サロンメンバーの皆で歌舞伎を学ぶ

2021.10.05 投稿
西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。


おはようございます。
岐阜県飛騨市の(西野的には)宇宙的アトラクション『ガッタンゴー』についての愛をラジオで語ったところ、飛騨市の観光課の方から「ガッタンゴーにご招待したいです」と御連絡をいただき、生まれて初めて「有名人で良かった」と思ったキングコング西野です。
#そんなことより
#ガッタンゴーにご招待って何ww

さて。
今日は『サロンメンバーの皆で歌舞伎を学ぶ』というテーマでお話ししたいと思います。
プチ勉強会でございます。

 

新しい挑戦が始まる


今朝、各方面でニュースになりましたが、前々から進めていた市川海老蔵さんとのプロジェクトを正式発表させていただきました。

来年1月に新橋演舞場でおこなう新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』のお知らせでございます。

※【市川海老蔵ブログ『お正月公演は…』】

https://ameblo.jp/ebizo-ichikawa/entry-12701902758.html

 

先日の記事で「基本的には、『世界に繋がるアクション』しかやらない」とお伝えしたとおり、今回の作品も「世界に持っていきましょう」ということで、海老蔵さんと話を進めています。


その為にはクリアしなければいけない問題が山ほどあるのですが、そのイチイチを突破していく過程もエンターテイメントなので、「死んだ!」「やばたにえん!」と言いながら全力疾走しようと思います。

まともに生きていれば、「300年の歴史を持つ成田屋(市川宗家)さんと、絵本を歌舞伎化して、世界に持っていく」という現場に立ち会うことはないので、ここからの数ヶ月(数年?)は、とても大切な時間になります。

この、もう二度とやってこない時間を、体験を、サロンメンバーの皆様と、できるだけ鮮明に共有したいので、今日は「歌舞伎」に対するの理解を深める回(プチお勉強会)にしたいと思います。

ちなみに、僕が守備範囲外に足を踏み入れる時のマナーとしているのは、『徹底的に勉強する(寄り添う姿勢を見せる)』です。

 

「役者」の比重が高い


歌舞伎の演出の一つに『早替り』というものがあります。
言葉は知らなくても、ニュース映像などで、なんとなく見たことがいる人も多いはず。

一人の役者が、老若・男女・善悪など、趣を異にする複数の役を一瞬で演じ分けるアレ(早着替え)です。

「一人七役の早替りは必見!」みたいな感じで、ニュースの見出しにもなったりします。

そこには長年紡がれてきた見事な技があるのですが、一方で、「ん? 七役なら、7人の役者でやった方が良くね」という疑問を持つ人も、中にはいるハズ。

たしかに、単純に、その方が一役一役のメイクや衣装を作り込むことができそう。
これがミュージカルであれば、「一人二役」する場合は相当の理由が必要になってきます。

ここには、メチャクチャ乱暴に言うと、「好きな役者を少しでも長い時間、見ていたい(見せてあげたい)」という想いが働いていて、もちろんそれは、お笑いでも、音楽でも、芝居でも、ミュージカルでもそうなのですが、歌舞伎は、その比重が他よりも大きいんですね。

すでにストーリーは頭に入っていて、「あの物語をどう演じるんだ?」という目線で観に来られるお客さんが少なくなくて、演劇よりも、落語に近いような雰囲気です。

落語に対して「会話劇なら二人でやりゃいいじゃん」というツッコミはナンセンスです。

市川海老蔵の舞台で、市川海老蔵を一秒でも長く見せるには、『早替え』という演出は外せないわけですね。

芝居と、ミュージカルと、歌舞伎では、それぞれ「ストーリー」と「歌と踊り」と「役者」の比重が違っていて、歌舞伎は「役者」の比重が他のエンターテイメントよりも高いのです。

当然、今回の『プペル ~天明の護美人間~』も、海老蔵さんが複数の役を演じ分けることになるのですが、彼と内容をつめていく中で、「○○も僕が演じたい」というお願いがありました。

○○というのは、主人公達と対立関係にある役どころで、「悟空とフリーザーの1人二役をしたい!」みたいな話なので、最初はビックリしてしまいました。

が、よくよく歌舞伎を学んでいくと、「…なるほど。そりゃそうだよな」となります。

歌舞伎のお客さんは、「プペル」であり、「歌舞伎役者・市川海老蔵」を舞台上に見ています。
当然、ステージ上に立つ市川海老蔵(プペル)の敵は、市川海老蔵と同じクラスか、それ以上の役者でないと、ハラハラしないわけです。

「海老蔵さんの方が強いじゃん」となるわけですね。

團十郎さん(海老蔵さんのお父様)が御存命であれば、○○の役は團十郎さんが務めてくださったのかもしれませんが、そういうわけにもいかず、そして、海老蔵さんの肩を並べる役者さんも、なかなかいません。

「お客さんは、役の向こうに歌舞伎役者を見ている」という視点で考えると、海老蔵さんが、プペルとプペルのライバルの二役を演じるのは、実に理にかなっていることが分かります。

このあたりのルールは、今回、歌舞伎の世界に飛び込んでみて、はじめてクリアになった部分で、こういった「気づき」をサロンメンバーの皆様と逐一共有していきながら、皆で歌舞伎に寄り添いながら、挑戦を進めたいと思います。

とりあえず、来年1月のスケジュールは絶対に空けておいてください😁

現場からは以上でーす。

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