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今回のサーカスの反省点

2018.03.05 / 西野亮廣エンタメ研究所

【今回のサーカスの反省点】


①終演のアナウンス(「以上を持ちまして…」のやつ)を入れるタイミングが6秒遅かった。

これによって、「まだ何かあるのかも感(アンコールとか?)」が、お客さんの心の中で発生した。

同時に、「なんだ、何もないのか…」というガッカリを生み出した。

《原因と今後の対応》

リハーサル時に、「終演後のアナウンスは間髪入れずに出してください」と伝えたが、「間髪入れず」の体感がスタッフによって違った。

口で伝えるだけでなく、ここも練習した方か良かった。

②美術の予算感が伝わっていなかった。

今回はリクルートさんがスポンサーで入ってくださっていて、美術面をかなり強化できたハズだったのだが、普段通りの内容となってしまった。

結果、美術に使うハズの数百万円が使えずに終わった。

《原因と今後の対応》

マネージャーには「美術の大幅な強化」を伝えたが、今回が初めてだった為に、前回と比べることができず、今回の美術で満足してしまって「GO」を出してしまったらしい。

圧倒的経験不足のマネージャーを責めるわけにはいかず、これもやはり口で伝えず、キチンと図面を起こして、何度もやりとりするべきだった。

エンターテイメントは「気配り」だ。

徹底的に他社目線に立って、徹底的に先回りをする。

その時、必要なのは、センスなどではなく、経験。

作り手としての経験や、お客さんとしての経験。

ここが不足していると、気配りはできない。

当日、スタッフに「ここがダメ!」「そこがダメ!」と言っても、もう手遅れで、エンターテイメントに生きるのなら、空いている時間のすべてを作り手かお客さんとしてエンターテイメントに捧げないと話にならない。

その積み重ねが当日だ。

昨日、VANQUISHの石川涼さんとドリカムのライブを観に行った帰り道、「子供の頃と違って、大人になった僕らはもう、たくさん学んで、結果を出し続けないと、一緒にいれなくなっちゃう。寂しいよねー」という話をした。

https://vimeo.com/616108434/1ff64262a2

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