CHIMNEYTOWN DAOのビジネスモデル

投稿日:2022.09.21 / 西野亮廣エンタメ研究所

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おはようございました!
正午前の挨拶を開発したキングコング西野です。
 
さて。
実はサロンで話したいことが溜まっておりまして(#毎日ネタが尽きないのスゴイな)…キングコングの次なるプロジェクトに関する話もしたいのですが(それはまた明日やるとして)、今日は『CHIMNEYTOWN DAOのビジネスモデル』についてお話ししたいと思います。
 
さっそく本題に入ります。
 
 

確実にやってくるネガティブな展開を先に潰しておく
 

正確な時期は分かりませんが、西野ほどの人物になると、そのプロジェクトが上手くいくか、上手くいかないか…上手くいかない場合は「何で躓くか?」は最初の二手三手を見れば手に取るように分かります。

昔、『西野亮廣のオセロ王』という、西野亮廣と芸人軍団が一対一でオセロ対決をして、「西野が負けた時点でイベント終了(イベント開始から5分経ってなくても!)」というヒリヒリするイベントを不定期開催しておりまして(全ての回で全勝したよ)、そこで、対戦相手の芸人が「二手目」を打った時に、西野が「勝ちました」と呟いたのは界隈では有名な話です。
 
そんな西野ですから「丸投げしたDAOが最初にどこで躓くか?」なんて、始める前から分かります。
#リーダーの件
 
これは僕に限った話ではなく、「その建て付け(ビジネスモデル)だと、このあたりで詰んじゃうよね」は、その道のプロからすると、予想でも何でもなく、「100%起こりうること」として分かります。
 
ちなみに当時、ハンカチ王子とマー君が甲子園の決勝戦で投げ合っていた最中に、番組ロケで御一緒させていただいていた掛布さん(元・阪神タイガース)が、「マー君はメジャーで活躍しますが、ハンカチ王子君はプロで一度も活躍できずに選手生活を終えます」と断言されていました。
まるで、未来を見てきたかのような口ぶりです。
 
『CHIMNEYTOWN DAO』が次に直面する問題は、「変化球的なNFTを出し始める」です。
「◯◯(キャラ)が△△してるところ」など。
 
「無能な人ほど変化球を投げたがる(ストレートで打ち取る力がないから)」というのは世の常ですが、それとは別で、「“えんとつ町しばり”でNFTの新ネタを出し続ける以上、ネタが尽きてしまって、一味も二味も加えたNFTを出さざるをえなくなる」という建て付け(ビジネスモデル)の問題があります。
 
どれだけ優秀な人が携わっていても、この建て付け(えんとつ町しばり)でやる以上、必ず躓いてしまうので、ここを先に潰しておく必要があります。
 
さて、「えんとつ町しばり」じゃないとしたら、一体何があるのでしょうか?
 
答えにいく前に、もう一点、共有しておきたいことがあります。
 
 

NFTクリエイターの仕事は「制作」と「販売」…そして「運用」だ。
 

「NFTを出す」と簡単に言いますが、忘れてはいけないことがあります。
 
それは、「NFTは買われた後に、価値が上がったり、下がったりする」です。
 
100万円で買われたNFTが、翌月には5万円になっている可能性もある。
販売しているものが「機能」じゃないので、値段が変動しやすいんですね。
 
そう考えると、NFTは「販売した後」が大事で、「価値を保つ(価値を上げる)ための活動」が大事です。
 
『新星ギャルバース』などは、一時期かなりの値段がついていましたが、今は落ち着いています。
最初から「アニメを作るための資金集め」と謳っていて、クラウドファンディング的に(支援的に)スタートしたプロジェクトだったので、それはそういうものだと思いますが、皆が皆、そこを把握しているわけでもないので、値段が落ちたことで不満を覚えた方もいたでしょう。
 
NFTは出した後の「運用」がメチャクチャ大事なのですが、NFTの(価値を守る為の)運用って、めちゃめちゃコストがかかるんです。
 
お気づきだと思いますが、西野はVoicyで毎日『ゴミNFT』の話をしていますし、『ゴミNFT』を盛り上げ続けてくれているCHIMNEY TOWN DAOのバックヤードでは、CHIMNEY TOWNのスタッフ(DAO運営専門のスタッフ)が朝から晩までベタ付きで動いてくれています。
#DAOメンも毎日頑張ってくれている
 
要するに、NFTを出すのはいいのですが、NFTを出したら最後、出したNFTの価値を守る為の「運用コスト」がメチャクチャかかるんですね。
 
このように整理すると、確実にやってくる未来が見えます。
 
それはIP(人気キャラなど)を持っている企業や、クリエイターが、「NFTで出したいけど、運用コストはかけられない」です。
 
「NFTが売れても、運用スタッフを2~3人雇うことになるのなら、赤字になっちゃう」という問題がある。
 
くわえて…
 
僕は国内のいろんな企業を見てきましたが、「コミュニティ運営が絶望的にヘタクソ」という問題がある。
これは、スタッフを2~3人雇ったところで、どうにかできる問題じゃない。
 
というか、キングコング西野よりもコミュニティ運営が上手い日本人に会ったことがありません。
 
ここが『CHIMNEYTOWN DAO』の狙いどころだと思います。
 
話を回収します。
 
 

NFTの販売&運用代理店になる
 

・「えんとつ町しばり」は、いずれ頭打ちする
・ IPを持っている会社(クリエイター)は、NFTを出したいけど、価値を保つための「運用」ができない
 
この二つの問題を解決する方法は、「CHIMNEYTOWN DAOがNFTの販売&運用代理店になる」の一択です。
 
「代理で販売します。売り上げも貴社に全額入れますし、運用もコチラでやります。そのかわりに、そのNFTが転売された時は5%だけウチに入れてください」ですね。
 
昨日の「地方創世NFT」の話にも通じますが、この建て付けだと、IP保持者がリスクを背負わなくてもいい。
運用スタッフを雇うことも、運用の為のコミュニティーを作る必要もない。
 
先日、アメリカでミュージカル『えんとつ町のプペル』を走らせている瀬戸口が「ミュージカルのNFTを出す」と言っていたのですが、出したはいいものの、ミュージカルのNFTの価値を守る為のスタッフを追加で雇ったり、ここから更に『ミュージカルDAO』とかを作るとなると大変で、このままNFTを出したら、「売れるけど赤字になる」という未来がやってくるでしょう。
 
「ウチに預けてくれたら、御社には黒字しか無いっす」というチームにすることが、CHIMNEY TOWN DAOを世界的なDAOに持っていく道だと思います。
 
ちょっと複雑な話をしていると思うので、分からない人はコメント欄に「よく分からないっす!」と正直に投げてください。
すぐに誰かが助けに来てくれます。
 
ま、そんな感じで、「地雷は先に潰して、キチンと世界を狙いに行きましょうね」というお話しでしたー。
 
現場からは以上です。
 
【追伸】
 
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
 
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