欲しいものを作る

投稿日:2023.08.22 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。




おはようございます。
「2023年夏の大仕事は『テイラーバートン』ですか?」と聞かれたので、「いえ、“あの番組”です」と答えたキングコング西野です。
#明後日収録です
#肛門がうずきます

さて。
今日は『欲しいものを作る』というテーマでお話したいと思います。

 

『テイラーバートン』がロングヒット!
 

舞台『テイラーバートン』のオンライン配信チケットが(ありがたいことに)まだまだ売れておりまして、ついに【8900枚】を突破。
いよいよ【1万枚】が射程圏内に入りました。
#やると言ったらやる男

オンライン配信は9月末までアーカイブが残るのですが、そこまでは今の調子で販売し続けて、10月に入ったタイミングで公式HPを『ディレクターズカット版(オンライン)』の販売と『映画館上映チケット』の販売を推し進めるページにアップデートしようかと思っています

才能あるキャストやスタッフを知ってもらえる機会だから頑張る!」という動機が勿論一番最初にありますが、2025年のミュージカル『えんとつ町のプペル』の資金繰りは今のうちから始めておりまして(#仕事が早い男)、そちらも動機になっています。
舞台『テイラーバートン』の黒字分は、そこにブチ込むつもり。

そう考えると、広告の手を緩める理由は1ミリもありません。
まだまだ仕掛けていきたいと思います。

 

欲しいものを作る
 

「お笑い」「絵本」「映画」「演劇・ミュージカル」…と様々なエンタメ業界を渡り歩いてきて、各業界にお邪魔する度に「かくあるべし」みたいな御指導(業界のルール)をいただいたのですが、よくよく考えると、そんなことを言ってくる人が作っているモノが面白かったことはほとんどありませんでした。

そして「違うと思うけどなぁ…」という違和感を覚えながらも、相手の言うとおりに動いてみて、良い結果が出たことなんて、ただの一度もなくて(※自分からアドバイスを求めに行った時のアドバイスは別!)、結局、全員の意見をビックリするぐらいガン無視して作ったのが『えんとつ町のプペル』でした。

舞台『テイラーバートン』もまったくそれで、市場調査をしたわけでもなく、クライアントから「メッセージ性も何も無いワンシチュエーションのコメディーを作ってください」と頼まれたわけでもなく、自分が作りたくて作りたくて仕方がない世界を作った結果(偏愛を押し付けた結果)、たくさんの人に喜んでもらえることができました。

ここから少し生々しく、そして少しムカつく話になるのですが…

僕の中では、「現代は、これだけたくさんのコンテンツに溢れているのだから、偏愛を押しつけるしかない」と思ってはいるものの、「受け入れられる偏愛」と「受け入れられない偏愛」が確実に存在することを知っています。

「お前のオリジナル(ゼロ→1)なんて、誰も興味ねぇよ」というアレです。
とても残酷ですが、その線引きは確かにある。

それでいうと、(20年以上やっているので、さすがに分かりますが)「西野亮廣の偏愛」は許されていて、ありがたいことに「おかわりください」と言ってくださる方も少なくない。

あまり自分で言い過ぎると勘違い野郎になってしまうので、このへんにしておきますが……とにかくまぁそんな感じなので、僕は「偏愛の押しつけが許される人」として立ち回るのが、どうやら良さそうです。

となってくると、僕の仕事の正解は「僕が欲しいものを作る」で、「ニーズ」は二の次です。

そんなこんなで、「僕だったら次に何が欲しいかなぁ」と考えてみました。

 

インテリアとしてのレコードジャケット
 

家にCDやDVDやブルーレイのデッキが無いもんですから、CDやDVDやブルーレイを買うことはありませんし、貰っても非常に困っちゃうのですが、一方で我が家には「レコードジャケット」があります。

レコードプレイヤーが無いのに。

説明するまでもなく「インテリアとしてのレコードジャケット」なのですが、レコードというのは壁に飾る時に(大きすぎるわけでもなく、小さすぎるわけでもなく)ちょうど良いサイズ感なんです。

買っているのは「機能」ではなくて、「意味」で、それもあって『映画 えんとつ町のプペル』では、レコードジャケット型のDVDを作らせていただきました。
#あれ大好きなんです

勿論、中身を取り出して、DVDを観たことは一度もありません。
『映画 えんとつ町のプペル』を観る時は、Amazonで観ています。

今さらな話ではありますが、よくよく考えるとコレ(観る時はAmazonで観るけど、レコード型のDVDは買う)って凄く面白くて、そのまま『ボトルジョージ』に転用できると思いました。

「観ようと思ったらYouTubeで全編無料で観れるけど、レコード型のDVDを買う」という。

僕、普通に『ボトルジョージ』のレコードジャケットが欲しいんです。
絶対にオシャレになるし。
会話のキッカケにもなる。

他人からすると、「観ようと思ったらYouTubeで全編無料で観れるけど、レコード型のDVDを買う」は何ソレ案件ですが、これが僕の偏愛で、これまでの経験上、「欲しい」という人が意外にいそう。

こういうことで予算を作っていけたら最高なので、タケダさん、レコードジャケットタイプのDVDの見積りをとっておいて。
#箱社長に相談してみるといいかも
#突然の業務連絡

『ボトルジョージ』に限った話じゃなくて、今後は『バンドザウルスのCD』なんかも、全て、レコードジャケットとして世に出して、星座のように、銀河鉄道の夜の「三角標」のように、レコードジャケットで僕らの軌跡が残せたら最高だなぁと思いました。

チームの皆のクリエイティブが目に見える形で残ると最高だなぁと思いました。

楽しそうだし、進めてみようっと。

現場からは以上です。

【追伸①】
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

【追伸②】
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