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大きな数字など存在しない

2022.11.25 / 西野亮廣エンタメ研究所



 

おはようございます。
カジサックの「おなしゃす」が全然流行らなくて困っているキングコング西野です。
#もう諦めた方がいいのかもしれない

さて。

今日は『大きな数字など存在しない』というテーマでお話ししたいと思います。
相変わらずミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演のお話ですが、いろんな現場で使いまわせるような話だと思います。


 

数字を大きくしているのは自分自身だ



以前ラジオで『1万件のメール』という話で盛り上がりました。

「お客さんに1万件のメールを返さなきゃいけない」となった時に、「テンパる(慌てふためく)」か、テンパらないか?」…という議論です。


テンパる理由なんて1ミリも見当たらないと思っていたら、予想に反して、多くの方が「テンパる」と答えました。

その答えに対して、まるで理解ができなかったので、「ちなみに、メールを1件返すのは、テンパりますか?」と質問したところ、「1件なら、テンパらない」と。

続けて、「ならば、もう1件返すのは、テンパりますか?」と質問したところ、「いや、テンパらない」と。

続けて続けて、「ならば、もう1件返すのは、テンパりますか?」と質問したところ、「…いや、テンパらない」と。

何度質問しても、「メールを1件返すのはテンパらない。それは超簡単」という答えが返ってきました。

「メールを1万件返す」というのは、皆さんが「超簡単」と結論した作業を、ただ繰り返せばいいだけなので、今、その瞬間にやることは「メールを1件返す」のみです。
何も難しくない。

では、「どの瞬間に難しくなるのか?」というと、「極端な制限時間を設けられた時」です。

「10年間かけて1万件のメールを返す」というゲームならば、朝昼番に、それぞれ『1件』ずつメールを返せばクリアできますが、
「10秒後までに1万件のメールを返す」というゲームになると、10秒間で『1万件』返さないといけなくなります。

元来、「大きな数字」なんて存在しません。
『1万』は『1』という極めて小さな数字の集合体なので。

そんな中、「大きな数字」を存在させているのは、いつだって『時間』です。
「1+1」を1万回繰り返すには『時間』が必要で、そこから考えると、『時間』さえ確保すれば、僕らの目の前から「大きな数字」は消えます。

仕事ができない人に共通しているのは、「準備を始めるのが遅い」ということ。

「準備が遅い」→「時間が無い」→「大きな数字が発生する」→「大きな数字を前に泡を吹く」→「一発逆転の博打(大きな数字を一発で返せる施策)に走って死ぬ」

負ける人間は、いつも、このパターンです。

『大きな数字』を存在させているのは自分自身で、なので後輩達が「イベント直前で告知を始める」というウンコ仕事をすると、しっかり叱ります。
「ちなみにキングコング西野は『1人のお客さんを呼ぶ』を1万回繰り返すことしかできないけど、お前は『1万人』のお客さんを呼ぶことができるのか?」と。

映画『えんとつ町のプペル』は196万人を動員しましたが、難しい話じゃありません。
「1+1」を196万回繰り返しただけで、196万回繰り返すだけの時間を確保しただけ。
告知(集客活動)は、映画公開の何年も前から始めていました。

「来週イベントやりまーす。来てくださーい」なんてことはしません。
#フットサル規模なら話は別だけど


 

時間を確保せよ

 

昨日の記事で「早い日程から席を埋めていく」という話をさせていただきましたが、まさにそれが『時間を確保して(締切を伸ばして)、数字を小さくする』です。

おかげ様で(※宣伝に協力してくださって本当にありがとうございます!)、12月3日(初日)と、12月4日の昼公演&夜公演のチケットは完売。

12月5日は休演日ですので、チケットを捌く締め切りは「12月6日」まで伸びました。

僕ら(#すっかり運営の人になっちゃった)が次に全てのリソースを割かなきゃいけないのは、この「12月6日」の昼公演と夜公演のチケット販売です。

12月7日以降は後回しでいいし、日程が後になればなるほど、噂が噂を呼んでお客さんが集まるし、リピート客も増える。
#作品が強いからだよ

片付けなきゃいけないのは「12月6日」の昼公演と夜公演です。
ここを徹底的に潰す。
#黒鬼西野

あ、そうそう。先に言っておきます。

ミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演のラストシーンの「星空」が、どうやらモノスゴイんです。

武道館のライブ等で御一緒させていただいているイジツさんの仕業です。
#お遊戯会の照明もイジツさん

https://youtu.be/8pN-qL5Fp7k


昨日、照明も演出プランを送ってきてくださって、ブッたまげました。
#小劇場で体験できる照明じゃねえです

こんな「星空」は絶対に見せたいし、見たい。
ですが、これをやるには追加で『予算』がかかってきます。

それに対して、ジョーさんは「GO」を出されましたが、ぶっちゃけ(腹を割って喋ると)、ジョーさんが、この追加予算分をなんとかできるとは思えません。
#できないものはできない
#目の前のことに集中しよう

というわけで、この「星空」の予算は、僕の方で作って、大阪チームにプレゼントしようと思っています。
ちょうど、演出のイクマさんと、アシスタントプロデューサーの横田さんの誕生日なので、いつもギリギリで踏ん張ってくれているお二人にプレゼント。

(※なので、イクマさんと横田さんは予算のことは気にせず、ガッツリと「星空」を作ってください。イジツさんに任せると、大体イイ感じにしてくれます。)

ただ!!

大切なのは『時間』です。
僕が考えていることを共有させていただきましたが、『星空の予算作り』は、最優先事項じゃありません。
今、やらなきゃいけないことは「12月6日の昼公演と夜公演のチケットを売ること」です。

本日17時から『こりっち』というサイトで“手売り”がスタートします。

12月6日の昼公演は「S席=77枚」「A席=12枚」
12月6日の夜公演は「S席=11枚」
が、追加で販売されます。
ちなみに、12月6日の夜公演のチケットは『チケットぴあ』でも販売しています。

【チケットぴあ】

https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2224382&rlsCd=001&lotRlsCd


『こりっち』は、舞台専門のチケット販売サイトで…

①予約(希望日程など必要情報を入力)
②自動返信で振込先が送られてくる
③そこにお客様が振込む
④運営が振込確認できたら、チケットを用意
⑤チケット(ぴあと同じ紙チケット)は当日の受付でお渡し。(なので、席番は当日までわからない)

という手順になります。

『チケットぴあ』と違って、メールアドレス(アカウント)による予約数、枚数制限はありませんので、例えば、まとめて10枚予約して、誰かに配る…なんてことも可能です。
#べつにお願いしてるわけじゃないよ
#そういうことも可能だよというアナウンスです
#お願いしてるわけじゃない
#お願いしてるわけじゃないんだけど
#でも分かるじゃん
#そこは大人なんだから
#ちゃんとしようよ

【こりっち】
https://ticket.corich.jp/apply/212120/

とにもかくにも、今、狙うは「12月6日」。
明日からは僕も結構動けるので、ここに集中しようと思います。

「時間を伸ばして、扱う数字を小さくする」
「どうやって時間を伸ばすか?」

このあたりが、今回の決戦のポイントになってくると思います。

「今日、こりっちで12月6日のチケットを買うよー!」という方がいらっしゃったら、コメント欄まで御一報ください(※枚数も含めて)。

西野がものすごく懐きに行きます!

やるぞーー!

現場からは以上です。

【追伸】

https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

https://vimeo.com/774931103/c345247aec
 

https://vimeo.com/774931103/c345247aec


こりっち→https://ticket.corich.jp/apply/212120/
 

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