おはようございます。
新R25にブチギレたキングコング西野です。
#詳しくはVoicyで
さて。
今日は「『誰もやりたくない仕事』を押さえる」というテーマでお話ししたいと思います。
さっそく本題です。
ユニークな参入障壁
昨日の記事では「日本人のビジネスリテラシー(マネーリテラシー)は絶望的だし、引き続き絶望的っぽいけど、それが『参入障壁』になってくれて、助かっている部分があるよね」という話をさせていただきました。
地味な内容に見えたからかもしれませんが、僕的には昨日の記事はなかなかのクリティカルヒットで、あらゆるものがコピーされ、コモディティ化していく中、「新しい収益源を開発する重要性について、頭では分かっていても、【手を差し伸べた仲間から石を投げられる痛み】に耐えられないからコピーできない」というのは、人間の本質をついていて痛快です。
こればっかりは、テクノロジーで補うことができない。
つまるところ、「そこを押さえておけば勝ちだよね」という話。
#分かっていてもほとんどの人ができないだろうけども
今日は、ここをもう少し深掘りしたいと思います。
誰もやりたくない仕事
「仕事は『やりたいこと』『できること』『求められていること』の三つのサークルが重なっている部分をやるといいよねー」という話があって、たしかにその通りなのですが、一方で、その“重なっている部分の仕事”が、他人と重なっているか否かも、ある程度は考えなきゃいけないなぁと思います。
他人と重なり過ぎていたら、それは「供給過多」ということになるわけですから、そもそも「求められていること」には当てはまらないと思うのですが、「まぁまぁ、求められているけど、重なっているよね(競合はいるよね)」ということは全然ある話で、“『やりたいこと』『できること』『求められていること』の三つのサークルが重なっている部分を競合と奪い合う”という泥仕合は珍しくありません。
この時、「競合と殺り合って勝つ!」というのも一手だと思いますが、一方で、「誰とも競わない」という道もあるんじゃないの?というのが今日の話です。
結論から言っちゃうと、「『求められているけれど、誰もやりたくない仕事』を狙うのがいいんじゃね?」といったところ。
日本の場合、これが何かというと(昨日の続きになりますが)「お金を作る仕事」です。
昨日の「仲間を守る為に新しい収益源を開発しようとしたら、仲間から石を投げられる」という痛みとは少し違って、「既存のお金の作り方」であっても、「お金を作る仕事」って、“こと日本においては”ビックリするぐらい感謝されないんです。
僕は作品作りとお金作りも両方やっている人間ですが、作品を作っていった場合(たとえば脚本を提出した場合)はスタッフからも、ものすごく感謝されるし、その先に、お客さんからもものすごく感謝される。
感謝されて、お金を貰えるんです。
ですが、睡眠時間を削って、人としての幸せをいくつか捨てて、死に物狂いでお金を作っていっても、“日本では”まったく感謝されない。
マネーリテラシーの低い(あるいは平和ボケしている)日本人のほとんどは、お金は「働いたら生まれるもの」だと思っていて、「誰かが作ってくれたお金を分配してもらっている」という意識を持ち合わせていない。
昨日、「手を差しのべた仲間から石を投げられる痛み」に耐えられる人はほとんどいないという話をさせていただきましたが、「チームの為に死ぬ気で働いているのに全く感謝されない痛み」に耐えられる人もほとんどいない。
だけど、その仕事はチームにとって必要なんです。
これが、『求められているけれど、誰もやりたくない仕事』です。
ブロードウェイで仕事をしていると、このあたりが凄く顕著なのですが、ブロードウェイでは「お金を作る仕事」はメチャクチャ感謝されるんです。
感謝されるどころか、「投資家を引っ張ってきた人へのリターン」までキチンと設計されている。
#投資家へのリターンじゃないよ
#投資家を連れてきた人へのリターン
「お金を作る仕事」は、けっこう花形の仕事なんです。
それもこれも、キャストもクリエイターも「誰かがお金を作ってくれないと、何も始まらない」ということを“知っている”から。
なので、ブロードウェイでは「お金を作る仕事」は「やりたい仕事」になっていて、当然、そこには競合も発生する。
ですが、日本では、「まったく感謝されないけれど、チーム(プロジェクト)にとっては必要な仕事」なので(=メンタルブロックという参入障壁があるので)、ここを押さえておくと強いなぁと思いました。
「大人が勉強をしない」
「国民の半分は爺さん婆さん」
「他人の揚げ足をとるのに必死」
…とまぁ、日本の残念な部分を挙げていけばキリが無いですが、どっこい、それによって発生しているドメスティックな参入障壁はあって、日本で活動するのであれば、そこを片っ端から押さえておくと良いかもしれません。
以上、現場から黒西野がお届けしました。
【追伸①】
「https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
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