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乗る船が10割

2025.01.10 / 西野亮廣エンタメ研究所



おはようございます。
ダウン(上着)を日本に忘れたので、ニューヨークの街中の移動は全力ダッシュをブチかましているキングコング西野です。
#冬のニューヨークで部屋着で走っているのは僕だけです

さて。
今日は『乗る船が10割』というテーマでお話ししたいと思います。
中年全員にお届けしたい少々耳の痛い話です。

本題に入る前にご報告です。

 

「まず見つかること」が大事
 

この度、コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』がスイスの【ジュネーブ国際インディペンデント映画祭】に選出されました👑

【詳細はコチラ】
→ https://blackmovie.ch/2025/eng/films/fiche_film.php?id=2132

「おお! 最近ノッてるな、ボトルジョージ!」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

これにはウラがありまして…

選考委員はAIではないので、その年に作られた映画全てを観た上で作品を選ぶことは不可能なんです。

となってくると、どうしたって「目ぼしい作品」が選考の候補(そもそも選考委員が観てくれる作品)になるわけで、どこかの映画祭で賞をとれば(あるいは話題になれば)、選考委員に観られる回数が増え、今回のようにドタバタとドミノ倒し的に選ばれる傾向にあります。

「まず見つかることがどれだけ大切か?」というお話です。
そんなことを教えてくれる『ボトルジョージ』の世界戦はまだまだ続きますので、引き続き応援宜しくお願い致します。
#ジュネーブにお住まいの方は是非御参加ください

 

乗る船を選ぶ
 

そんな中、今日は【中年】全員に届けたい(耳の痛い)お話です。

アカデミー賞ノミネートに向けて盛り上がりを見せている『ボトルジョージ』ですが、この作品の制作に”かなりの年月”を要したことを忘れてはいけません。
そして、その時間は「限りある時間の中から削り出された時間」であることも。

人生の結果は「どこに、どれだけの時間を割くか?」という時間割が全てで、ことエンターテイメントにおいては、乗る船を間違えたら、どの島にも辿り着きません。
“類いまれなる才能を持ち合わせていても”です。

演劇の場合ならば、脚本が面白くなかったら、もう終わりです。
トップレベルの照明や音響や美術、スター俳優を揃えても無駄。

これだけ明らかになっている問題を前にして、はたして僕らは正しく船を選べているでしょうか?
そもそも「選ぶ」という作業に自覚的になれているでしょうか?

経験も何も無い20代に「船を選ぶ目」などほとんどありません。
20代がやれることは、目の前にある仕事を誰よりもやり倒して「選べる自分になる(選ぶ権利を獲得する)」ことぐらい。
#少なくとも僕はそうでした

冒頭で「耳の痛い話」と書いたのはまさにここからで、端からボンヤリと見ていると「目の前にある仕事をやり倒す」という20代の感覚のまま、30代、40代を迎えてしまっている人は、今とても苦しそうです。
#余計なお節介ですみません

中年は、20代にそれほどやらずに済んだ「乗る船を選ぶ」という作業をしなくちゃいけません。

選ぶことから逃げたらそこで試合終了で、その先はどれだけ頑張っても、どうにもなりません。

問題は、
「選ぶ目を持っているか?」ということと、
「選ぶ権利を持っているか?」ということと、
「正しく選べているか?」ということ。

「選ぶ目」に関しては「経験」がモノを言う世界なので難しいところだと思います。
ここは直近で結果を出している人のアドバイスを鵜呑みにするのがオススメです。

少なくとも『ボトルジョージ』の企画を立ち上げた時に、「なんでもいいから手伝わせて!」と言ってきた人は一人もいませんでした。
多くの人は『ボトルジョージ』に可能性など見ていなかったんです。
最初に「なんやよう分からんけど、やるっ! 仲間を集めてくるわー!」と言ってくださったのは松本Pでした。

「選ぶ権利」に関しては、「結果」がモノを言う世界ではありますが、「若さ」がモノを言う世界でもあると思います。

若い人間だけが持つ『期待値』は、どこにでもアクセスできる魔法の切符です。

そういえば去年、CHIMNEY TOWNのエセ学生インターンのニワ君が「僕、クリエイティブをやりたいんですよ~」と呟いていたので、

「居心地の良い学生(ド素人)とつるんでねーで、今のうち(若いうち)に『見学』でも何でもいいから一流の現場に入っとけよ」

と声を掛けました。
五年後には切れないカードなので。

…まぁ、それでいうと20代もある程度は選ばなきゃいけないのか。
#一筆書きで書いているので御容赦ください

一生予備軍のまま終わってしまうクリエイター予備軍は、「居心地の良い地元の仲間」や「話が通じる学生友達」と肩を寄せ合い、IKEA効果(※自分で作ったものに対して、本来の価値よりも高い価値を見出す心理現象)バキバキで、「俺たちの作品だー!どうだー!」という伝統ギャグを千年続けています。
#口が悪いぞ西野

それでいうと「せっかく『選ぶ権利(若さ)』を持っているのに、それを行使しない」という20代がほとんどなので、やっぱり今日の話は20代にも関係ある話ですね(笑)

 

結果に対してサイコパスであれ
 

あらためまして、20代にも、30代にも、40代にも、50代にも、60代にも、70代にも、爺ちゃん婆ちゃんにも届けたい話です。

繰り返しますが、人生は「船選びが10割」です。
正しく選んだ先で努力をしないと、努力の全てが水の泡となります。

そんな中、皆の「船選び」を見ていて思うのは、「そもそも選んでいない(流れに身を任せている)」という人がほとんど。

残りは、
「正しく選べている人」と、
「正しく選べていない人」と、
そして、「承認欲求が邪魔をして正しく選べていない人」です。

「承認欲求が邪魔をして正しく選べていない人」というのは、船を作る才能も無いのに「ワシが船を作るんや~」という人であり、船を漕ぐ筋力もないのに「ワシが漕ぐんや~」と言って持ち場を離れない(放さない)人です。

大切なのは、「その船に乗って、島に辿り着くこと」なのですが、「それを後回しにして、自分を売り込もうとする人」がいて、「その人を信じてしまう人」がいる。

背が低い時点でバスケットボールのセンターは諦めなきゃいけないのですが、「センターが好きなんや! やってみなくちゃ分からないじゃないか!」と、(数学的に言うと)【定数】を努力や覚悟で変えようとする人間が一定数います。

そしてそれを応援してしまう人がいる。

厄介なのは歳を重ねれば重ねるほど「お前のポジションはそこじゃないんだってば!」と諭してくれる人がいなくなること。
#だって面倒くさいもん
#本当のことを言ったらすぐにスネるし

まずは自分がココに当てはまっていないか自問自答してみてください。
僕もします。

僕も44歳なので「乗る船」は本当に慎重に選ばなきゃいけないなぁと思います。
毎日のように相談されるし、意外とお人好しなのでホイホイやっちゃいがちなので(反省)

人生は「船選びが10割」ということを今一度考えたいニューヨークからお届けしました。

今日はこれから『ボトルジョージ』の関係者向けの試写会とレセプションパーティーです。
媚びへつらってきますわ。

現場からは以上です。

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