バンドザウルスの今後の展開を真面目に考えてみる

投稿日:2023.05.01 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。


 
 

おはようございます。
フットサルに来た子供から「ジャンケンは基本、チョキが勝つよ」と教えてもらったキングコング西野です。
#チョキが一番強いらしい
 
さて。
今日は『バンドザウルスの今後の展開を真面目に考えてみる』というテーマでお話ししようと思います。
現在地の再確認と先々の提案です。
少し長くなるかもしれません。
 
 

絶滅系アイドル爆誕
 

昨日の記事でも触れましたが、絶滅系アイドル『バンドザウルス』のデビューライブがありました。
デビューライブでは、「お客さんが面白がろうとしている姿」の確認と、「DJダイノジのポテンシャルの高さ」の再確認がとれました。
 
表向きはネタとして発信していますが、ネタでも何でもなく大真面目に“バンドザウルスはオリジナル曲を作る必要が無い”…どころか、“オリジナル曲を作ってしまうと活動の規模に制限がかかる”とすら思っています。
 
「お客さんに子供が多い日は子供が盛り上がれる曲を選び、ジャマイカでライブをする時はジャマイカ人が盛り上がれる曲を選ぶ」という無節操なアプローチが良い気がしていて、それで言うと「恐竜×DJ」の相性はバツグンで、これだと世代も国も飛び越えた活動が可能です。
 
🦖
2~3か月前のサロン記事でも書かせていただきましたが「オリジナル曲の価値」についても、あらためて共有しておきたいです。
 
AIで誰でも曲が作れるようになった今、「新曲」は量産体制に入ったので、これらの価値は下がると見ています。
 
そして、この大AI時代に僕らは、どんな曲を「名曲」と呼ぶのでしょう?
 
僕らはこれまで「美しいメロディーライン」と「美しい歌詞」の二つを兼ね備えた曲を「名曲」と呼んでいましたが、この二つはむしろAIの得意領域で、わずか数秒でこの二つの「たたき台(ラフ)」は創造されてしまいます。
 
これから僕らは1日に何百何千もの「美しい曲」が生成される時代を生きることになるわけで…こうなってくると僕らは「美しい曲=名曲」とは呼ばなくなるでしょう。
 
というのも、名曲を名曲たらしてめている所以には「美しいメロディー」「美しい歌詞」に加えて「希少性」があるからです。
 
そこから逆算すると「AIが生成できないものが入っている」が名曲を名曲たらしめる条件となってきそう。
 
んでもって、AIが生成できないのは「思い出」なので、きっとこれからの僕らは「思い出が詰まった曲(皆と思い出が共有できる曲)」を「名曲」と認識するようになると思われます。
#自分の未来の感情を予想しています
 
…とまぁ、『機動力(客層に合わせて選曲する)』の観点から見ても、『時代(AIがオリジナル名曲を量産しちゃう)』の観点から見ても、「恐竜」×「DJ(皆の思い出が詰まった曲)」という打ち手は多分正解で、完全に悪フザケで始めたわりには、それなりに可能性を感じています。
 
 

続けるほどに世界観が強くなる仕組み作り
 

5月28日から始まるバンドザウルスの個展『NORA SAURUS』は「ギャラリー」ではなくて、「美容室」で開催されます。
これによって、バンドザウルスに興味がない人にバンドザウルスの存在を届けることができるので最高っす。
 
展示する写真パネルは早くも売れ始めていて、現時点(個展スタートの1ヶ月前)で、すでに100万円以上売り上げています。
 
※コチラ→https://chimneytown.net/collections/norasaurus
 
これらのお金はバンドザウルスの活動費用(個展開催費用や、マスクの制作費など)に充てられ、今のところバンドザウルスは「音楽で稼がずに、肉活グッズとアートでマネタイズ」という奇妙な展開を見せています。
 
さて。
 
そんな感じで、あれこれ仕掛けているバンドザウルスですが、今後も「面白い」を絶対に優先するとして、一方で、打ち手の一つ一つが単発で終わると勿体ないと思っています。
 
活動の全て(費やしたコストの全て)が、次に繋がる…厳密に言うと“バンドザウルスの世界観の強化”に繋がるようにデザインした方が良さそうです。
 
そこで、ちょっと考えてみたのですが、今後、バンドザウルスがバンドTシャツなど(グッズ)を作る時は、基本的には「緑色」をベースカラーにして、可能な限り「ジャングル柄」にした方がイイと思います。
 
そうしておけば、Tシャツを売れば売るほど、バンドザウルスの客席が“ジャングル”になるので、ライブ演出の美術費が少し浮きます。
 
お客さんに対しても「360度ジャングル」「ジャングルをかきわけて恐竜を見る」という体験を提供できるので、ライブの価値が上がる。
 
デザインの参考にすると良さそうなのは、NIKEが仕掛けたサッカーのナイジェリア代表のユニフォームかしら。
#画像添付しておきます
 
客席がこの色(この世界観)で埋まっていたら、もう会場に入っただけで楽しくなる。
 
デザイン会議というのは「制限」を設けておかないと、考え方が分からなくなっちゃって迷子になっちゃう(※「何でもアリ」にすると、どこから考えればいいか分からないから)、こんな感じで、バンドザウルスとしてグッズをデザインする時は「ライブ会場が面白くなるようなデザイン」という制限を一つ設けておくと良さそうです。
 
そんなこんなで、バンドザウルスの次回のライブは渋谷クラブクアトロ(800キャパ)あたりを狙っています。
それまでには「ライブ演出となるバンドTシャツ」ぐらいは出しておきたいな。
 
Tシャツの販売は在庫リスクを抱えないように、クラウドファンディングの「All-or-Nothing」でやるといいと思います。
面白いことを続ける為に「負けないように戦う」を徹底する。
 
現場からは以上です。
 
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