おはようございます。
今朝のVoicyを聴いてくださったヨーロッパ企画の石田さんから「ゴーレムがあんなことになるなんて…」というLINEが入り、俄然、ゴーレムの行く末が気になっているキングコング西野です。
#あんなに優しかったゴーレム
#ヨーロッパ企画
さて。
今日は『チムニータウンDAOの方向性を整理・共有する』というテーマでお話ししたいと思います。
僕自身、「たぶん、こっちの方向かな?」と思いながら話しているので、「それは違うぞ!」という意見があれば、遠慮なくぶつけてきてください😍
全力ブチギレてやりますっ!!
#絶対に許さねえ
デザイン×背景に価値が生まれている
ほぼ毎日出品しているゴミNFT『Poubelleシリーズ』が好調です。
昨日は、黄色のスニーカーをモチーフにしたゴミモンスター『KI-PACCURINO』がオークションに出され、「5.3ETH(イーサ)」で落札されました。
『Poubelleシリーズ』の平均落札価格は「4.2ETH」。
日常、NFTに触れている方からすると(相場感を持っている人からすると)、これは大変な価格です。
僕達が考えなきゃいけないのは、「このゴミNFT(PFP)のどこに、どれぐらいの割合で価値が発生しているか?」でしょう。
ここをミリ単位で理解していないと、この結果を再現することはできません。
中タイトルにありますとおり、ゴミNFTの価値は、
①デザイン
②背景
の2つだと思います。
「投機性」があるかどうかは今の段階では判断しかねるので、そこは外します。
①デザインは、やっぱり大切ですね!
デザイナーの「かんかんサン」が、せっせと描いてくださっているのですが、「来るもの拒まず」で何でもかんでも採用されているわけではなく、予選落ちしたモンスターや、改善を求められるモンスターがいます。
「一見、皆が描けそうなモンスターをプロが本気で作っている」といったところ。
「同じようなものを描け」と言われても、少なくとも僕は描けません。
まずは「デザインがしっかりしている」というのがある。
2つ目は「背景」です。
ここには、「コミュニティー」や「理念」や「物語(ストーリー)」が含まれています。
とくに『Poubelleシリーズ』の物語は「えんとつ町のプペル」なわけで、これはもう、再現不可能です。
大ヒットさせて、アカデミー賞とか獲って、長年愛され続ける作品を作るのって、ほぼ無理ゲーです。
1万人が挑戦して1万人が失敗するレベルです。
その物語を背景に持つNFTは、やっぱり強くて、そこが価格に反映されています。
そう考えると、NFTの基本的な戦い方としては「背景をどう設計するか?」か、「すでに強い背景を持っている作品をどうNFT化するか?」の二択になってくると思われます。
お金を出して「NFT化」の権利を買う
昨日、チムニータウンのDAOの方々の生配信(YouTube)がありまして、そこで、今後のDAOの進め方について話されていました。
こちら →https://www.youtube.com/watch?v=kkUurc-6heI
バタバタしていて、全部は観れなかったのですが、途中途中は観させていただきました。
中でも面白かったのは「DAOにプールされたお金(NFTの売上)の使い道」です。
こちらに関しては、前々からサロンでもお伝えしているとおり、DAO内でウェイウェイやっていても、Web3マンセー村の人達の間でウェイウェイやっていても仕方ないと思っていて…
#だってオジサン達の内輪ノリってキモいじゃないですか
…「世間と接続すること」が重要だと考えています。
「世間の皆が知っているアレ」を手掛けているのがDAO…という名前の売り方ですね。
これをやらない限り、世間に進出することはできない。
渋谷の真ん中にビルを建てて、「あのビル、DAOで作ったんだよ」と言っちゃうような。
その時、初めて、「DAOって何?」と興味を持ってもらえる。大切なのは、その順番です。
それを受けて昨日(の配信で)話されていたのは、「DAOで『ボトルジョージ』(現在制作中のアニメーション)に出資して、『ボトルジョージ』のNFT化の権利を買う(出資のリターンとして貰う)」というもの。
すごく良いと思いました。
『ボトルジョージ』は、『ボトルジョージ』用に会社(株式会社ボトルジョージ)を一つ作るといいのかなぁと前々から思っていて、ただ「NFT事業」に関しては、NFTに強いチームに任せた方が良さそう。
「(株)ボトルジョージ」は制作や作品管理に集中した方が良さそうです。
#餅は餅屋
皆が『ボトルジョージ』のNFTを持っていたら、『ボトルジョージ』が海外の映画祭に出た時なども、そこそこ熱を込めて応援できそう。
「皆で作る」と打ち出してしまうと、これまでクリエイティブに携わったことが一度もない主婦までが、デザインやストーリー作りに参加してしまう…みたいなことが起きます。
人は強引に集まることはできますが、強引に集まった人の中から(世界でモノになる)IPが生まれることはありません。
非常に残酷ですが、そこだけは圧倒的に強いクリエイターファーストの世界線で、集合知が太刀打ちできる領域ではありません。
「いやいや、AIアート(集合知)とかあるじゃん!クリエイターはAIアートを駆使する素人に負けてんじゃん!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それは、弱いクリエイターが負けているだけの話で、強いクリエイターは、自分の才能に加えて、千年前からAIを駆使しています。
「制作会社はどこを担当するのか?」
「DAOはどこを担当するのか?」
「クリエイターはどこを担当するのか?」
「コミュニティはどこを担当するのか?」
ここをキチンと棲み分けることが大切です。
このサロンには経営者さんもたくさんいて、僕はそういう経営者さんには勝てません。
一方で、サロンメンバーやDAOのメンバーが数万人がかりで10年間会議を繰り返して、知恵を出し合って作品を作ったところで、僕には絶対に勝てません。
100万人集めても結果は同じです。
#梶原君に聞いてみてください
クリエイティブとは、そういう世界です。
なので、「勝てるところで戦う。勝てないとこには行かない」がメチャクチャ重要だと思います。
ディズニーとオリエンタルランドのように、戦場をわきまえながら、得意分野を活かし合いながら、前に進めると最高です。
現場からは以上です。
【追伸】
「https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
https://www.defi-ranch.com/how-to-buy-shinzo-nft/