そうすると今度は「なんで、山さんなの?」「なんで、大地さんなの?」という『意味』が発生してしまうなぁ、と。
そう考えると、肖像画となるボスは誰がやってもアウトです。
人間がやる以上、必ず意味が発生してしまう。
というわけで、アジアマフィアの組織名を『九頭竜商会』にして、ボスの『ホイ・コーロー』は、ボスっぽいスーツで身を固めた「ボス・ザウルス」にすることにしました。
#緑富士さんのアートパネルのイメージです
(※このイメージ→)https://www.instagram.com/p/Co0aNGUyVVF/
ということになりましたので(#事後報告)、肉の皆様(バンドザウルスのコアファンの皆様)にお願いして、ボス・ザウルス『ホイ・コーロー』の画像をAIで生成して、NORAさんに展示しているアートパネルのようにパネル化し、NORA SAURUSのサイトで販売してください。
#スピード勝負だ
ボス・ザウルス『ホイ・コーロー』の肖像画の配送は舞台『テイラー・バートン』の公演終了後で、その肖像画の売り上げはバンドザウルスの活動費に充ててください。
「ボスの肖像画」に充てる予算が削れることで、舞台『テイラー・バートン』の制作サイドの取り分はシッカリとあるので、お気遣いなく。
ボス・ザウルス『ホイ・コーロー』の肖像画のサイズ(縦横比)に関しては、舞台美術の佐藤さんと相談してみてください。
AIで上げてくださったボス・ザウルス『ホイ・コーロー』の肖像画を選ぶ作業も佐藤さんと共有した方がいいかも!
もろもろ宜しくお願いします。
まとめ
という感じで、舞台『テイラー・バートン』は、押さえるポイントを確実に押さえながら(細かく致死率を下げながら)、丁寧に制作を進めております。
少し興味が出てきたでしょうか?
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現場から以上です。
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