おはようございます。
ナイフでリンゴの皮を剥くのが東日本で一番上手いキングコング西野です。
さて。
今日は『才能の側に住め』という、少し耳の痛い話をさせていただきたいと思います。
さっそく本題です。
LAからクリエイターが離れていっている話
今回のニューヨーク旅の最終日は、先日のパーティー(西野亮廣を囲む会)にも参加してくださったHIROさんの紹介で、音楽プロデューサーであり起業家のアリ・ディー(2008年に映画『アルビンとチップマンクス』のオリジナル作詞作曲とプロデュースでアメリカンミュージックアワードを受賞した人)とランチをしました。
当日の朝にアリ・ディーに「今日、ランチしようよ」という話がいったみたいで、急遽、会議をキャンセルして、僕らのランチに参加してくれたアリ・ディー先生。
「Nise to meet you.」から1分後にはオフィスの会議室でエンタメ談義が始まり、そこから1時間ほどブッ通しで話して、「よし!ランチだ!」と店に移動して、さらに1時間半ほどエンタメ談義。
互いの製作物を見せ合って、すっかり意気投合した頃には、来月のニューヨークのミーティングの予定と、10月の予定(これはまた別の国でミーティング)が決まっていました。
つい3時間前までは他人だったのに、大きな仕事の話が二件入りました。
僕がニューヨークを愛している理由はまさにここで、世界のトッププレイヤーが半径30分圏内にいるところ。
そして、彼らもそこに魅力を感じてニューヨークにいるので、「今日、ランチしようよ」という誘いにすぐにのってきてくれます。
プレゼン資料を作ってウンヌンカンヌンやっていたら1年かかることが、一発のランチで決まったりすることがザラにある。
「それだけの時間(時間短縮)を買っている」と考えると飛行機代やホテル代なんて安いもので、その昔「東京の高い家賃は『才能』までの距離に払っているお金だ」と言ったことがあるのですが、その上位互換がニューヨークという街です。
そんな中、ニューヨークのまた別のプレイヤーから面白い話を聞きました。
「クリエイターのLA離れが加速している」という話です。
LAは「ミュージカル」というよりも「映画」というイメージが強いですが、曰く「ストリーミングサービスが根付いて以降、LA(映画産業)にあまりお金が回っていない」とのこと。
お金が回っている街に仕事が集まり、才能が集まり、
お金が回っていない街からは仕事が減り、才能が出ていく…が世の理で、その人はLAからNYへの引っ越しを考えているそうです。
身の回りから「才能」がいなくなることを損失として捉えていて、そのカバーをしている…という話です。
お金が回っていない街でも、ぶっちゃけ「仕事」に関しては、根性でどうにか作れると思うのですが、「近くに才能がいる」という状況を自分一人の頑張りで作ることは不可能で、才能を近くに置きたければ、やっぱり『街』は選ばなきゃいけない。
ですが、農耕民族である僕ら日本人は「『街』を選ぶ」ということに慣れておらず、基本的には生まれた場所から動かない。
なので、ほとんどの日本人が「『街』から貰う恵(めぐみ)」を知らない。
ニューヨークと東京を行き来する生活を送っていますが、今の東京は明らかにパワーダウンしていて(※お金が回っていない&老いている)、東京ですら自分を成長させるのは難しいと感じます。
とはいえ、現実的に考えて、「今からすぐに海外に行く」が難しい人がほとんど。
サクサクと『街』を選べればいいのですが、“引っ越せない理由”もあるわけで。
となってくると、できることは何か?
街を選ぶのが難しいのであれば、「強いヤツの近くにいる」が正解だと思います。
#よくある話ですが
強いヤツの近くに行くと、当然、劣等感を覚えるでしょう。
一声も発せずに終えてしまう呑み会もあるでしょう。
それでも強いヤツの近くにいた方がイイ。
そこにチャンスが転がっていることは勿論、呼吸すれば吸える距離に、一流の覚悟や、一流の決断のスピード、一流の仕事量、一流の遊び心を置いておいた方がイイ。
今の日本に住んでいても、なかなか街からエネルギーを貰えないので、せめて、人から貰った方がいい。
自分一人で強くなれると思ったら大間違いです。
ここまで言っても、内に(傷の舐め合いコミュニティーに)籠ってしまう人がほとんどだと思うのですが、今の日本で「強い人との出会い」への投資をやらなかったら、本当にペンペン草が一本生えない厳しい未来が待っていると思います。
「才能が近くにいない」ということを正しく恐れた方がいいと思います。
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